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現代版六曜でヨガライフを充実させよう

現代版の六曜を活用して、毎日にテーマを設定し、ヨガライフを充実させることを提案してみようと思う。

六曜とは

六曜は、古代中国で作られた暦法が日本に伝えられ、日本で独自の発展を遂げたもの。天文暦である『大衍暦』が7世紀頃に日本に伝えられ、この暦に六曜の概念が含まれていたとされている。

ただ、後の日本での六曜と比較すると、名称や配列が異なっており、さらに、それぞれの六曜の意味合いも多少異なっていた。日本での六曜と同じ名称や意味合いを持つものもある。例えば、「先勝」「先負」「友引」などは、現代の日本で広く知られている六曜と同じ名称であり、意味合いもほぼ同じ。一方で、「大安」という六曜は、『大衍暦』では「吉日の中でも最も吉である」という意味を持っており、現代の日本で広く知られる「安定している日」という意味合いとは異なっている。

日本での六曜が定着したのは、平安時代中期から後期にかけてで、平安時代末期には、六曜の名称や配列が現在とほぼ同じ形になったようだ。六曜が広く普及するようになったのは、江戸時代以降。江戸時代には、町人文化が栄え、暦注や暦の普及が進んだ。また、当時の江戸幕府が、暦注を含む多くの文化・芸術を奨励し、庶民の間でも広く知られるようになった。

現代でも、六曜は一般的に知られた暦注であり、多くのカレンダーや手帳にも記載されている。

現代のライフスタイルと六曜の問題点

現代のライフスタイルと六曜のミスマッチはかなりあるように感じている。

例えば、現代社会では多くの人が週末に休暇をとり、それを有効に使いたいと考えていることが多いが、六曜のうち「大安」や「先勝」など、良い日とされる曜日は週に1回程度しかない。そのため、六曜に基づく行動計画を立てることが難しくなっている。

また、現代社会では仕事や学校のスケジュールが決まっており、その日に六曜の良し悪しに合わせて行動することは難しい場合が多い。例えば、「仏滅」や「先負」など、良くないとされる曜日であっても、仕事や学校のスケジュール上避けることができない場合が多い。

現代版の六曜を考える

現代版の六曜を考える場合、『大衍暦』に含まれる六曜の中から、現代の日本に合ったものを選ぶ必要がある。そこで現代版の六曜を定めるにあたっては、以下のような点に留意する必要がある。

  1. 現代の生活スタイルに合った六曜の選定

    現代は、古代や中世と比較して、生活様式や文化が大きく変化している。現代版の六曜を選定する際には、現代の生活スタイルに合ったものを選ぶ必要がある。

  2. 伝統的な意味合いを尊重すること

    六曜は古代中国や日本に伝わる伝統的な暦の要素であり、その歴史や文化的背景を尊重することも大切。そのため、現代版の六曜を選定する際には、伝統的な意味合いを尊重しつつ、現代のニーズに合わせた選定を行う必要がある。

以上を踏まえると、現代版の六曜の選定としては、以下のような選定が考えられるだろう。

月曜日:「仕事始めの日」
火曜日:「スポーツや運動する日」
水曜日:「知的活動をする日」
木曜日:「コミュニケーションを大切にする日」
金曜日:「プライベートや趣味に時間を使う日」
土曜日:「家族や友人と過ごす日」
日曜日 : 「特別な日」

このように、現代版の六曜では、曜日に対して具体的な活動内容を割り当てることで、現代の生活スタイルに合わせたものを定めることができる。

月曜日:「仕事始めの日」

月曜日が「仕事始めの日」とした理由は、一般的には西洋文化の影響が大きいからで、西洋圏では、キリスト教の聖書に基づき、神が世界を創造した最初の日曜日を「主の日 (Sunday)」とし、その翌日にあたる月曜日を「月の日 (Monday)」としている。そのため、西洋文化においても月曜日は一週間の始まりの日と位置づけられており、現代においても多くの国で一週間の始まりとされている。

また、日本では江戸時代に、町人が多く働く日曜日の夜は酒宴などで過ごすことが多く、そのため月曜日は「二日酔いで仕事に行く日」とされていたとも言われている。その後、明治時代になり西洋の文化や制度が導入されるにつれ、月曜日が一週間の始まりの日として定着したと考えられている。

週の始めは瞑想や呼吸法、ストレッチなどを行い、心身を整えることで、1週間の仕事や学習に向けて心を落ち着かせることが良いと考えられるため、以下のヨガポーズなどが月曜日には最適だろう。

  • 山のポーズ:姿勢を整え、自信を持って一週間を始めるため。

  • 鷲のポーズ:肩や腕の凝りを解消し、集中力を高めるため。

火曜日:「スポーツや運動する日」

火曜日が「スポーツや運動する日」とした理由は、日本の古典的な六曜の中で、火曜日にあたる日が「熱気あふれる日」という意味合いがあるため。この熱気がスポーツや運動をするための気持ちを呼び起こす。また、火曜日は一週間の中間地点に位置し、この日に運動をすることで、週の後半の活力や精神力の源となるとされているため、スポーツや運動に適した日と考えられる。以下のヨガポーズなどが火曜日には最適だろう。

  • 勇士のポーズ:下半身の筋力を鍛え、体力をつけるため

  • 下向きの犬のポーズ:全身のストレッチを促し、筋肉の疲れを取るため。

水曜日:「知的活動をする日」

水曜日が「知的活動をする日」とした理由は、日本の古典的な六曜の中で、水曜日にあたる日が「勉強する日」という意味合いがあるから。この勉強する日という意味合いから、知的活動をする日として位置づけられる。

また、水曜日は週の中間地点に位置することから、精神的にも肉体的にも疲れがたまっているという人が多く、そんな時に知的な活動をすることでリフレッシュやストレス解消につながるだろう。以下のヨガポーズなどが水曜日には最適だろう。

  • ダイヤのポーズ:腸や胃の働きを促進し、消化を助けるため。

  • 蓮のポーズ:集中力を高め、心を落ち着かせるため。

木曜日:「コミュニケーションを大切にする日」

木曜日が「コミュニケーションを大切にする日」とした理由は、日本の古典的な六曜の中で、木曜日にあたる日が「友達と遊ぶ日」という意味合いがあるから。この友達と遊ぶ日という意味合いから、コミュニケーションを大切にする日として位置づけてみた。

また、木曜日は週の中盤に位置することから、仕事や学校での疲れがたまっているという人が多く、そんな時に友達や家族と過ごすことで心身ともにリフレッシュできる。このような考え方もあって、木曜日が「コミュニケーションを大切にする日」としてみた。以下のヨガポーズなどが木曜日には最適だろう。

  • 橋のポーズ:背中のストレッチを促し、コミュニケーションに必要な自信をつけるため。

  • 魚のポーズ:喉や肩のストレッチを促し、声を出す力をつけるため。

金曜日:「プライベートや趣味に時間を使う日」

金曜日が「プライベートや趣味に時間を使う日」とした理由は、日本の古典的な六曜の中で、金曜日にあたる日が「市や広場に出かける日」という意味合いがあるから。この市や広場に出かける日という意味合いから、自分自身の時間を大切にする日として位置づけられてきた。

また、金曜日は週の終わりに位置することから、仕事や学校での疲れがたまっているという人が多く、そんな時に自分自身の時間を大切にしてプライベートや趣味に没頭することでリフレッシュできるだろう。このような考え方もあって、金曜日が「プライベートや趣味に時間を使う日」としてみた。以下のヨガポーズなどが金曜日には最適だろう。

  • 子供のポーズ:リラックスし、ストレスを解消するため。

  • 踊り手のポーズ:全身のストレッチを促し、身体をリフレッシュするため。

土曜日:「家族や友人と過ごす日」

土曜日が「家族や友人と過ごす日」とした理由は、週末である土曜日は、仕事や学校がお休みの人が多いため、家族や友人と過ごす時間が持てるから。また、土曜日は週の終わりに位置し、仕事や学校での疲れがたまっているという人も多く、リフレッシュするために自然や公園、旅行などに出かける人も多いのではないだろうか。

日本では伝統的に、土曜日にあたる日に神社や寺院に参拝する習慣があり、家族や友人と一緒に参拝したり、その後に食事を楽しんだりすることも多い。これらのことから、土曜日は家族や友人と過ごす日としてみた。以下のヨガポーズなどが土曜日には最適だろう。

  • コブラのポーズ:背中のストレッチを促し、コミュニケーションに必要な自信をつけるため。

  • 前屈のポーズ:ストレッチを促し、リラックスして家族や友人と過ごすため。

日曜日 :  「特別な日(癒し・教養・社交・信仰・休日・リフレッシュ)」

日曜日は、一般的には週の最後の日であり、休日として過ごされることが多い。現代の日本では、多くの企業や学校が土日休みとなっており、その後に続く日曜日は、家族や友人との時間を過ごすために使われることが多い。

日曜日には、家族でのレジャー、外出、食事など、リラックスした時間を過ごすことが一般的ではないだろうか。また、スポーツや趣味に打ち込む時間を取る人も多く、自分磨きやリフレッシュに時間を費やすことができる。

一方で、日曜日には宗教的な意味合いがある場合もある。キリスト教などでは、日曜日は主の日とされ、教会で礼拝を行うことが多い。

総じて、日曜日は休日として過ごされ、家族や友人と過ごす時間や、自分自身の時間を過ごすための時間として利用されることが多い。

それらを踏まえると、日曜日は「癒し・教養・社交・信仰・休日・リフレッシュ」といった多様な側面を持つ日として捉えられる。それぞれの側面が重なり合い、一週間の中で特別な意味を持つ日として位置づけられる。以下のヨガポーズなどが日曜日には最適だろう。

  • 死者のポーズ:リラックスし、身体と心を休めるため。

  • 上向き弓のポーズ:心身ともにリフレッシュし、自分自身に向き合うため。

ヨガは身体を鍛えるだけでなく、心身のバランスを整えることができる素晴らしいもの。現代の忙しい生活の中で、ヨガを行うことでストレス解消やリラックス効果が期待できる。現代版の六曜を取り入れたヨガライフは、毎日の生活においてもっと意識的に生きることができる素晴らしい方法なのではと思う。この提案を参考に、自分に合ったヨガライフを始めてみてはどうだろうか。

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