＜おじさんDX Vol 680＞

とある企業での懇談の際に経営者からの相談の記事になります。

数年前に外部から優秀な実績のある方を中途採用したそうです。現在その方に部署マネジメントを任せているのですが、そのマネジメントに課題があるとのこと。

どうもその部署では昨今離職者が発生しがちであり、最近も人事に社員から直接相談が来て配置転換をする事態になったのだとか…。

✅プレイヤーで優秀でも

タイトルとは少々異なりますが、良く言われるコトで「優秀なプレイヤーが、マネジメントを出来るとは限らない」のです。

管理職としての仕事がうまくいかない要因の一つに、管理者としての教育がなんら成されないまま着任しているケースが挙げられますが、むしろ優秀なプレイヤーほど要注意かも知れません。

成績を最優先するあまり、優秀なプレイヤーほど自分がどうやってきたのか…間をすっ飛ばして部下に要求しがちなのです。

管理職に抜擢され当初は鼻息が荒いものの、やがて成績不振になり部下の働きに不満を抱くようになる。そうして部下も馬鹿じゃありませんから、段々と距離を置くようになる。

こんなサイクルを繰り返すのです。

ですから私は、管理職候補にプレイヤー時代に少しでもマネジメントに関わるよう推奨するのです。