マガジンのカバー画像

水彩絵日記〜君と過ごす瑞々しい日々〜

17
運営しているクリエイター

記事一覧

秋と遊ぶ息子

秋と遊ぶ息子

落ち葉を拾ってお面にしたりお皿にしたり、
これでもかってほどどんぐり集めたり、
秋をめいっぱい楽しんだ息子。

季節が変わるのが楽しみだね。

夫は、とても繊細に言葉を扱う

夫は、とても繊細に言葉を扱う

夫は言葉の使い方にとても敏感だ。

息子が泣き止まなかったとき、私が「息子がぐずってる」というと、
夫は「『ぐずる』って言葉、言いたいことは分かるんだけど、泣いてることに対してネガティブなイメージを感じるから使いたくない」と言った。

んん?でも、泣き止まない状態のことはどう言うの?と聞くと、
「『長く泣いている』はどう?」と。
いやいや、それはよけい分かりづらいような…。

夫の言いたいことは、

もっとみる
女の子の色なんてない

女の子の色なんてない

「これ!」

1歳8ヶ月になった息子がパステルピンクの靴を指さして言った。

先週末、息子の靴が少しきつくなってきたので14センチの靴を買いに、赤ちゃん本舗へ行ったときのことだ。靴コーナーには、100種類以上の靴がズラ〜と並んでいる。

「これがいいの?」

「これ!ピンク!!」

息子は最近気に入ったものがあると目をキラキラさせて「これ!」と選ぶ。おもちゃでも、Tシャツでもなんでもそうだ

もっとみる
どうして 君から目が離せないのか

どうして 君から目が離せないのか

先日、「“いい顔“を水彩画にします」とツイートしたところ
鍵アカの方も含めると1200名を超える方々から応募いただきました。

子どもの顔を見ていると、くるくる変わる表情から目が離せない。

真剣な表情で夢中になって積み木を重ねたり、イタズラをしてキャキャっと笑ったり、 離れるのが嫌だとあごを突き出して涙したり。

私たちはもちろん急いでカメラを向けるのだけど、なかなかうまく捉えることができない。

もっとみる
できるできないは、大した意味を持たないのかもしれない

できるできないは、大した意味を持たないのかもしれない

息子が最近ジャンプに挑戦中だ。

私が「ジャーンプ」といって飛び跳ねると
自分もとばかりに「たーんぷっ(ジャーンプ)」と言って体をグッと持ち上げて、
ドヤ顔でこっちを見てくれる。
それはものの見事に地面に足がついたままなのだ。

彼を見ていると、あぁできるかできないかって、本当は大した意味を持たないのかもしれないと思い始めた。

彼は今できないことを特に気にしていない。
ただ、ただ、挑戦すること自

もっとみる
見知らぬ人とと笑い合う息子から大事なものを教えてもらっている。

見知らぬ人とと笑い合う息子から大事なものを教えてもらっている。

「花咲か赤ちゃん」

と題したツイートをした。

息子は、すれ違う見ず知らずの人に笑顔で手を振る。

すると忙しそうにしていたサラリーマンも、

数メートル先をぼんやり見ながら歩いていたおばあちゃんも、

眉間に力が入ることが癖になっているおじいちゃんも、
手を振る息子に気づくとちょっとホワっとした顔になる。

笑顔という花を咲かす様子は「花咲かじいさん」ならぬ「花咲か赤ちゃん」だ。

ほんの一

もっとみる
安心する音

安心する音

スースー

私がいま最も安心する音

先日溶連菌になって39.7度まであがった息子が、いま涼しい顔をして寝ている。

スースー

なんて気持ちよさそうに寝ているんだろう。
良かった

いつまでも聞いていられる穏やかな寝息、
なんて思っていたらまぶたが重くなってきた。

心から安心して、寝ている息子の手をちょっと握って私も眠りにつく。
#水彩育児日記 #育児 #子育て

息子が溶連菌にかかった

息子が溶連菌にかかった

息子が溶蓮菌にかかった話。

月曜日の朝、なんだか息子の体が熱い気がした。とっても元気そうだったけれど夫が熱を測ってくれたところ37.5度だった。
小児科にいくと「喉が赤いね」と言われ、溶連菌の検査をする。
溶連菌の検査結果は陰性。
ウイルス性の風邪でしょうということで、喉にきくお薬を処方してもらう。息子は体がポカポカしているものの、元気そうに動き回っていた。
咳やくしゃみもほとんどない。

火曜

もっとみる
家族って楽しい

家族って楽しい

最近、息子が何かをしたいとき言う言葉は「みるー!」だ。

唯一話せる動詞が「見る」だから、食べたい、遊びたい、◯◯したいという言葉はすべて「みる」と表現する。

ご飯食べる?と聞くと「みるー!」と答える息子を見て、可愛いなと思う。そして夫にすぐさま報告する。そして夫も可愛いねと言う。

この話だけ聞いて「可愛い」と感じてくれるのは、やはり彼だからだと思う。

本当に些細なことだけど、息子が生ま

もっとみる
世界をひっくり返して見てみた

世界をひっくり返して見てみた

比喩ではなく、本当に世界をひっくり返して見てる子がいる。

歩き始めて2ヶ月の息子が、ここ1週間くらい「おしりポーズ」をする。
おしりポーズという名前は私が勝手につけて、本当の名前は「高ばい」というらしいのだけど、おしりが可愛いから我が家ではやっぱりおしりポーズと呼ぶ。

時間が間に合えば、顔を覗きにいく。

するとこれでもかというほど嬉しそうな息子の顔を拝むことができる、まさにドヤ顔。

もっとみる
おとうやんの靴をはいてみた

おとうやんの靴をはいてみた

玄関の方に向かった息子の声が聞こえてきた。
「あーあーあー」

見てみるとおとうやんのスニーカーを履いて、ズリズリと引きずりながら歩いている。
息子の足は12cm、夫の足は27cm。倍以上のサイズのスニーカーだ。

息子は足元を真剣に見ながら、その感触を確かめながら、ズリズリ歩き続けている。
言葉が伝わらなくても分かる、彼は楽しそうだ。

「人のものは人のもの、人のものは使わない」
「自分にあった

もっとみる
二度目の桜、はじめまして

二度目の桜、はじめまして

息子と近所の公園を散歩する。
公園は桜を求めて集まってきた人たちで賑やかだ、息子はきっとこの楽しげな雰囲気を感じているのだろうか。

去年、生後3ヶ月の息子を連れたときも桜が舞っていた。

横抱きで抱かれながらじっとヒラヒラ舞う桜を見ていた君、今年はクルクルと回りながら落ちてくる桜を追いかけている。

歩いて自分の身体を伴いながら桜と向き合うと君も、ただただ桜が落ちるのを見つめている君も、どちらも

もっとみる
宇宙語を話す君へ

宇宙語を話す君へ

1歳2ヶ月になる息子はとてもおしゃべりで、朝起きてから眠るまでずーっとしゃべっている。

眠りにつくときもねぼけながら「ぷちゃ、ぬあー、プルル、うみゃあー…」とつぶやいていた。 これが噂にきく宇宙語。

「母に話しかけている」ときもあるが、大半は誰かの反応を求めているというより、自分が感じたことを自然と口にしているみたいだ。

言葉のそのほとんどが読解できないけど、何を話しているのか想像するのも楽

もっとみる
眠りにつく息子がぴったりとくっついて

眠りにつく息子がぴったりとくっついて

最近は授乳しながら眠りにつくのを卒業して、背中をポンポン軽く叩いたり子守唄を歌って寝かしつけをしている。

息子は母のぬくもりを求めているのか、眠りにつくときはぴったりと母にくっついてくる。
ラッコのように抱きついたり、頭を私の顔にこすりつけたり。とにかく眠りにつくまでは、ひとときも体が離れることはない。

まさに甘えん坊。
寝かしつけが終わったらソーっと息子の体を動かして離れる。ようやく夜の自由

もっとみる