病めるときも、健やかなるときも。
今日、29年間慣れ親しんできた苗字とさよならをする。
そうして、9年間という月日をともに歩んできたひとと、あたらしいひとつの"家族"を始める。
顔合わせを終えて、素敵なふたつの指輪が出来上がっても、まだいまいち実感の湧いていなかったわたしだけれど。
入籍に向けて必要な手続きのあれこれを会社の総務に相談したり、新しい苗字の印鑑を用意しているうちに、
急に"結婚"の二文字が現実感を帯びて、こちらに迫りくるのだからふしぎなものだ。
"戸籍"とかそういった類のものを、人生でこ