福岡にいる。
博多である。

こう書くとなんだか頻繁に
来ているような気もする。
まあ実際そうなのだろう。
まず福岡は大都市である。
バンドという興行をしてまわっている以上
大きな街ははずせない。
致し方なし
といったところだろう。

今回は
事故渋滞などもあり
東京からおおよそ14時間半かかった。
なかなか痺れた。
だが、ともあれ
無事に着けたのだ
疲弊こそしているが
無事に着けたことに感謝しながら、

ホテル暮らしのすゝめ
其の十九
"いつものやつ、ちょうだい！"編
よろしくお願いします。

ホテル暮らしで大事なこと
といえばやはり食事
これについては
あれこれと言及してきた。
トラベルクッカーを使った
ホテル飯への可能性。
これについては
いつでも探っている。

だがそれは
どちらかといえば
晩酌の場面、
お酒のアテを拵えようということが多い。
なので
お昼ごはん
これについては
出来る時は
地のものを食べよう
そんな気持ちがある

福岡といえば
それこそもう
星の数ほど美味しいものがある
宝庫といっても過言ではない
と私は思っている。
でも
私は福岡に来た際は
必ず食べたいものがある。

それは
ウエスト。
うどんのウエストだ。

これは恐らく
九州地方にあるチェーン店で
言ってしまえば
わざわざ東京から来て
求めるものではないのかもしれない。
だがしかし、である。

とにかく私は
このウエストが大好きで
来るたびにお昼に食べている。
メニューもいつも一緒。
かき揚げ丼セット
これだ。

どうだろうか。
見た目こそは何の変哲もない
かき揚げ丼とうどんだ。
だがまず私が特出したいのは
その値段だ。

セットだからどちらかが小さい
などということはなく
通常の大きさのかき揚げ丼と
通常の量のうどん。
これで税込800円である。
値上がりが甚だしい昨今としては
実に庶民的な価格で嬉しいし
満腹になれる
というのも良いポイントだ。

そして味。
これはとても美味い。
安心するような味だ。
うどんに関しては
メニューにも書いてあったがw
もちもちとした中にもコシがある。
そして出汁もとてもしっかりとして
実に美味い。染み渡るようだ。
九州ならではのうどんのスタイル
といったところだろうか。

そしてかき揚げ丼。
これはとにかく海老やイカが
ぷりぷりとしていて
とても良い塩梅だ。
そして何より
揚げたてを提供してくれる
という点が
1番嬉しい。

天ぷらは
揚げたてが1番美味いと思う。
それがこの値段だと思うと
最高ではないか！
温玉は
最初に入れてもよし
途中で味変的に入れてもよし
実にいい。

というわけで
ホテル暮らしのすゝめ
其の十九
"いつものやつ、ちょうだい！"編
総括としましては
チェーン店でもいいではないか！
外から来たら、それすらも目新しいのだ！
こちらでお願いします。

ホテルを転々とする生活
やはり
地のものを食べてこそ。
出歩かない派の私としては
ちょうどいいウエスト。
実に最高だ。

有名であろうがなかろうが
自分のお気に入りがある
ということは
とても幸せなことですね。
並ぶ必要がなくとも
何も珍しくなくとも
自分にとっての特別
これに意味があると思います。

というわけで
今回は色々と思うところあり
自分にとってのホテル暮らしとは何か
ということを改めて考え直し
普通にこんな感じにしてみました。
外食というのも
旅するものにとっては
また日常
ということですね！

それではまた
ホテル暮らしのすゝめ
其の二十にて
お会いしましょう。

ありがとうございました。

幽