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左利きのわたし

字を書くのは左手。右手でも書けるけど、スピードが遅い。

ご飯を食べるのは左手。

習字は右手。

アイラインを引くのは右手。

歯を磨くのは両手。

ボールを投げるのはどっちもだめ。

電子マネーをタッチするのは左手。

はさみで切るのは左手。右手でもできる。



家族はわたし以外全員右利き。

マイノリティ、少数派。


銀行のカウンターの結びつけられたボールペンは、左利きだと届かない。

改札を通るときは、腕が交差する。

昔、幼稚園で配られたハサミは右利き用。


不便な場面や、”右利き社会のストレスで早死にする”なんて言われることもあるけれど、左利きってトクベツな感じがするし、アイデンティティのひとつとして、嬉しい。みんなと一緒を美徳とする日本社会への小さな抵抗であるかもしれない。

亡くなったおばあちゃんも左利きだったと聞かされたことがある。会ったことはないけれど。


海外には、左利きのグッズの専門の店まであると聞く。いつかそんなお店を開けたらいいな。



右利きに矯正せずに、左利きとして育ててくれた親に感謝。


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