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定期的に体を動かす大切さ

嫌いなジョギングを始めたり、筋トレをしようと思ったきっかけはなんだったのか。身体が資本だということを先日、改めて痛感させられたこともあり、そんなことを振り返ってみた。

まず、第一子出産に伴う体調の悪化。これに尽きる。30半ば過ぎの出産だったが、妊娠・出産前後の身体の変化は自分の想像を遥かに超えていた。妊娠・出産というものはそれだけ身体的・精神的な負担が掛かるものだ。そして当然のことながら産まれたらそれでおしまい、というわけにはいかない。その後は子育てというものが控えている。

妊娠中も出産後もとにかく疲れが全く取れなかった。睡眠を削って授乳しながら仕事にも半日復帰していたので、何が原因でどう疲れているのか到底自分では判断できなかったのである。毎日疲れることしかやっていないので、常に疲れているのがデフォルトになってしまうためだ。

「それにしてもこれはおかしい」と感じたので、なんとか時間を確保して家庭医へ相談に行った。そのときに先生が念のためにエコーもしておきましょう、と提案してくれたおかげで初めて甲状腺の異常が見つかったのである。

「これまでずっと疲れやすかったはずだし、妊娠もしにくかったんじゃない?」と先生に言われ、確かに言われてみればそうかもな、とこれまでの様々なことが腑に落ちた。無自覚ってこわい。こうしてみると、専門家でもない限り、自分の身体(あるいは精神)の不調にきちんと気付ける人の方が少ないのではないかと思う。

数年後にまた家庭医で健康診断をした際に、血液検査もやったのだが、その結果があまり思わしくなかった。慢性的な疲れが溜まっている状態なので無理もない。「定期的に何かスポーツはしているの?」先生にそう尋ねられたが、もちろん妊娠・出産に続く乳児の世話に追われていて、なかなかそんな気力も体力もなかった。「もう少し落ち着いたら意識して体を動かした方がいいですよ」とそこで釘を刺されたというわけ。

20代、30代とまだ元気なうちは、なかなか意識して運動をしようという気にならないかもしれない。ただ、自分の実感としては40代になるとガクンと体力が落ちる。これはおそらくほぼ誰にでも当てはまるのではないかと思う。全く体を動かす習慣のない人にとっては、さらにハードルが高いのかもしれないが、ウォーキングでもなんでもいいからとにかく定期的に意識して体を動かす習慣を取り入れた方がいい。それもできるだけ早く。

というわけで、地面が凍結している真冬のベルリンで、リングフィットもとうとう3周目に突入した。腰痛予防と腹筋を中心にメニューを組んで、無理のない範囲で続けようと改めて決意したというわけ。別にマスターでもなんでもないが、3周目はフィットネスマスターというメニューになるらしい。

リングフィットアドベンチャー

特に体力がついた、とか痩せたとかいう実感は正直まだないのであまり説得力がないかもしれないが、それでも全くやらないよりやった方がいいことは間違いないだろう。みなさんも是非、1日5分でもいいのでトレーニングをする習慣をつけてみては。


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