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2022年参議院選挙の在外投票へGO GO GO!!🗳️【全文無料】

海外在住の日本人はどのくらいいるかご存じでしょうか?外務省の発表によると、2021年10月1日時点の推計で約134万人。うち、わたしのような永住者が約54万人、その他の長期滞在者は約81万人(合計と数字が合わないのは四捨五入のため)。日本の総人口はおよそ1億2550万なので、日本人の94人に1人が海外在住ということになります。けっこう多いですよね~。

ちなみに日英を比較すると、海外在住のイギリス人は約500万人。総人口が約6,800万人なので実にイギリス人の14人に1人が海外在住で、さすがーという感じです。まあ、EUもありましたからね。

話を日本に戻すと、海外在住邦人からの働きかけがあって、2000年からは海外にいる有権者も投票ができるようになりました。これは「在外投票」と呼ばれています。ただし、2021年の衆議院選で在外投票した方の数はわずか2万人弱…。そもそも、在外選挙人名簿への登録者自体も10万人に満たないので、海外在住者の日本の選挙への関心の薄さが浮き彫りに💦

オーストラリアやベトナム、シンガポールなどのように義務投票制を採用していない以上、投票に行かない人がいるのも仕方のないことなのでしょう。そんな中、わたしは以下のような理由で毎回投票を欠かしません。

・海外に住んでいても日本国民としての意識がある
・与えられた権利は行使したい
・政治への関心が高い
・日本に家族や親戚、友達がいる
・将来的に日本にまた移住する可能性がゼロではない
・年に1度くらいのペースで一時帰国している
・日本の状況は海外在住のわたしにも少なからず影響がある

最後の「日本の状況は海外在住のわたしにも少なからず影響がある」という点は、もしかしたら意外かもしれませんが、日本の景気や円安・円高はわたしのライター/翻訳者としての仕事にダイレクトに影響を及ぼします。また、日英関係や日本の海外におけるイメージは良いに越したことはないんですよね。やはりわたしは「日本人」として見られますので。

まあ、つまり「海外移住したから日本とはもう関係ないわ~☆」ということにはならないんですよ。わたしだけでなく、海外在住者には(理由はいろいろでも)同じような状況の方は多いかと。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで今回の参議院選挙の在外投票にももちろん行って参りましたっ(スタッフの方々が全員マスク着用だったことに「母国」を感じつつ・笑)!期間は在外公館ごとに異なりますが、ロンドンの在英日本大使館では6月23日から今日7月3日まで投票が可能でした。郵便投票や、たまたま一時帰国中の方は日本でも投票ができます。

わたしが投票に行った際にも、おそらく投票を終えたのであろう日本人の方とすれ違ったり、ツイッターなどでも「在外投票に行ってきました!」という発言を見たり。投票に行く方が激レアな海外在住者の中で、そういう方々に出会うと「おお、同士よ!!」と(もはや支持政党とかは抜きにしても)お酒でも酌み交わしたくなるものです🍶💓

ちなみにイギリスの総選挙の投票率は前回2019年は67.3%。過去10年ほど、平均してこのくらいの投票率です。一方の日本は2021年に55.9%。過去10年は60%を超えたことがありません…。実はG7の中でも日本はアメリカに次いで投票率が低いんですよね

さて、今回はどのくらいの方々が投票に行かれるのでしょうか。結果ももちろんですが、そのあたりも毎回注目しておりますよ~。行こうかどうか迷っている方はぜひGO GO GOです!!そしてわたしとお酒を酌み交わしましょう(いらんか)😄

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