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深水ゆき乃のこれまでとこれから

こんにちは、深水ゆき乃(ふかみゆきの)と申します。
わたしのこれまでとこれからをお話しして、改めて自己紹介します。
少々長くなりますが、よかったらお付き合いください。


書く前のわたし

1990年生まれ、大阪出身の会社員です。
大学院を卒業し、就職した企業でなんとか働いてきました。上司からの評価も同僚との関係も良好だったのですが、ストレス性の体調不良は日常茶飯事でした。偏頭痛、背中の痛み、休日に動悸がする、歯ぎしりで歯が欠ける等…。

「人が怖い」という気持ちがつよく、電話もメールも会議もすべてが怖い。会社内での一般的なコミュニケーションに対して心理的なハードルがものすごく高く、自分の心と闘うのに日々多くの時間を費やしてきました。

また、母親と表面上は良好な関係を保っていたものの、心のうちでは複雑な思いがぬぐえず、連絡が来るたびにストレスを感じていました。

会社から逃げたいけれど、やりたいこともわからない。安定を失うのは嫌。夫と過ごす休みの日だけを楽しみに、愚痴ばかりこぼしながら悶々と過ごしていました。

書くことでみえたもの

2018年秋ごろから、SNSやブログをはじめました。やりたいことはわかりませんが、大学時代に諦めた「作家になる夢」は胸の奥にずっとひっかかっており、ここに突破口があるように感じたからです。当初は早い収益化を目指して、アフィリエイトのブログを運営していました。

でも、人に読んでもらうための文章なんて、急に書こうとして、書けるものではありません。まずは書きたいもの、書けるものを探すために、本を読むところからスタートしました。その過程で心理学や脳科学など、自分の内面を説明してくれる本にたくさん出会って、少しずつ自分に向き合えるようになっていきました。また、Twitterで同じ悩みを持つ人たちと話すことができたことも、大きな転機でした。

2019年秋、「とりあえず毎日書いてみよう」と連載を開始しました。更新は残業の多い時期も含めて100日ほどつづき、「誰にも言えない」と思っていた過去を言葉にすることの効用を知りました。

「人が怖い」と思う発作はそう簡単になくなるものではありませんでしたが、書く前の愚痴だらけの状態からは少し前進した感覚がありました。そのころ、不妊治療の甲斐あって息子を授かります。(下は、不妊治療から出産までの記事をまとめたマガジンです。)

「我が子が生まれる」というとんでもなく大きな変化は、このままじゃ嫌だ、と思うわたしの意思を堅牢にしました。やりたいことがわからず、仕事には不満だらけ。母親との関係にずっとモヤモヤしている。――そんな自分から卒業したいと、それまで以上に真剣に望むようになりました。(下は息子が4ヶ月から6ヶ月のころに書いていたマガジンです。)

息子が生まれて数ヶ月経ったころ、わたしは本を執筆することを決めます。長文を書くのはまったく初めての挑戦でしたが、この育休中を逃したら老後まで書けないかもしれないと思い、着手しました。夫婦そろって1年間の育休をとっており日常生活に余裕があったこと、友人の応援があったことも大きいです。

2022年1月、初のエッセイ本を発売します。

ボリュームと価値を備えた「本を書く」と決めたことは、わたしにとって本当に大きな転機となりました。ここまででお話ししてきた、わたしの人生における悩みや課題にひとつひとつ取り組み、さまざまな気づきを経て、それを言葉にするという営み。これほど深く考え、それを形にする経験は、本を書くほかにはないだろうと感じました。

執筆を経て、わたしは自分のことをこれまで以上に理解できたと感じ、それゆえの安心感も得られるようになりました。書く前よりも確実に、日々の生活が楽しいと思えるようになったのです。

「書くこと」以上に、わたしの人生を良くしてくれるものはない。そう感じたわたしは、さらに連載をつづけました。

書くことの先へ

育休中の時間を使って書くことをつづけたものの、「人が怖い」という感覚は未だ乗り越えられず、やりたいこともわからないまま。ひとりでできることの限界を感じたわたしは、心の問題に対して初めて本格的に人の手を借りることを選択しました。

2022年6月、かねてからご縁のあった日本エンパシー協会にて、共感や心の仕組みについて学びを得ました。また、コミュニティに参加するなかで、メンターと呼べる方との出逢いを果たしました。

他者からの学びによって自分の内側が変わる経験を、少しずつ重ねました。このときの内面の変容はめまぐるしく、文章をつづることのできない期間がつづきました。

もう一度、書きはじめる

2023年4月、育休から復帰して以来、あわただしい日々がつづいています。そんな中でも自分と向き合うことを諦めずにつづけるうち、自分のほしいものやしたいことが少しずつわかってきました。この経緯はまたいつか、形にしようと思っています。

現在は下記のマガジンで、息子との日常をつづっています。わたしの在り方・解釈をしたためることが、世界に一滴のあたたかさをもたらすことを願って。


長い自己紹介に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。もし、わたしの思いにぴんとくるところがあれば、「スキ」や「コメント」いつでもお待ちしています。これからも、どうぞよろしくお願いします。



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自己紹介

最後まで読んでくださってありがとうございます! 自分を、子どもを、関わってくださる方を、大切にする在り方とそのための試行錯誤をひとつひとつ言葉にしていきます。