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【詩】風の時代に 風の道を歩むには

八幡宮の参詣道は

仲秋の名月が

真ん中から上るように

設計されているのか

今朝、境内(けいだい)の上では

雲間がひらいて明るい月は

夜明け前に世の夜を照らしていた

東の空に今は夕べの涼しさに

月あかりに向かう人の歩みは軽く

誰ひとりも気づいていなくても

一人ひとりを照らしている

まっすぐな道の真ん中を

まるい月が上るこころは

ハイアーセルフのひかりに

欠けるものが何もない

あふれる愛の表現に

欠けるものが何もない

風の時代に

風の道を歩むには

何ひとつ条件はなく

欠けるものが何もない






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