有島みこ

主に雑記を投稿します。運用のためにサポート戴けたらとても嬉しいです。

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過去の作品まとめ(随時更新)

過去に発刊・寄稿した作品のリストです。随時更新します。リンクから購入が可能です。 ・小説『こいしい生活』個人誌(二次創作)2020年5月発刊 別名義(Twitter @d52_urv)で発行した、漫画の二次創作小説。 https://booth.pm/ja/items/2197406 ・エッセイ『恋愛が一番、に思うこと』サークルクラッシュ同好会 会誌9号 2020年11月発刊 現代社会を取り巻く「恋愛偏重主義」についてのエッセイ。 https://circlecrush.

    • シャニマス文芸同人『SHINOGRAPHIA』についての見解

      【以下の記事には、私の発言ではありませんが、性的な文面のスクリーンショットが添付されています。ご留意ください。】 まず最初にこの記事で私が伝えたいことを書いておくと、 ① noteの記事をいくつか読んだだけで、その記事の投稿者が主催する同人誌への寄稿を決めてはいけない ② 違和感を覚えたら、原稿を書く前に(表紙担当のイラストレーターさんを紹介する前に)確認する の二点である。 なんのことかよく分からないと思うので、告知もしておきます。 最初の文章だけ読んでブラウザバックさ

      • 【詩篇】春、Now on sale.

        『嘘』 ねえ、最近、うそだよってよく言うんです うそだよって ひそひそと 言うんです 背中で十字を切るんです 親指を隠すんです そうしたら、ぜんぶうそになる気がして でもねえ、先生。 うそが下手なひとほど、にっぽんごが下手なひとほど、 うそつきに憧れるものなんですね 教えてくれたら もっと上手くやったのに。 『早口で、さあまくしたてて』 きみは嫌いだと言う 赤い背景に黒い明朝体で潰すように ひとを殺す漢字の羅列が歌詞になる曲が 可視化されたおかしいうたが きみは嫌いだと

        • 【エッセイ】息を飲むこと滑ること、その覚書

          だくだくと本を読む。言葉を咀嚼し、粒になってもなお咀嚼し、完全にペースト状になるまで噛み潰し、改行も空白も句読点もエクスクラメーションマークもルビも飲み干し、ざらりと舌に残る感触を確かめ、一本だけメンソールが入ったニコチンとタールの重い煙草を吸うと、また新しい本に手を伸ばす。上から下に、右上から左下に、視線を素早く動かし、また言葉を噛み砕いて飲んでいく。ラピッド・アイ。まるで自分にはそれしか残されていないかのように、周りの声も半分ほど残ったドトールコーヒーショップのアイスカフ

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        過去の作品まとめ(随時更新)

          雑記(すべからく延命に捧ぐ)

          退院した。実家に帰ってきて片付けをしようと思ったのだが、気持ちが塞いで何もできず、猫とベッドの上で横になることしかできなかった。入院だの退院だのオーバードーズだの自傷行為だの不眠症だのチェーンスモーキングだの、もうすべてやめにしたいと思うのだが、そんなことができていたらインターネットに日記なんて書いていない。 夕食どきに父から「お前はこのままだとの本物の孤独になる。自分だって見放すかもしれない」と言われてめそめそ泣く。食事も吐いてしまった。自殺未遂をして退院してきた娘に対し

          雑記(すべからく延命に捧ぐ)

          雑記(入院記録)

          桜が咲いている。心臓にやすりをかけられているようなざらざらした痛みがずっとある。文盲だとか詐病だとか、そういう言葉が意味を放棄した状態でだらだらと垂れ流される。 今日は朝方に統合失調症談義が巻き起こり、明らかに妄想らしいことをいろいろな人が口々に話し出すのでびっくりしてしまった。どう考えてもファナティックな空想の産物なのだが、肯定するわけにも否定するわけにもいかない。何か口を挟もうものなら医師から怒られてしまいそうだし。 入院している人は大抵、各々毎日同じことを永遠に話し続け

          雑記(入院記録)

          雑記(咲かない桜を眺めていても)

          退院の日取りが決まった。部屋を移動した。上がっていく気温に春の不穏さが忍び足で迫ってくる気配を感じる。やっとスマートフォンやパソコンを自由に使えるようになった。ありとあらゆる思慕が募って躁状態になって、なんだかふわふわふわふわしている。自分にできる範囲の夢しか見られないのなら、一生何も見えないままだと思う。 詩を一篇書き、ゲラを直し、いろいろと応募して、閉鎖病棟でできる範囲で精力的に頑張っているはず。息をするのも本当はつらいけれど、息をしていることを忘れるように生きていればい

          雑記(咲かない桜を眺めていても)

          雑記(さよならが知りたくて)

          事細かに書くことはえてしてひとに大きなショックを与えてしまうものなので、ぼかして伝えたいと思うのだけれど、とにかく自殺未遂をした。今度ばかりは死んだと思われていたようで、ご心配とお叱りのメッセージやらもはや死んだと思われている旨の連絡までたくさん来た。本当にご迷惑おかけしました。 警察経由で大学病院のICUに入れられて透析などを受けていたらしいけれど、その辺の記憶はほとんどなくて(今も記憶が定着しなくてずっとメモして過ごしているし味覚や左足も変なまま治らない)そのあと転院し

          雑記(さよならが知りたくて)

          せかいにさよなら

          こんにちは♪ あなたがたがこれを読めているということは、私は予定通り死んでいるか、病院にいるのか、とりあえず分かりませんが、私、有島みこは、ある睡眠薬を過剰服薬して、ただ眠っているか、遂に死んだか、昏睡状態にあるか錯乱状態にあるか植物状態にあるかのいずれかに該当します。連載で言えば打ち切り、もしくは長期休載といったところでしょうか。ちなみに、足がつかないよう、私は自宅にはおりませんので、くれぐれも警察などに住所をご連絡なさらないよう。 起きたところで、文字が読めたり書けたりす

          せかいにさよなら

          雑記(京都、大阪、のち海の向こうへ②)

          二日目、東福寺をはじめとした京都の寺社仏閣を巡りたいという母と弟と別れ、私は大阪観光に向かった。好きなアイドルがプロデュースしているアパレルのポップアップがちょうど梅田でやっていたのと、ピアスのキャッチを無くして着けるピアスがなくなってしまったのでそれを買いに行くのが目的だった。 朝が早かったので、とりあえず御堂筋線に揺られ、梅田駅の地下街で喫茶店に入る。JTの地図に助けられた旅行だった。見たことのない大きなコーヒーポットに惹かれ、スペシャルコーヒーとかいう馬鹿みたいな名前

          雑記(京都、大阪、のち海の向こうへ②)

          雑記(京都、大阪、のち海の向こうへ①)

          今回は旅行記に、まあいつも通り少しシリアスな話も。写真が多めなので視覚的にはカラフルかもしれない。最近人生をとんでもないスピードで駆け抜けているので、noteも更新頻度が高い。別にすごくメニアックだというわけではなく、薬もちゃんと飲んでいるので、そこは安心してほしい。 書きながら聴いていた曲 ・「せかいにさよなら」Marica ・「ヤツメ穴」XXXX ・「灼け落ちない翼」多田葵 ・「鳥の詩」Lia ・「Before I Rise」やなぎなぎ ・「ガランド」ピコン ・「私の薔薇

          雑記(京都、大阪、のち海の向こうへ①)

          雑記(それをロックと言うんだね)

          二日連続でnoteを更新するのはかなり久し振りなのですが、大金を使ったこと、ホストクラブに通っていたことなどでいろいろな方にご迷惑やご心配をおかけしたようだったので、昨日の続きとして事の顛末を書かせていただこうかと思います。もちろん違うお話もさせていただきます。いつものことながら、しばしお付き合いを。 結論から言って、私は担当およびホストクラブと縁を切った。思い出の品としてもらえるはずだったパーカーは送料を出して郵送してもらう手筈にしたけれど、それだって届くか分からないし、

          雑記(それをロックと言うんだね)

          雑記(それを世界と呼ぶんだね)

          『かわいいピンクの竜になる』を買って、少し読む。間違いなく自分を揺るがす、お洋服×フェミニズムの最極端。例えば『下妻物語』、『官能と少女』、私の愛するロリィタの本の中でも、これは実用的かつずっと格好よくて、惚れ惚れしてしまう。私は小さい頃からずっとアニメに出てくるヒロイン(この頃はカードキャプターさくらかな)みたいな魔法少女みたいな服装に憧れを抱いていて、自分を可愛く見せてくれるお洋服は大好きだった。高校時代は髪を染め、毎日ばっちりメイクとカラーコンタクト、ツインテール縦巻き

          雑記(それを世界と呼ぶんだね)

          雑記(世界を変革する力を)

          鬱が一周回って躁になり、病院でも隔離措置の話が出るまでになっていた。私は無限に独り言を喋りつづけたり、所構わず暴れまわったりしない。そういう意味ではまだ狂っていないのだと思っていたけれど、周りから見れば十分におかしくて、自分の倫理観が「犯罪を犯さない」の一点のみで、その他のことは本当にどうでもいいのだということに気づいてしまった。暗澹たる気持ちになった。双極性障害に普通とか平常運転なんてものは存在しない。絶望的に飽きっぽくて、先のことなど何も考えられない、そういう怠惰さも自分

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          雑記(傷には包帯を)

          フォロワーが東京に遊びに来てくれて色々遊んで楽しかったのだけれど、鬱転したものはなかなか戻らず、馬鹿みたいな仕事で日銭を稼いでは薬に溶かしていたら、東京に初雪が降った日、病院で叱られた。「次やったら入院させてダルクに入れるから」と言われ、スマートフォンの方が流石に大事なので薬を断つことに決めた。アボカドを追加したタコライスをキッチンカーで750円で買った。あー、人生、と思いながら、院内の庭の小石を蹴っ飛ばしていたら雪が降り始めた。 雪ではしゃいでいるタイムラインを眺めながら、

          雑記(傷には包帯を)

          傷物語 感想

          西尾維新原作、シャフトのリメイクアニメーション映画『傷物語』を観た。もう今年の観てよかった映画ベストに入るかもしれない。原作が出版されたのが10年以上前になるので読者諸氏もストーリーは知っていること前提で書くので、まだ読んだこと/見たことのない向きは記事をバックして今すぐ劇場に向かって欲しい。 まず、ストーリー。正直、暗喩というか、匂わせというか、とにかく想像力がないと話の意味が分からないので、原作を読んでいないとなんのこっちゃ分からないと思う。完全にファン向けの作品だ。原

          傷物語 感想