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YonY成長率400%の急成長ベンチャーで人事として働くことの苦悩と魅力


BACKSTAGEで人事をしている渡部です!

2024年は組織としての発信を強化していきたいと考えているので、まずは自分から積極的にnoteを更新していき、社内でも発信をすることの素晴らしさを共有しモメンタムを醸成していこうと思います!

この記事の目的


このnoteは次のキャリアの選択として人事を考えている20代~30代の若手に向けて、従業員数50~100人規模のベンチャー企業の人事として働くことの魅力と、リアルな苦悩について理解を深めてもらうことを目的としています。

こんな人に読んでもらいたい!


◎現在はBtoB向け商材のセールスとしてサービスやプロダクトをお客様に提案して事業を伸ばすことにミッションを置いているが、今後は人を採用・配属することで事業を伸ばすことに挑戦したい

◎100人以上の規模の上場企業で人事をしているが、事業の成長率は比較的緩やかで、採用や新規事業の立ち上げは積極的に行っていないため管理業務だけで、キャリアアップや新しい業務に挑戦しずらい

◎個人事業主、もしくは1人会社で事業を営んでいるが、関わる事業やプロジェクトが小規模で面白みや社会に対する貢献実感を感じにくいため経営層と近いレイヤーで人を巻き込みながら社会的インパクトのある事業に携わりたい(※自分はこのニーズで今の組織に参画しました)


Who:簡単な自己紹介と経歴

本題に入る前に、まずは私について簡単に自己紹介させてください。

現在は「21世紀の課題である孤独・退屈・不安を解消すること」をミッションに掲げる正社員・業務委託合わせて100名ほどのベンチャー企業で人事チームで採用・広報を主軸に人材育成や組織開発にも従事しています。また730名が所属する起業家コミュニティFOUNDERSの運営責任者でもあります。

キャリアとしてはカフェの専門学校を卒業後、学生時代から約5年間従事した飲食のサービス業から、ブログのアフィリエイトとwebライターとしての仕事、グラビアアイドルの3足の草鞋で個人事業主を2017年より2年半ほど経験したあと、2019年にクラフトビール事業の会社を立ち上げ3年ほど小さく経営した後に、2022年4月に現在所属している会社の代表である溝口さんと格闘家の朝倉未来さんに会社を売却し今に至ります。

生まれは1995年4月11日の亥年で星座は牡羊座、血液型はB型です。生まれは北海道の函館で、秋田県の男鹿(おが)半島という田舎で育ちました。兄弟は弟が2人の長女で、今は2020年生まれの息子がいる一児の母でもあります。

動物占いでは「野心を持った猿」でまさに私の性格を体現しているので興味のある方は読んでみてください。

簡単に…と言いつつ、かなり長めに自己紹介してしまったので自己主張が強いやつだと思われたかもしれませんが、BACKSTAGEの人事で働く魅力の一つとして、私のような変なキャリアのメンバーと働けることも要素として入れておいてもらえると嬉しいです。笑

Why:なぜベンチャー企業の人事をしているの?

さて、ここからが本題です。会社員半年+個人事業2年半+起業家3年で社会人歴7年目の私がなぜ、ベンチャー企業の人事としてキャリアを選択したのか。

その意思決定基準の先に魅力があると思っています。
誤解をしてほしくないのは、必ずしも私が魅力だと思っていることがあなたにとって魅力ではないかもしれないということです。

例えば、好きな人のタイプも人によってバラバラですよね。身長が高くてスラっとした体型が好きな人もいれば、身長は低いけど体ががっしりした人が好きな人もいます。魅力というのは、「何を大事にして選択をするか」によって変わってきます。

故にまずは私の判断基準について、共有した上でその判断基準に共感・同意できれば魅力的だと感じてもらえると思います。反対に意思決定の軸が異なるのであれば、あなたにとっては魅力ではない可能性が高いのですぐにこのnoteを読むことをやめて他のキャリアを考えることに時間を使うことが有意義です。

前置きが長くなりましたが、私が現職で人事を選択した軸は大きく二つです。

一つ目は、巻き込み力を高めて強いチームを作ることがこれからの時代で市場価値が高く必要な能力になると思っているから。

二つ目は、組織のミッションを成し遂げるためには組織を成長させる必要があって、成長のためには自分の強みや長所を活かすことができて、かつ組織を伸ばすために重要度が高いポジションだと思ったから。

もう少し、軸について深掘りします。

一つ目に関しては、自分の市場価値を上げるためには属人性が高く、代替可能性の低いポジションを確率しなければいけないと思い、10年・20年先も必要とされる人ってどんな能力や実績がある人だろうと考えました。その結果、仲間になってほしいと思った人を採用できて、チームとして強い関係を構築できる人材ならどんな時代においても必要とされるのではという考えに至りました。

また、これまでの人生を振り返ったとき、辛かったけど熱狂して思い出に残っていることは、全てチームで何かを成し遂げた経験であることに気づいたのです。

小学生の頃にミニバスでキャプテンとしてチームを引っ張って東北大会で優勝した経験、会社の代表としてプロジェクトチームを結成し事業を立ち上げて伸ばした経験など、振り返れば1人で何かを達成したことよりも誰かと一緒に何かを達成した喜びの方が大きかったのです。

1人でできることには限界がありますし、専門性の高い知識や技術を扱う業務は今後AIが担ってくれます。スペシャリストとしてその領域の一番になろうと思って、そのことだけを一生かけてやったとしても所謂、天才と呼ばれるような持って生まれたセンスに負けてしまう可能性も高いです。

ましてや、私のように20代前半までゼネラルに幅広く色んなことをしてきた人間が10代前半からプロのバスケット選手になろうと10年間ずっと続けてきた人にバスケという専門分野で勝てる確率は低いです。

けれど、人を巻き込む力というものは比較的どんな業界・業種でも通用する応用が効く能力です。そしてAIだけではなし得ることが難しい、信頼関係の構築や人の想いに対する共感・熱狂を創出することが人を巻き込む上で大切な要素です。

二つ目に関しては、抽象化するとミッションへの共感と組織への貢献実感を得られる可能性があるか。ここは軸として2つに分けてもよかったのですが、どちらかが欠けても良くないと思ったのでまとめて二つにしました。

一方で一つ目と二つ目の軸に関しては、最初の転職や異動の動機としてはどちらか片方だけで問題ないと思っています。

私は人生のミッションとして、不安や孤独を抱える人に、明日への活力を与えること、ビジョンとして贈り物経済の醸成を掲げています。今後もこの信念に従って生きてく覚悟を決めました。

自己紹介でも触れたように会社として「21世紀の課題である孤独・退屈・不安を解消すること」がミッションであるので、私の人生のビジョンとも重なります。また、世の中の不便を解消することよりもワクワクやドキドキを届けることの方が自分がやっていて楽しく、事業への対する関心も高いです。

その上で、ミッションに対してどれだけ自分が貢献できそうかを考えたときに「魅力を発信すること」「人の世話を焼くこと」「比較的に誰とでも偏見なく対等に接することができること」「新しい出会いや繋がりを大事にしてきたこと」などが自分がこれまでに経験してきたことを活かせると確信しました。

以上の二つの判断基準が、私がベンチャー企業の人事をしている背景となっています。

繰り返しますが、ここの判断基準に違和感を持った人はこのnoteを読むことをやめて今すぐ他のキャリアを考えてください。

  • 市場価値を上げるために巻き込み力を向上させたい

  • ミッションへの共感と貢献実感を得たい

という部分に共感した方は、ぜひ続きを読んでほしいです!

What:ベンチャーの人事として働く魅力と苦悩について

ここまでに自己紹介と意思決定の基準についてお伝えしましたが、約1年半ほどベンチャーの人事をして苦悩について2つ、魅力について5つあります。

まずは苦悩について。

一つは、とにかく自分の実力不足によって生じる課題が多すぎて日々プレッシャーや強烈なストレスが多いこと。

もう一つは、自分が採用した人がすぐに辞めてしまったり、退職者が出たことで既存のチームの人が苦しむこと。

前者に関しては、苦しいけど嫌ではなくて、一刻も早く自分の実力を上げて課題を解消していきたいと前向きに捉えています。後者に関しても、組織の人がいなくなることに対して心苦しくはありますが、100%フィットした人を採用することは不可能に等しいと思っています。その上で、スクリーニングを強化するか、辞めないための環境や仕組みを作るかは、原因を正しく把握して改善しています。

次に魅力について。

一つ目は、経営陣と接する機会が多く、経営者視点で人事戦略から実行まで一貫して携わることができること。

私の場合は週次の人事定例、組織課題定例に加え、隔週のブランディング定例、隔月の役員ご飯会、そして経営陣のLINEグループなどに入って常に視座の高い人たちとコミュニケーションをとっているので自分がトップならこういう意思決定をするという思考で物事を考えることができます。

二つ目は、急成長している組織の場合は新規事業やプロジェクトがどんどん立ち上がるので組織課題もフェーズごとに変化し、短期間で新しいことに挑戦できること。

弊社は前年比売上400%成長で従業員数も倍くらいになっているため、一年前の課題と今の課題は異なっています。俗にいう30人の壁→50人の壁に綺麗にぶち当たっています。笑

組織の成長が緩やかだと、課題も変化せず同じことを繰り返す管理部門になってしまいますが日々新たな課題が発生するので飽きません。

三つ目は、急成長している組織の場合に組織の拡大に応じて役割やポジションが増えるのでキャリアアップしやすいこと。

人事も私が入った時は2人体制(3人だったが全体のリソースとしては2人分)
でしたが、今は約3.5人体制で今年は4人体制になる見込みです。そして私の部下が増える予定なのでマネジメントする対象者が増え、結果的に役割も上がります。

私の直下にいるメンバーは現役の大学生で休学して2年コミットしていますがもうリーダーとしてマネジメント業務も一部担ってくれています。

四つ目は、カオスへの耐性があり成長意欲の高いメンバーと、成長環境を作っていけるので心理的安全性が高いこと。

人の悩みの9割は人間関係に関することだと言われています。実際に私が新卒で入社した会社を辞めた理由も店長の遅刻癖と、副店長の悪口/陰口に嫌気がさしたからです。

不確定要素を楽しめて、自分と周りの成長を心から喜べる、そして成長のために率直な意見を伝えやすいことはとても居心地が良いです。

五つ目は、組織からの信頼を獲得することができれば人事に限らず、ハンズオンで様々な部署に携わることができること

ベンチャーは明日、どんなことが起こるか想像できません。突然、コロナのような感染症が流行り事業が停滞することもありますし、逆にリモートワークの普及によって急速に伸びた会社もあります。

そんなときに、自分の役割や責任範囲に捉われずに必要なことをすぐにできる環境であること、部署という枠組みを超えてチャレンジしていけることが面白さです。

Review:ここまでの話をふまえて

いかがでしょたでしょうか?
今日のnoteは急成長中のベンチャー企業で人事として働く苦悩と魅力について、まとめました。

人生は一度きりなので自分のとって後悔のないキャリア選択をしてください。そしてこのnoteも含めて弊社の人事チームに興味を持ってくれた方は是非一度カジュアルにお話ししましょう!

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ゆるみな。のX
https://twitter.com/yurumina0411

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