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違うよ、双子とつながる時間だよ

切迫早産で入院になった1日目の夜。
淋しがりやの私は、やっぱり淋しくなって、
夜の空気がさらに、そんな気分を加速する。

もしかして、これは夫がいなくなっても生きられる私になる練習をしているのだろうか。

「ふたりもいるのにね、淋しいなんてぜいたくだよね。」
友だちにメールを送って、はたと気がついた。

入院して、夫と離れて、ひとりになった気分だったけれど、
いやいや、ここに家族がいるじゃないか。
しかも、2人も。

そう気づいたら、ほっとあたたかくなって、
心のなかで2人に「よろしくね」と、小さな声で挨拶をした。

※この記事は、出産前に書いていたものを、加筆修正して公開しています。

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