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【働き方】トップセールス

<おじさんDX Vol 675>

知人のKさんは、とある業界でトップセールスという実績があります。本人は謙遜しているのか「たまたまだよ」と言いますが、そこには彼なりの働き方がある様子です。



✅セールスの仕事とは?

今はかなり考えが変わりましたが、その昔私なんかは「セールスなのだから売ってナンボの世界」。数字を残したものが優秀という考えでした。


ですがKさんは、その考えを否定しないまでもちょっと違うのです。

✅『たしかに売ってはいるけど、売れちゃう』という感覚。
✅『売るよりも顧客から買いたいと言われる』

Kさん

Kさんならではの仕組がある様子なのです。



✅売れなくて苦労した過去

そんなKさんも売れなくて苦労した時代があったとのことでした。

Kさん:売れないからさ…。

余計に「どうしたら売れるのか」ばかり考えだすようになって、一時期は「誰が買うのか」まで頭が回っていなかったんだよ。

そこで「価格だ」「商品の魅力だ」となって遠回りしたんだよね。

Kさん

やや語弊がありますが、Kさんが販売するモノやサービスは、同業他社やそれ以外(どこでも)でも買う事が出来ます。小売業界や営業の世界ならではですが独自性がないのも影響しているのでしょう。

✅同じようなものを顧客が他で購入している現実



✅選ばれる工夫?

顧客から選ばれる為に、ある意味「工夫という名の迷い道」に行きます。

✅値下げの実施
✅宣伝の実施
✅在庫の確保
などなど

少々大袈裟ですがこれらも工夫といえば工夫です。しかしどれも必要なコトではありますが手間もコストもかかります。商売ですから手間やコストとのバランスを取るのは当然としても、その前に出来る事は何でしょうか。

✅顧客の「タイミング」が重要

Kさん

聞いてしまえば「なんだ」「当たり前」というご意見もありますが、そもそもこのタイミングを見定めるのに、企業というのは膨大な手間とコストをかけていませんか?



✅顧客のタイミング

✅顧客がモノやサービスを買うのは「欲しいと思った時」「必要な時」
✅もしくは「潜在的に欲している」ということを気付いてもらう。

シンプルな考えですが、実践するのは容易ではありません。

今でこそ無くなったと思います。

その昔は、とにかくセールスポイントの羅列。
それがベネフィットが着目されるようになり.…と新たな発見のような表現に聞こえますが、売れるセールスは、少なからずこうした活動は実践していたのです。

事象に対し後から言葉が出てきたような印象があります。

✅もっと顧客を知る必要がある。
✅誰に、何を、いつ、どのように、どのくらい。
✅質を求める前に、どのくらいの営業を行ったか。

Kさん



✅価格に捉われない

語弊があるかもしれませんが、世の中はそれなりに淘汰されているのです。その昔のような質の悪い製品、質の悪いサービスのような「安かろう悪かろうは支持されない」世間になっています。

価格破壊によって安い割には、まぁまぁな妥協点なモノやサービス。
しかし持続性という観点からは、薄利ですので長くは続かないのはずなです。

わかりきった事と思われるかもしれません。
モノやサービスの価格を下げる為に、何をしてきたのか…。
企業努力もあるでしょうが、コスト削減が行き過ぎて何かが犠牲になっていませんか。

担い手が居ない業種⇒人件費削減、安く雇用。

話がずれましたが、いつの時代も価格以上の付加価値が求められているのです。ですが同質での競争はまわりまわって我慢比べのような状況になりますので、Kさんは「無理な価格競争」をあえて行わないのです。

✅結局「安いだけ」で取引をすると、ある日ひっくり返る。
✅価格を追い求めると、価格で始まり価格で終わってしまう。
✅案件をこなしても忙しいだけで身にならない。
✅適正利益を考えられないような仕事は、消滅していく。
✅あっちが安い、こっちが安いで右往左往は時間の無駄になる。



✅マルチタスクをしない


多忙なKさんですが、その多忙さは自分で作り出していると言います。

つまりコントロール可能な多忙さ。

✅どうもマルチタスクになりがち。
✅結果的に中途半端になる。
✅あれもこれもとマルチタスクを行って営業頻度が減る。
✅質も大事ですが、その前に頻度は重要。

Kさんは、すべての時間を営業の為に割いています。それを可能にしているのは、組織としてのマネジメントにあります。


売れない、実績を作れないセールスがもし組織の中に居るとしたら、マルチタスクさせていないか疑問を持つ必要があります。


時間は有限なのですから有効に活用したいものですね。


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