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人間が暴力が大好きと言う証拠〜『暴力の人類史』S·ピンカーに反論

私は合気道をやっていて、いわゆる合気道は完全な護身術で、ほとんどの流派で『ケンカは禁止』『試合禁止』だ。
試合とは、他の武道家との試合だ。稽古ならOK。
私の合気道の流派はわりと過激で、
『戦わずして逃げる技は基本で教えるが、敵を病院送りにする荒業もすぐに習った』
しかし、それを現実には使った事がない。
そして合気道の稽古に、

殴る、蹴るはない!

私は、子供の頃にプロレスが好きだったが、三沢光晴さんが試合中に亡くなったり、引退した選手のほとんどが車椅子に乗っているのを見てみなくなった。

もとより、顔面ばかり殴るボクシングが大嫌いで、試合中、試合後の死亡事故が絶えないのに、

人々は試合に熱狂する。

殴り合いで死亡者が出るスポーツに熱狂するのだ。
今でも有名な『あしたのジョー』で、誰が幸せになったのか。

人類は著しく進化したらしい。

米国の学者、スティーブン・ピンカーの名著『暴力の人類史』に私も熱中した。

正論を中立に論じていて大きく頷いた。しかし、今は、

人類は退化している、と断言したい。

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普段は自己啓発をやっていますが、小説、写真が死ぬほど好きです。サポートしていただいたら、どんどん撮影でき、書けます。また、イラストなどの絵も好きなので、表紙に使うクリエイターの方も積極的にサポートしていきます。よろしくお願いします。