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#インド〜駐在中の発見〜

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記事一覧

911回目:【ESG】インド脱炭素対策~アダニ・グループとグリーン水素~

911回目:【ESG】インド脱炭素対策~アダニ・グループとグリーン水素~

2024年03月10日の備忘録

本日は、世界を取り巻く脱炭素の世界、その中でも現在二酸化炭素の排出量世界第三位のインドの事情を深堀りしていこうと思う。2022 年 11 月 15 日、世界の総人口は80 億人を超えた。国連によれば、インドの人口は2023年には、14.28億人になり中国を追い抜いた。これは、世界全体で見ると100人に17、18人がインドの人になるということ。更にこれからも人口が増

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906回目:【紹介】インド・アーメダバード~インドで唯一の禁酒州~

906回目:【紹介】インド・アーメダバード~インドで唯一の禁酒州~

2024年03月02日の備忘録

2019年9月にインドに着任し早4.5年が過ぎた。現在私はインドのムンバイとアーメダバードを行き来しつつ、2つの街に各々拠点を持ち生活をしている。そんな私が住んでいる「アーメダバード」という街を今回紹介したいと思う。ちなみに、ここアーメダバードは、泣く子も黙る弊社の海外駐在先としては、最僻地と恐れられる伝説の駐在先となっている。

【1】アーメダバードの概要インド

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903回目:【体験】インド・アルナチャールプラデッシュ州〜インド最後の秘境へ〜

903回目:【体験】インド・アルナチャールプラデッシュ州〜インド最後の秘境へ〜

2024年02月23日の備忘録

これは、2019年10月の記録。私は当時インドに着任したばかりの頃でまだインドの右も左も分からなかった。その時に、私が管轄している事業の一つ、「インド釣り市場開拓事業」の一貫で、釣りの大会に参加する事になった。目的は、釣具のプロモーション。インドに日本の企業が、日本の釣具ブランドをインドで輸入販売している事、インドで日本の釣具が買えるという事を認知させるためだ。大

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902回目:【紹介】インドのダージマハール〜デリーを少し深掘りする件〜

902回目:【紹介】インドのダージマハール〜デリーを少し深掘りする件〜

2024年02月20日の備忘録

2010年02月の今から丁度14年前、私は高校時代の相棒とインドをバックパッカーで旅をした。当時は大学四年生。学生最後の時間を使って、どこか1発面白いところに旅に出てやろうと若気の至りで決断したその先がインド。まさかその10年後、自分がその国に5年近く住むことになるとはその時は一ミリも想像していなかった。その時の思い出を頑張って振り返り、「今のインド」と比べつつ、

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901回目:【情報】新装オープン〜ムンバイのガチ釣具屋がパワーアップした件〜

901回目:【情報】新装オープン〜ムンバイのガチ釣具屋がパワーアップした件〜

2024年02月19日の備忘録

過去のブログで私はムンバイにガチモンの釣具屋を発見したと書き綴った。その店の名は「H2O(Hills 2 Oceans」だ。そんなムンバイの釣具屋がこの度、「移転」し、「新装開店」したと言うことで早速行ってみた。

【1】過去ブログ【2】新店舗の場所はこちら昔のH2Oショップからさほど離れていない大通り沿い。前は道路に面していなかったが、今度は道路にしっかり面した

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885回目:【紹介】インドのヒマラヤ・レーへの旅行を強くお勧めする件

885回目:【紹介】インドのヒマラヤ・レーへの旅行を強くお勧めする件

2023年11月26日の備忘録

これは2022年4月の話ムンバイで仕事を終えた私は、デリーへ向かう。最終目的地は、ラダック地方のレーという町だ。チベット文化圏に属し、大部分がチベット民族である。そのため、「インドのチベット」とも呼ばれる。レーは、標高約3650mのインドと中国の国境沿いの町だ。1975年まで外国人の受け入れをしておらず、観光地化が進んだのもここ数十年のこと。それでもチベット文化が

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884回目:【驚愕】インドのムンバイでガチの釣具屋を発見した件

884回目:【驚愕】インドのムンバイでガチの釣具屋を発見した件

Hills 2 Oceans(H2O)インドのムンバイには、「Hills 2 Oceans(H2O)」という釣具屋があるのがご存じだろうか。インドにはそもそも釣りをする文化があるが、それはあくまで「食べる用」で、スポーツフィッシングとして文化はまだまだこれからの市場だ。そんな中、インドのムンバイにある「Hills 2 Oceans」は、インド最大の釣具ショップのひとつ。ムンバイの中心部、チャトラパ

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882回目:【中毒】インドで食べた天下一品風ラーメン

882回目:【中毒】インドで食べた天下一品風ラーメン

2023年11月25日の備忘録

これは、2023年11月19日の話。今日は、急遽デリーに来た。翌日に行われるとある商談に参加する為だ。次の日に備え、デリーの空港の近くの「AeroCity(エアロシティ)」というホテルが集まった区画で今日は一泊する。

天下一品風のコッテリラーメン

このAerocityの中に、Worldmarkという商業施設がある。その中に、「KUURAKU RAMEN Del

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881回目:【ESG】インドの綿花栽培事情

881回目:【ESG】インドの綿花栽培事情

2023年11月24日の備忘録

インドのコットン産業インドには綿花農家が約580万人存在し、さらには国内人口の約3.7%に当たる5,100万人が綿糸や綿織物の生産など、綿花に関連する産業に従事している。また、インドは綿花の栽培面積が世界最大の国でもある。綿花栽培が盛んな地域は主にインド西部にある9つの州であり、北部、中部、南部の3つに分類されている。2018-19年の統計によると、インド国内では

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880回目:【オススメ】インドに来る時の注意点(駐在員向け)人脈編編

880回目:【オススメ】インドに来る時の注意点(駐在員向け)人脈編編

2023年11月16日の備忘録

駐在員の仕事量は、100倍広く、莫大な勉強が必要駐在員の仕事は、営業、マーケティング、人事、総務、貿易など、現地スタッフを束ねる身として、日本にいた頃とは比較にならない程多岐に渡るものである。

基本的には「広く浅く」全体を把握し、現地スタッフに仕事を作っていくのが主な仕事だ。もちろん、要所要所ではかなり専門的な知識も問われるが、それ以外の、基本的な考え方やノウハ

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877回目:【オススメ】インドに来る時の注意点(駐在員向け)ワクチン編

877回目:【オススメ】インドに来る時の注意点(駐在員向け)ワクチン編

2023年11月16日の備忘録

私が、これから来る駐在員の方に、あれやれこれやれ言うのはおこがましい限りではあるが、最低限、駐在前に、私がやっておいて良かったこと、または、やらなくて良かったことを残しておこうと思う。何かの参考になれば幸いだ。

これからインド駐在される方へ、絶対にやっておいた方が良いことを幾つか挙げていく。取り敢えず、一番重要なのはワクチン接種だ。

インドは衛生環境が日本に比

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875回目:【紹介】デリーに日本人経営の床屋がある件

875回目:【紹介】デリーに日本人経営の床屋がある件

2023年11月15日の備忘録

昔、聞いたことがあった。 以前、弊社インド店に駐在をしていた前任の方が、わざわざデリーまで飛行機を使って、「髪を切りに行っていた」という噂。その噂を最初に聞いた時、私は、「まさか?」と耳を疑った。しかし、自分がその彼と同じインドのアーメダバードという地域に駐在することになり、アーメダバードの他の日本人に話を聞くと、意外とこの一見ネタかと思われた行為は、当たり前に行

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873回目:【体験】デリーで日本を感じる

873回目:【体験】デリーで日本を感じる

2013年11月15日の備忘録

大気汚染真っ只中のデリー 現在、2023年11月15日、インドは大金汚染真っ只中。太陽の光は、光化学スモッグに覆われ、青い空は濁っている。その眼下に広がるデリーの町並みは、100m先の建物も見えにくくなっている状況だ。外に出れば、空気が何となく薬品の味がする。
 毎年インドでは、この時期、農家による野焼きやヒンドゥー教の祭りで大量の爆竹や花火が使用される影響で、大

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871回目:【中毒】インドの二郎ラーメンが中毒になっている件

871回目:【中毒】インドの二郎ラーメンが中毒になっている件

2023年11月14日の備忘録

最近Google検索でも遂に出てくるようになった。「デリー 愛味」と検索してみる。すると、本家「愛味」さんのホームページや、名だたるデリーのユーチューバーの動画、そして、デリーの日本人会の紹介が並ぶ。そんな名だたるウェブサイトの次に、なんと私のブログがGoogleの1ページ目に登場するようになった。日本食レストラン「愛味」を溺愛する私としては、ある種の達成感を覚え

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