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2022年9月の振り返りと10月の目標

こうやって人目に触れる可能性のある場所で文章を書くのは久しぶりすぎて、感覚を忘れてしまっているけれど、2年前の10月7日にも9月の振り返りと10月の目標を投稿していたので、なんとなくキリが良さそうなので書いてみる。

9月の振り返り

✔︎リマインドオブ2020年9月

2年前はちょうど3週間の教育実習を終えて、卒業研究や取り切ってない単位取得に奔走していた頃だろう。
 祖母の三回忌が先日あったのだから、時間の流れが早い。祖母は、私の実習の最終日に100歳で亡くなった。そんな祖母のシワシワの手を中学生の時に絵に描かせてもらったものが、そのまま学校の年度末の文集冊子の表紙になった。私はそれを、ついこの間自分の職場である母校の職員室で見つけた。あのシワシワお手手を描かせてもらったのが、10年以上前だなんて驚く。10年ってこんな感じで過ぎるもんなんだ、と思った。

✔︎仕事:成績処理

中高一貫校の美術科で働く私は、この9月は400名以上の生徒の成績処理に追われた。全く終わる兆しが見えず、成績を最終決定する教科会議を1日延長してもらった。
 よかったのは、私の「ごめんなさい、美術科はとても今の日程の会議では処理が間に合わないので、会議日程を延期してくれませんか?」という提案に、音楽科の先生たちが大喜びだったこと😂 音美で4名の教員がその会議に参加したけれども、全員が元々の日程ではつけ終わってなかった。そのくらい厳しいスケジュールでつけなくてはならないのが現状。

✔︎仕事:研修引率(2泊3日)

研修引率で、行く前のしおりの作成や事前に生徒にやってもらう学習の準備や確認、先方とのやりとりを成績処理と同時進行で行った。
 旅行代理店の方も一緒に仕事をするので、やりとりの数が多く、どんなに些細な点でも200人程度を学外で動かすとなると大事になる可能性は計り知れないから確認しなくてはならない。ただの「旅行」に収めないという点が私立らしくも業務量増の要因になっている。ただ、結果論にはなるが、生徒たちは無事に帰って来れたし総じて満足度が高そうなのでよかった。 




 どうしても忘れられないことがある。2日目の夜、他の先生方とちょっとだけ行った散歩から帰ってきたあと、寝る支度を終えてホテルの大きい窓から見下ろした、霧が降りた閑散とした街のこと。誰もいないけれど、歩行者の信号が規則正しく変わっていったり、数時間前まで煌々とついていた建物の電気がほとんど消えていることの新鮮さが妙に気に入った。恐らく、今の自宅から見える真夜中の交差点を想起させるから、落ち着くのだと思う。

学生時代にずっと使っていた安物のレースカーテン、チャチイ作りだけど、織り目の粗さが違う景色を生むこともあって、ふとした時に表情が出る。ホテルの窓は真四角で大きくてサンが広くて座れるからいい。

✔︎お家で映画(覚えているのは3本)

寝落ち映画が多すぎて生活習慣を改善したいのだが、今回は覚えている3本について書く。

①『ローマの休日』

見たことないかなーと思いながらサムネイルをクリックしてしばらく経つと、どことなく既視感が漂った。そこでようやく2度目の鑑賞であることに気がついた。
 この日は時間にも気持ちにもゆとりがあったからか、久しぶりに絵を描きながら映画を観ることができた。印象に残ったシーンで一時停止をして、100均などで購入できるハガキサイズより一回り小さいくらいのシールにドローイングをした。

『ローマの休日』は王室の人間のひと時のバカンス的な感じだが、ローマの街並みや庭の作り、部屋の内装など自分にとって新鮮なのは環境のほうだった。

②『人生、ブラボー!』

中年男性の主人公が若かりし頃に行った精子提供によって誕生し、成長した子どもたちの数、533人。スターバックという偽名を使って精子ドナーとなった暁にお金を得ていた主人公だったが、父親についての情報開示の提訴が複数あり、自ら名乗り出るか否か悩む話。
 子どもを持つことを選択できる制度としての精子バンクだけど、もし映画のようなことが起こったら今の日本ではどんな反応が湧き上がるだろうと思いながら見た。

③『The Kid’s Are Alright』

よく聞いたことのあるタイトルだったので、あらすじも大して読まずに見てみたら②の映画と重なる部分があった。同性夫婦の元に1人の精神ドナーによって生まれた2人の子どもたちが、夫婦の了承もなく父親の情報開示を求め実際に会ってしまうところから物語は始まる。
 精子ドナーである中年男性は若い女性との気軽な交際を楽しんでいたが、夫婦の一方と子どもの関わり方で話が合わなかったり、もう一方の女性肉体関係を持ったり(倫理的にどうなんだ?最後には子どももその事実を知ってしまうのはあまりに配慮がなさすぎて恐ろしかった)することによって、自分にも一緒にいてくれる家族がほしい、と考え改める。
 夫婦と子どもたち家族は、バラバラになりかけたものも、長女の大学進学も相まって素直な謝罪や自己開示によって家族は再び結ばれて、精子ドナーは「自分で家族をつくれ」と言い放たれて蚊帳の外のままジ・エンド。
 精子提供にまつわる制度は、不妊治療を行う夫婦のみならず、同性夫婦にとっても子どもを持つ手段の一つとなる有用な可能性を示唆する一方で、精子提供がお金稼ぎ的に使われている側面もある。またドナーたちの「人の役に立ちたい」という気持ちの「人」に子どもたちが含まれていないような気を増幅させるように私には感じられた。普段仕事で中高生と関わらせてもらうと、いかに生徒が大人の前では色々なものを包み隠す場合が多いかということを実感するシーンに出くわす。子どもたちがあまりに大人びた対応というか、ティーンの、抵抗しきれない不安な時期だから、なおさらモヤモヤした映画だった。


10月の目標

✔︎仕事

①前日までに準備を終わらせて朝負担を感じずに起き上がる

②10月分の勤怠や出張届けなどの事務処理を過不足なく申請する

③人事配置に係るヒアリングに備えて、10月中旬の自分の誕生日までに懸念事項を問い合わせ+少なからず来年度一年の展望を書き出す

✔︎生活

①朝に生理などでつらい、精神的にしんどい気がしても7時30分には自宅を出発し歩いてバス停に向かう

②寝る前の過ごし方改善。アマプラで寝落ちはもうそろそろやめたいので、読書や睡眠、振り返りに充てたい

③ソファ導入(10/9)により自宅の環境が変化するので、それに乗じて本・雑誌類も整備して自分の知的好奇心を向上する環境を整えたい

アヒル隊長。きき湯をボートの中に入れて浴槽につけると泡で発射して前進する。しばらく一緒にお風呂に入れていないですね、隊長…風呂は命の洗濯


…6つでも充分多いのでこのくらいにしておこう。

今月に26になる。あー…はやい。
変わっているようで変わっていない気がするけれども、変わりたければ少しでも自分の変わったところを自分自身で見出してあげることから始めたらいい。
あとはストレッチと深呼吸を忘れずに。


先日恩師と会った際にいただいたムンクの叫び靴下 feat.パンダ。「靴下ってどのタイミングで処分しますか?」という会話をこの前職場でしたなぁ。

2022/10/06

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