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悪意なき攻撃

育休取得して一ヶ月が過ぎました。

次男もあと一週間で2ヶ月になり、元気に育っています。長男は日に日に動きが機敏になり言葉数も多くなって家の中に笑いをたくさん運んでくれます。パートナーも出産で消耗した体力が少しずつ回復し、家族で出かけることもできるようになってきました。

こんな家族での時間を過ごせることがとても幸せであると同時に、職場の方々の協力に深く感謝しています。本当にありがとうございます!

今回は先日初めて次男と二人で出かけたときのエピソードです。

その日はパートナーが歯科医院に行く日でした。うちの次男は完全母乳なので、パートナーの外出には時間的な制約があります。(現在授乳間隔は2時間半〜3時間程度)

その中で歯科医院に行って帰ってくることはなかなか至難の業です。ましてワンオペの場合はさらに行くことが難しくなるということで、僕が育休中に行っておこうということになりました。

余談ですが、妊娠すると麻酔ができない、レントゲンがとれない、使えない薬がある等々、いろんな制約が母体にはかかってきて気軽に通院できなくなるんです。ですので、妊娠中の病気や怪我ってかなりナイーブな問題なんです。

そんなこんなで
「出産が終わったらすぐに歯科医院に行きたい」
と言っていたパートナーだったので、今回に至りました。

話は戻ります。
自宅で僕が息子と過ごすことも考えたのですが、確実に2〜3時間次男のお腹がもつとも限らないので、受診後すぐに授乳できるように歯科医院の近くでプラプラしながら過ごすことにしました。
エルゴの抱っこ紐で前抱っこするタイプのものでした。

その日はかなり陽射しが強かったので、なるべく日陰やデパート内をと気をつけながら息子と二人ゆったりした時間を過ごしていました。するとふとベンチに座っていたご年配の方が

そんな小さいのに外に連れ出すなんでかわいそう!早く家に帰ってあげなさい」

とご助言をいただきました。

そのご年配の方からしたら次男のことを思って善意で言ってくださったことは明確です。ですが、その言葉をいただいた僕は複雑な気持ちになりました。

ネットで「赤ちゃん」「おでかけ」と検索すると、たくさんの情報が出てきます。
「1ヶ月検診が終わったら10〜15分程度の外気浴から始めましょう」「2ヶ月経つまでは出来るだけ外出を控えましょう」等々…
この情報の多さに初めて親になり育児をする方は逆に混乱してしまうのではないかと思うくらいです。

確かに、生まれたばかりの赤ちゃんって本当に弱々しくて、外に連れ出すことっていろいろなリスクがあって大変なことはわかっています。

ただ、そのリスクや知識を知った上でも連れ出さなければ行けないことがあるということも少し知ってほしいなと思いました。ましてや核家族が進んでいる現代では、
今日午前中だけ見ておいてください
と頼める存在ってなかなかいないのが現状です。

良かれと思って言った一言で、ワンオペ育児をしていてギリギリの精神状態の親が崩れてしまうことがあるかもしれないということを知ってほしいと思い、書かせていただきました。

でも、気にかけて声をかけてくれたこと自体はとても有り難かったです。

より育児がしやすい世の中になっていくよう、仕事復帰したら精進していきたいと思います!

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サポートは全て息子たちの何かしらの経験に使わせていただきます!感謝です。