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NPO職員のそんなんありなん!可能性は∞インタビュー#加藤伸一さん<後編>

こんにちは🌞、関西学院大学の活動団体である夢調査プロジェクトのarinanです!
 私たちは、夢を持っていない学生に、「そんなんありなん?」っておもう夢の選択肢を見せることを理念として活動しています。

 今年度はこのnoteからインタビューを出すので、ぜひご覧ください☆前編も、面白いので是非読んでください!!

今回はNPO法人で働く加藤伸一さんのインタビューです!!


加藤伸一さん(イメージ)

加藤伸一さんのプロフィール

現在は59歳。神戸生まれ神戸育ちの生粋の関西人
大阪教育大学に進むも、中退し、総合フィットネスクラブの会社で30年勤務。定年間近で「自分のやりたかったことと違うかもしれない」と感じ、ひとまず離れてみるという意をこめて57歳で退職。その後、「リベルタ学舎」に就職。現在は、「山賊ワイルドラン」などを企画・運営も行う。


加藤伸一さんの前半はこちらです↑

多種多様な業務内容

大福先生(第2回の投稿をご覧ください☆)と一緒で、「なりわいカンパニー」と同じ代表が務める「一般社団法人リベルタ学舎」で働いている。社会課題を解決するための大人の教育、セミナーを行っている。

一般的に言うと、広報から社内報作ったりとか。行政機関、地元企業などのもっとこういうことを世の中に知ってほしいっていうようなことを我々のスタッフが記事を書いたりとか、写真を撮ってウェブサイトのページを作ったりとかっていうような活動をしているところ。


今は篠山の社会事業として山賊ワイルドラン&炎の宴 in 丹波篠山のプロジェクトマネージャーとしてやってるので、そっちの仕事とかも「なりわいカンパニー」の中でやっています。だから多岐にわたって色々やってるって感じ。


「今やってる仕事は、どんどんやりたいことを盛り込んで形にしていくっていうそのダイナミックさがある。“1から2にしていくのは分かるけど、やっぱり0から1にする過程というのは面白いよね”。」

1つの広告がきっかけ

「前職を辞めて半年間ぐらい色々自分なりに勉強しながら何しようかなと考えていた時に、Facebookで自分の興味のあるような広告が出てきた。その中に今の「なりわいカンパニー」の編集講座を見つけた。実は自分の家の裏のビルで講座があった。近いし、ちょっと興味あるし、行ってみようかなって思って行ったらすごく面白かった。」

「そこの代表の方かなっていう人に、”加藤さんもし興味あって、私たちと一緒にやりたいんだったら総務的な役割で入ってもらっていいですか”って。エントリーシートに”この会社に来たら何できますか?”という欄に、”家が近いから鍵開けなら毎朝できます”って書いたぐらいなんで、それぐらいの感覚で入った笑。フィットネスクラブはサービス業なんで、目配り気配りはできるかなっていうような理由で。会社って業務以外の雑務がいっぱいあって、例えば、鍵開け、コーヒー出し、掃除、行政や役所に出す手続きをするとか、そういう細かいことをライターさんたちがやると、個人の業務に集中できなくなる。雑務的なことは誰かがやらないといけないので、僕がこう今やってるっていう感じですね。」

小さくても世の中のために役に立っている

「フィットネスクラブで働いていた時もすごくやりがいがあった。百人いたら百人健康でありたいと思っている。誰も病気になりたいとか、健康になりたくないっていう人はいない。そう思っているお客さんをサポートするっていうやりがいがあった。」

フィットネスクラブは店を中心として、だいたい半径3km圏内のマーケットの参加者数を集める。3キロ圏内でフィットネスクラブに通う人ってだいたい今3%〜4%ぐらい。入会率を1%伸ばして5%にしようっていうのをもう20年、30年やり続けてるっていうのがフィットネスクラブの実情。

「もう少し自分の効力感っていうのかな?自分のやってることがもう少し広い範囲、社会の中で微力ながらも力を発揮できるようにならないかなっていうのは前から思ってた。前職辞めて今のなりわいカンパニーでは、前職よりも少し広い範囲で社会課題を解決するような感じ。」

「記事を書いたりとか、サイト作ったりとかはできないけれども、作ってる人たちをサポートしてるっていうことも、少し半径3キロ圏内以上の影響を及ぼすグループの中の一員だっていう。そこがなんかやりがいとしてあるかな。」

会社勤めじゃなきゃ知ることができないこともある

「30年も同じ会社に務めれば、毎年同じようなサイクルになっちゃう。会社勤めが悪いっていうことは全然思ってない。逆に、1回は会社勤めはした方がいいと思ってる。なぜかっていうと、やっぱり人間関係だとか、経理の数字の見方、ちゃんとしたビジネスマナーは会社でしか学べない。そこは一旦会社勤めしてみないと、なかなか1人では出来ない部分があった。」

過去の経験は必ず力になる

「フィットネスで働いた経験があった。その経験がなかったらこの会社で僕が勤めてないし、そういった、全方位的に気配りができなかった。できてるかどうかは第3者が決めること。言われる前になんかぱっとやってあげるのって、なんとなくかっこいいじゃん。」

「例えばトレーニングマシンの前で説明書を読んでるお客さんがいたら呼ばれる前にちゃんとお伺いする。言われる前に、我々が行く。そういった目配り気配りみたいなものは、前職で学んだこと。今の会社でも気配りできていると思う。私が思う総務の仕事は、当たり前の仕事をそれを誰がやったか分からないようにやる、っていうことだと思ってる。俺がやりましたって言うんじゃなくて、ちょっと気づいたら誰かやってくれてるんだなと。なんとなく朝事務所が綺麗なのは気持いいね、みたいな当たり前のことを誰がやったか分からないようにするみたいな。自分の中でも、これが正直かっこいいなと思ってる。」

モチベーションは上昇と降下の繰り返し

「モチベーションは、必ずしも右肩上がりに上がっていくことはない。上がって、ちょっと下がって、また上がって、それより下がるんだけど、前よりはちょっとだけ上がってるみたいな。結果的にはこうギザギザの状態で右肩上がりになってる。だから冷静に自分は見たほうがいいなあと思ってる。自分怒ってるなとか、自分なんかモチベーション上がってないなとかいうような時はなんか回避するような自分の術を見つける。人間は人間らしくっていう言葉ある通り、あまり自分を酷使しすぎるとしんどいから。」

先陣を切った人の生き方を学ぶ

「働くコツは何かって聞かれたら、自分がいかにかっこよくできるかということだね。それって自分の中でモチベーションに繋がる。常にそう思ってる。」

「自分に正直に生きたほうがいい。カッコイイやろ、とか私って優しいとか、その積み重ねがその人作っていくから。いろんな人に出会って、いろんな生き方があるんだなと。本を読むよりも、実践だから。実践してきた人たちだから。」

自分のゴールは定めない

「正直、自分がどういう風になりたいのかっていうのが、この年になってもあんまり分かってなくて逆に俯瞰的に見てるかな。これってどんな人間になるんやろ?みたいな。それを楽しんでる自分がいる。」

「自分の知らない年になって、自分の知らない自分が出てくるかもしれないし、その時はそれをもっと育ててあげればいいなと思う。もっと自分を見たいっていう。だからいろんな人々に会ったりとか、いろんなことにチャレンジしたりとか、いろんな所に行ったりしている。
逆に言うと、あんまりゴールを決めることが出来ない。そのほうが自分としてはなんかこう人生楽しんでる感があるかなって感じ。」

「やっぱ自分の2年後の環境ってこんなにも変わってるなんて誰が予想してたかっていう。なりたい自分を決めてももっとなりたい自分が出てくるかもしれないですね。」

☆arinan編集あとがき<後編>☆

今回、なぎちゃんと一緒にインタビューしました、ほのちゃんです🐻
加藤さんの「ゴールは定めないことが人生を楽しむこと」という言葉にハッとさせられました。私は大学生になって「これからどうするの?」「将来のこと見えてる?」とかって、耳が痛いほど言われてますが、結局ゴールは一つに絞れないし、いろんなことをするのが楽しいと思っていて、悩んでいました。ですが、加藤さんのその言葉や、「ひとまず離れてみる」という理由で、長年勤めた会社をやめる、そこからフラっと立ち寄った新しい業種の会社に飛び込んだ加藤さんの飛び込んでいく力、挑戦力に自分も奮い立たされました。私もやりたいことはどんどん進めていきたいと思います☆

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