Yuri.N

NYで駐在員をしています。ここでは日々の生活で学んだこと、感じたこと、体験したことを発…

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NYで駐在員をしています。ここでは日々の生活で学んだこと、感じたこと、体験したことを発信していきます。 「言葉」、「言語化」、「コピーライティング」、「セルフブランディング」関連のブログはこちらに書いています。 https://www.foster802.com/

最近の記事

成長マインドセット~「伸び続ける人」に共通する思考とは?

皆さんはグロース(成長)マインドセットという言葉を聞いたことがあるだろうか?日本語では「成長マインドセット」や「しなやかマインドセット」という言葉に訳されることが多いが、ここでは「成長マインドセット」として紹介する。 「マインドセット」とは、経験・教育・先入観から形成される、心理状態や思考パターンを表す。成長マインドセットとは「自分の才能や能力は、経験や努力によって向上できる」という考え方である。これと対になるのがフィックスドマインドセット(硬直マインドセット)であり、この

    • ストレッチのススメ

      先日ストレッチ運動やコア(体幹)トレーニングに関するワークショップを受けた。以下はそこから得た気づきについて。 ストレッチ運動=身体のエンジン始動 皆さんは「ストレッチ運動」というと何を思い浮かべるだろうか? 運動前の準備運動?あるいは運動後のクールダウン?どちらにも使えるのだが、私は正直、今まで、あまり「ストレッチ」を意識したことはなく、省いてしまうことが多かった。 そんな私がこのワークショップを受けたきっかけは、前回息子が同じところで空手の先生から動きをレクチャーし

      • アメリカで飛行機に乗ると?

        アメリカ国内の移動に欠かせない飛行機、エアラインの印象は日本とはだいぶイメージが違う。どんなところがどう違うのか、以下感じたことを書いてみた。 ユーモアあふれる機内アナウンス まずクルーの見た目のイメージで言うと、日系エアラインの華やかなイメージとは少し異なり、米系はどっしり、体力がある系の方が多いように思う。実際にクルーの方達の業務は日々相当な体力を要求されると思うのだが、日系の方は華やかさ、気遣いも兼ね備えつつ、しっかり体力もあるのはすごいと思う(もちろん米系にも少数

        • あなたの人間関係をスムーズにするコツ~『「気がきく人」が大事にしている、ちょっとしたこと』を読んで

          Clubhouse「耳で読むビジネス書」で紹介された七條千恵美さんの新刊。元CAで接客マナー講師の著者が自らの経験から「気がきく人」の考え方、習慣、実践方法を「7つのルール」として紹介している。本書ではその一部を紹介する。 相手に対する「期待」を手放す~押しつけない 気がきく人は「押しつけない」。私たちは人に何かをしてあげた時、つい「褒められたい」、「感謝してもらいたい」と思ってしまいがちだが、気がきく人は決して押しつけないという。「どうして気がついてくれないの?」という

        成長マインドセット~「伸び続ける人」に共通する思考とは?

        • ストレッチのススメ

        • アメリカで飛行機に乗ると?

        • あなたの人間関係をスムーズにするコツ~『「気がきく人」が大事にしている、ちょっとしたこと』を読んで

          今すぐ外に出て走ろう!~『運動脳』を読んで

          脳はいくつになっても進化するってホント? 今月7年ぶりにジョギングを始めた。中高時代は陸上部だったし、大人になってからも走っていた時期はあったのだが、何となく止めてしまい、最近は運動と言えばもっぱら自宅でヨガマットの上でやるトレーニングか、たまのウォーキング程度。そんな私が急にやる気になったのが、この本。 一般に、人間の脳は25歳をピークに、年齢とともに縮む一方というのが定説であった(1年で約0.5%ずつ小さくなると言われている)。ところが本書によると、運動により脳細胞の

          今すぐ外に出て走ろう!~『運動脳』を読んで

          ニューヨークのランチ事情

          2023年1月の現在、米国は相変わらず物価高。それに円安も輪をかけて、色々なものが「高い」ここニューヨーク。そこで、実際に外でランチをするとどのくらい高いのか、気になるチップの扱いなど、当地食事事情も交えて書こうと思う。 レストランで食事をすると ニューヨーカーのランチ事情。ニューヨークは各国のレストランが集まる街だが、やはり多いのはステーキ、イタリアン、中華など。「SUSHI」は今やかなりポピュラーになり、知らない人は殆どいない。ラーメンもブームでここニューヨークには本

          ニューヨークのランチ事情

          一時帰国で感じたこと~マスク事情と「すべてが良い」日本

          年末年始は短い期間だが1年半ぶりに一時帰国をしていた。その中で感じたことを記そうと思う。 マスクはずっと外せない? 日本では報道の通り、ほとんどの人が屋内、屋外でマスクを着用していた。厚労省によると、屋外でのマスクは「しなくても良い」ことになっているらしいが、それでも着用していない人は1割いるかいないか、という印象だった。これは感覚的には恐らく、ニューヨークの街中で「マスクをしている人」の割合より少ない。では、なぜ義務でないはずの屋外でまでマスクを外せないのか?そこで感じ

          一時帰国で感じたこと~マスク事情と「すべてが良い」日本

          人の「話を聞けない」のはあなたの話を「聞いてもらっていない」から~『聞く技術聞いてもらう技術』を読んで

          聞かれることで、ひとは変わる 世の中では話を「聴く」ことの大切さが語られることが多いが、本書ではあえて「聞く」こと、「聞いてもらう」ことにフォーカスを当てている。著者は「聴く」は耳を傾けること、「聞く」は耳に入ってくること、と表現している。「話を聞いて欲しい」と言われるとき、相手が求めているのは「心の奥底にある気持ちを知って欲しい(=聴く)」のではなく「伝えている言葉をそのまま、受け取って欲しい(=聞く)」ということである。これが簡単なようでなかなか難しい。私たちはどうして

          人の「話を聞けない」のはあなたの話を「聞いてもらっていない」から~『聞く技術聞いてもらう技術』を読んで

          言葉通りに受け取る、ができていますか?~「フラクタル心理学」からの学び

          「フラクタル心理学」の白石美帆さんのグループカウンセリングを受けて。「フラクタル心理学」とは思考と現実の関係性に着目した心理学で「この世の中のすべては自分の投影である」という理論。私が今回グループカウンセリングを受けるのは2回目(前回は5ヶ月前に受講、その後個人セッションを受講)。今回は美帆さん対3人という構成だったが、全く知らない人同士であっても、それぞれの悩みや原因に共通点がある、というのが「フラクタル心理学」の面白いところ。今回もまさにその通りだった。以下3人の相談事例

          言葉通りに受け取る、ができていますか?~「フラクタル心理学」からの学び

          偏見との葛藤~ミュージカル「Take me out」

          衝撃の演出 ニューヨークでのミュージカル3本目は『Take Me Out』。架空のメジャーリーグ・チーム「エンパイア」のスター選手であるダレン・レミング(ジェシー・ウィリアムズ)は、ある日自身がゲイであることを明かし、敵対するチームメイトや友情に直面、アメリカの伝統的な組織の中で、有色人種(ダレンは黒人と白人の混血)の同性愛者であることの難しさと戦うことを余儀なくされるという話。初演は2002年だが(2003年トニー賞最優秀演劇作品賞ほか受賞)、終演後、2022年4月~リバ

          偏見との葛藤~ミュージカル「Take me out」

          NYでのオペラ鑑賞〜MET「AIDA」

          2022-23シーズン第二弾として鑑賞したのがこちら。12月のマンハッタンはクリスマス色満載。私はオフィスのすぐ近くにロックフェラーセンターがあるのに、点灯されたツリーを見るのは今年初めて(ロックフェラーセンターのツリーは毎年ニューヨークの冬の風物詩となっている)。毎年この時期の5番街はものすごい人混みで、道路を一部閉鎖してポリスが動員される。私もこの日は余裕を持ってオフィスを出て、歩いてメトロポリタン劇場(以下MET)まで向かったのだが(徒歩30分弱)、5番街~6番街の道は

          NYでのオペラ鑑賞〜MET「AIDA」

          「おせっかい」の眼差し~ニューヨークの車内にて

          「事件」発生 先日私の通勤するマンハッタン⇔NY郊外を結ぶメトロノース鉄道の車内での出来事を書いたが、今日もまた一つエピソードがあったので紹介したい。 金曜日の夜、オペラ鑑賞に出かけた私は23時過ぎグランドセントラル発の電車に乗り込んだ。平日のこの時間帯は仕事帰りの人、というよりはどこかで遊んでから帰路に向かう人が多い印象だが、この日も野球観戦帰りらしく、ニューヨーク・メッツのユニフォームを着た人がちらほら。 私は2人掛けの椅子に一人で座っていたが、出発して15分くらい経

          「おせっかい」の眼差し~ニューヨークの車内にて

          意外と優しいニューヨーカー

          私を救ってくれたキャンディー 私は週に数回マンハッタンまで通勤している。今日はサンクスギビングの休暇明け、久しぶりの出社。この休暇では本当はカナダ・モントリオールまで旅行を予定していたのに、その前の週末~時間差で風邪を引いてしまった私と娘はほぼ1週間近くを休養に充てるはめになっていた。体調自体はバッチリ休養をとっていたのでほぼ回復していたが、時々癖のように咳が出ることがあった。今朝はあろうことか、あと10分ちょっとでグランド・セントラル駅へ着くというタイミングで、小さな咳が

          意外と優しいニューヨーカー

          香りのチカラは無限大~『香りが脳を支配する』を読んで

          皆さんは「香り」と聞くとどんな印象を持つだろうか?私自身はずっと香りには興味はあり、友人の影響でアロマテラピーなどもかじったりはしていたのだが、自分の中では依然「生活を快適にするもの」「疲れを癒すもの」止まりの知識であった。「香り」が「脳を支配する」とはなかなか思い切ったタイトル。本書では「嗅覚は5感の中で唯一本能に直結している」という特性を利用することで、香りは「私たちの夢まで叶えてくれる、協力なツール」という斬新な切り口で紹介している。 願いが叶わないのは「金メッキポジ

          香りのチカラは無限大~『香りが脳を支配する』を読んで

          「理想」を手放す

          人は欠点があっても好かれる 多くの人に共通することかもしれないが、私は今までずっと「人にできるだけ良い自分を見せたい」と思い続けてきた。自分の中に「こうあるべき」という「理想の自分」があり、そこに行き着いていない、自分を責めてきた。そんな中で、自分がそこそこ頑張ったかな?と思う時でも「思ったほど」評価されず、大したことなかったかな、とガッカリすることもあった。 一方で、自分としては「それほど頑張っていない、どちらかというとダメな」自分を出した時に共感してもらったり、励まし

          「理想」を手放す

          『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー 」の教え』を読んで~人はいま、この瞬間から幸せになれる

          本書は高名な精神科医アドラーの教えを伝えるため、哲学者と青年の対話形式でわかりやすく書かれている。『嫌われる勇気』というタイトルはなかなか強烈に感じるが、この本でいう「嫌われる」とは「(人の目を気にして)人に好かれよう、良く思われようということばかり考えない」ということに置き換えられる。つまり「ありのままの自分でいること(普通であること)の勇気」を持とう、ということが書かれている。 「自分を好き」という人は特に日本では多くないという。でも、「自分」は何ものにも置き換えられない

          『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー 」の教え』を読んで~人はいま、この瞬間から幸せになれる