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ステキコトバ

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本に溢れる素敵な言葉を引用して紹介していきます。
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落合陽一『忘れる読書』

落合陽一『忘れる読書』

落合陽一さん、名前は知っていたけれど、著書を読むのは初めてでした。

お父さんからしてすごい人だった…。

と、気圧されそうな中、ちょこちょこ挟まれてた読書あるあるダメエピソードにほっこりでした。

程があるw

あるあるですね。

荒俣宏『喰らう読書術』

荒俣宏『喰らう読書術』

「そんなに毎日読書をして、お前はいったいどんな偉い人間になったのだ」という文に続いての一節です。

そう、読書をしたからって偉いわけではないんですよ。
私自身、恥ずかしながら、若い頃は「読書をしない人なんて…」と、小馬鹿にする節もあったのですが。
今はそんなことはないなと思うようになってます。

同著の中に“読書は危険を含んでいる”という項があります。

それによると

と、5つあげられているので

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岡崎武志『蔵書の苦しみ』

岡崎武志『蔵書の苦しみ』

わかるすぎるくらいにわかる言葉。

うちのやつ、また増えちゃって…❤️
ってシャレにならないですが…。
(ただいま我が家の蔵書3,475冊…)

もうひとつ言葉紹介しておきます。
本を処分する時についての言葉。

箴言……。

肝に銘じます。

又吉直樹 ヨシタケシンスケ『その本は』

又吉直樹 ヨシタケシンスケ『その本は』

又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんの共著。

名前は知っていたけれど、手に取ったことはなくて、今回偶然手に取って読んでみた。

どことなく『はてしない物語』を思い出すような、手に持っているそれ自体が「その本」であるような、入れ子状の一冊。

そういう仕掛けって、それだけでニヤニヤしてしまう。

中身は又吉直樹さんの不思議な短編や、ヨシタケシンスケさんのかわいい絵とユーモアに溢れ、その一つ一つが味わ

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長田弘『私の好きな孤独』

長田弘『私の好きな孤独』

詩人の長田弘さん。

出会いを思い出せないのが悔しいのですが、確か偶然図書館で見かけて、惚れ込んだ方です。

そして、こちらをツレアイがプレゼントしてくれました


この本もとても素敵で、年に一回(特に年始などに)読み返す本になっています。

今回、引用したのは『私の好きな孤独』より。

実は、以前に、あの!一万円選書にて選んでいただいた本なのです!

大事に大事に少しずつ読んで先日、一応の読了

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白石一文「20年後の私へ」『どれくらいの愛情』より

白石一文「20年後の私へ」『どれくらいの愛情』より

白石一文さんの短編小説集『どれくらいの愛情』1話目の「20年後の私へ」より。

名前は存じており、何回かは手に取ったことがある作家さんだったのですが、きちんと作品を読み通したのは初めて。

単行本で100ページに満たない中に冒頭に紹介した言葉の他にも、響く言葉がたくさんありました。

なんで今までこの作家さん読んでなかったんだろう!?

そう思える作品がまだまだこの世にあることに嬉しさと、ほんの少

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角田光代『さがしもの』

角田光代『さがしもの』

思わず膝を打つ。
その通り!
自分が思っていることを、こうも素直に言語化されてしまうと、もう好き…と、一瞬で陥落してしまう。

角田光代さんの短編集『さがしもの』。

この短編集、本好き、読書好きならきっと好き。
共感で胸が高鳴るに違いない。

今回の引用は所収の「ミツザワ書店」より。

この話の“ミツザワ書店のおばあさん”
私の理想の生き方はこれだ!(大真面目)

だから子供の頃の夢は“本屋さん

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小川哲『君のクイズ』

小川哲『君のクイズ』

出題者も回答者も自分。
そう思えば、正解も不正解もないと言えるかもしれません。

小川哲さん初読作品。
小川さん自身が東大出身とのことで、東大クイズ研究会などもご存知なのかなと思ったり。

直木賞受賞のこちら↓も読みたくて一度は手に取ったのですが、ちょっと分厚さに臆してしまいました…。

また挑戦できる時が来ますように。

今回は少し短め。
読書に戻ります。

最後までご覧下さり、ありがとうござい

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深井 龍之介『世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考』

深井 龍之介『世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考』

Podcastなどで聴けるコテンラジオの深井龍之介氏の著作より。

Podcastも面白くて好き。

古典と呼ばれるものを読むことには、やはり憧れがあります。

憧れで済ませず、少しずつでも読みたいもの。

古典!と構えすぎず、先達の知恵を借りながら、読んでいきたいと思います。

なんと言っても、「現代は古典を読むのに最高の時代」なのだから!

さしあたり、今読みたいなと思っている古典は以下の3冊

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岩田徹『「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店』

岩田徹『「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店』

一万円選書の岩田徹さん。

こんな気持ちで選んで貰える本達も、それを届けてもらえる人も幸せですね。

実は自分も数ヶ月前に当たったのです。

選書していただいた中にこちらが入っていました。

面白かったです!

一気読みでした。
好きな設定、雰囲気、展開と三拍子揃って、本当にカルテを読み込んで選んで下さったのだろうなと思うと、頭が下がります。

この場を借りて、改めて感謝を述べさせていただきます。

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小川洋子『心と響き合う読書案内』

小川洋子『心と響き合う読書案内』

FM番組「Melodious Library」の書籍化とのこと。

引用した言葉は、まさにこの“ステキコトバ”を書きたくなった動機そのままなのです。
素晴らしい作品や、面白い本があるのは、自分の手柄ではないのに、あたかも宝物を見つけたように見せびらかしたくなってしまう。

小川洋子さんといえばこちらの作品でしょうか。

第1回の本屋大賞作品なのですね。

博士と私と私の息子とが紡ぐ、静かで、優しく

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中山七里『殺戮の狂詩曲』

中山七里『殺戮の狂詩曲』

中山七里さんの御子柴弁護士シリーズ最新刊『殺戮の狂詩曲』。

ツレアイは表紙の字面に怯えておりました。

内容や感想についてはここではあまり触れませんが、今回も中山七里さんらしい仕掛けに満ちた一冊。

先に引用した言葉はこう続きます。

ボキャブラリー豊富な、小声で、少しずつ思いを伝えていける人になりたいものです。

なんとなくシリーズ化してきました【ステキコトバ】。
自分が響いた言葉紹介し、共有

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『東大生の本の「使い方」』

『東大生の本の「使い方」』

東大の生協書店の著者が見る東大生の読書事情が興味深い。

紹介した言葉は東大出身著名人のうち、ツレアイ推しのQuiz Knockの伊沢拓司さんのインタビューより。

そう!好きなら読めばいい!

後押ししてくれる言葉ですね。
(じゃあ、積んでばっかりいないで読め←自分の心の声)

最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚