Takumi BEPPU / 別府 匠(takk3)

元英国Youtubeチャンネル日本支部のプレゼンター 元自転車ロードレースチーム監督・…

Takumi BEPPU / 別府 匠(takk3)

元英国Youtubeチャンネル日本支部のプレゼンター 元自転車ロードレースチーム監督・選手 高校卒業後にフランスなどヨーロッパでレース活動 2004年ツアーオブジャパンで区間優勝、日本人初のリーダージャージ獲得 Mt.富士ヒルクライム9年間記録保持 某国営放送の元王子

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インナーギアがペダリングに合わない問題

自分はアウターは必要になるまで使わないマンなので、サイクリングのほとんどをインナーで走っているのですが、(それには色々理由があるのですが、それはまた別の機会に!)最近12速になった影響でちょっと困っていることがあります。今借りているバイクにはアルテグラの12速でフロントが52-36でリアが11-34がついています。今回無理を言って165mmのクランクを準備してもらった関係でコンポーネントは新型アルテグラR8100なんですが、フロントギアは52-36と50-34と46-36しか

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    • カンパニョーロと私

      先日新しいボーラウルトラWTOが発表されたイタリアのカンパニョーロ。 日本ではカンパと呼ばれていることが多いですが、英語圏ではCampy(キャンピー)やCampag(キャンパグ)と呼ばれているカンパニョーロ。今回はボーラの発売を見て、ふとカンパニョーロと私の付き合いについて思うことがあったので、ここに綴っていきます。

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      • 荒川峠に挑んだ話

        先日、東京に行く機会があったので、せっかくだからロードバイクを持っていき、東京の方々がどんなところを走っているのか、しかも自分が走ったことのないところを走ってみようということで、前職時代によく耳にした通称「荒サイ」と呼ばれている荒川の河川敷道路に走ることにしました。 実際に現地を走ったのは、到着した日の夕方と翌日の朝の2回。到着した日は時間も遅かったので、とりあえず滞在先と河川敷道路までの区間の下見と少し様子を見る程度。翌日は前日の下見を踏まえて滞在先から河川敷道路までの区

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        • 現在と10年前のロードバイクの違いの話 3

          前回はフレームのジオメトリーやエアロの考え方でロードバイクの乗り方が変わってきてるなーという話を書きました。今回はロードバイクの乗り味の違いについて。 乗り味といえばメインはタイヤの話になります。5年前くらいまではチューブラータイヤとクリンチャータイヤの全盛期。タイヤのサイズは23mmから25mmくらいで空気圧は7〜8気圧が当たり前の時代でした。その頃はとにかく転がり抵抗を減らすために空気圧は高圧で、タイヤのゴムでグリップを稼いでいるような時代でした。空気圧が高いので路面か

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        • 現代と10年前のロードバイクの違いについて
          3本
        • 自分史とヒルクライムの話
          4本

        記事

          現在と10年前のロードバイクの違いの話 2

          前回のノートでサイクリングシューズのクリート位置が後ろに下がっている、という話を書きましたが、今回はそれにつながる話です。

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          現在と10年前のロードバイクの違いの話 2

          現在と10年前のロードバイクの違いの話 1

          某英国Youtubeチャンネルのプレゼンターを経験して、ほぼ13年ぶりにまともにロードバイクに乗る生活になりました。それも最新型のハイグレードのバイクです。そして、それらのバイクは当時自分が選手として乗っていたロードバイクとは走らせ方のコンセプトがかなり変わっていることに気がつきました。どの辺が変わっているのかということをちょっとずつ説明していきましょう。

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          現在と10年前のロードバイクの違いの話 1

          自転車ロードレースの言葉の話

          先日、Facebookアカウントでこのような投稿をしました。

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          自転車ロードレースの言葉の話

          自転車ロードレースでのガチマークからのレース展開の話

          こんにちは。スーパータックが話題にあがっているので、いっそのことスーパータックの達人になって、スーパータック王子として再デビューを果たそうか、と目論んでいる元タック王子です。(危険なのでスーパータックはやめましょう。) 冗談はさておき、先週日曜日は、ニュージーランドのケンブリッジで行われていたニュージーランドナショナル選手権をライブリザルトとライブ動画で追っていました。 すでに2016、2018とナショナル選手権を2回も優勝したことのある、弊チームに所属するクリスティは残

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          自転車ロードレースでのガチマークからのレース展開の話

          水とエコの話

          最近エコについてよく考えていて、自転車レースも真の意味でエコにできたらなと思っています。例えばチームでできることとして、選手の使うボトルを作るときに出る大量のペットボトルを減らしたい。 だいたい1レースで作るボトルの量として、選手8人・120kmのレースをすると想定して、予備も含めて40本のボトルを準備します。水の量だと自転車のボトルはだいたい550ml前後なので、約22リットルです。2リットルのペットボトルで11本分。500mlだと44本分。これが毎レースで消費されていま

          自転車ロードレースにおける無線世代と無無線世代の話

          自転車ロードレースで無線が使用され始めてから、随分と時間が経ちました。一度は全面禁止になった時代もありましたが、トップカテゴリーでは欠かせないツールとして使用されています。 自転車ロードレースで無線が使われ始めたのは、1990年代にアメリカのモトローラチームが持ち込んだのが起源だと言われています。レースで使用することで、レース中のベネフィットもさることながら、自社製品の宣伝にもなるというさすが通信機器メーカーがスポンサー。一説によると、ある日本人監督がヨーロッパに持ち込んだ

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          自転車ロードレースにおける無線世代と無無線世代の話

          2度目・3度目の正直の話

          自転車選手は海外のレースを転戦していることが多いですが、初めて行ったレースは大抵どこで何をやっていたか全く覚えていないことが多いです。場所も出場選手もよくわからず、とりあえずスタートしてフィニッシュするので精一杯。自分も一度しか行ったことのないレースのことは、よほどのインパクトがない限り本当に断片的なことしか覚えていないレースが多いです。しかし、同じレースに2回目、3回目と繰り返して出場していると、2回目では1回目の記憶が鮮明に蘇り、3回目ではより脳裏に焼きついていきます。な

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          2度目・3度目の正直の話

          Alpe de Zwift初登頂の話

          初めてAlpe de Zwiftに登頂しました。昔とった杵柄で、軽く回していけばそうそう苦しまずに頂上まで行けるだろうと、かなり軽い気持ちでの挑戦でした。が、そんな軽い気持ちで臨んだ自分を後々後悔させるほど、恐ろしい状況が待っていました。今回はそんなお話。 出だしは調子よく軽快に走る兄のやっているAlpe de Zwiftに上るMeet upに2回連続で通信の問題で合流できず、Zwiftに対するフラストレーションと、Alpe de Zwiftに挑戦したい気持ちが比例して上昇

          買ってよかったものの話(キッチン編)

          だいぶ前の話になりますが、2016年にチェコに滞在していた時があって、休みの日には当時住んでいた町からプラハまでバスで行きました。プラハまでは60kmあり、バスで1時間近くかけて行くのですが、チェコはバスの料金が非常に安く、プラハまで90CZK(チェココロナ)、約400円弱行けてしまうのです。しかもそのバスはその価格で飲み物が1杯無料でもらえて(学生のバイトのような若い添乗員さんからもらえます。男性か女性かは運。)、車内はフリーWifiが使え、さらに個人スクリーンで映画やTV

          買ってよかったものの話(キッチン編)

          グラベルバイクいいかもの話

          モートン兄弟のドキュメント、Thereaboutsを見てからグラベルバイクが気になって仕方がない。 そもそも自分がマウンテンバイク選手だったときは、フランスのSUNNのリボルト2というクロモリのバイクに乗っていました。 (今思えばこんなバイクを準備してくれた両親には感謝しかありません。。)SUNNのバイクはちょっと重かったですが、フレームスケルトンやデザインがすごくお洒落でした。フロントサスペンションのストロークが40mmと当時では短めでしたが、そのせいかバイクを振っ

          グラベルバイクいいかもの話

          サイクリングルート作成の話(ショート周回コース)

          4月25日の夜に突然下記のつぶやきを投稿しましたが、 外出自粛の期間中でも、30分から1時間の軽い運動は認められています。しかし自転車で1時間だと遠くにも行けず、コースも単調になりがちです。また遠くにいくことで危険に遭うリスクも高くなります。そんな時には自宅の近くにショートの周回コースを設定しておくと、近所でも意外とライドを充実させることができます。また、あらかじめコースを作っておくことによって、そこに行って走ること、ルートを再編集することが目的となり、次のライドへのモチベ

          サイクリングルート作成の話(ショート周回コース)

          こんなときだからご近所に気楽に回れる周回コースを作ってみてはいかがですか?コース取りのコツは信号や一旦停止をできるだけ省き、1周3kmくらいで平均勾配3~4%くらいの1km弱の上りがある車の少ない道。このくらいだと集中力が保ちやすいです。地図アプリを活用してレッツ周回ハント!

          こんなときだからご近所に気楽に回れる周回コースを作ってみてはいかがですか?コース取りのコツは信号や一旦停止をできるだけ省き、1周3kmくらいで平均勾配3~4%くらいの1km弱の上りがある車の少ない道。このくらいだと集中力が保ちやすいです。地図アプリを活用してレッツ周回ハント!