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イカ娘の<子どものようなリアクション>がかわいい♥|アニメ「侵略!イカ娘」に学ぶ

※本記事では、アニメ「侵略!イカ娘」(第1期)を分析します。


イカ娘の<子どものようなリアクション>に注目しよう!


イカ娘には様々な魅力があります。その中の1つが、<まるで子どものようなリアクション>


イカ娘は、

・POINT1:ずっと海の中にいたがゆえに、人間の暮らしについてほとんど何も知らない。つまり、見るもの、聞くもの、何もかもが新鮮である

・POINT2精神年齢が低い(小学校高学年程度?)

・POINT3素直な性格をしている

……というわけで、日常のごく普通のもの・ごく些細な出来事に、まるで幼い子どものようなリアクションを示すのです。


そしてですね、それが……じつにかわいい♥


分析対象


本記事では、イカ娘の<子どものようなリアクション>が最もストレートに描かれたエピソードを詳しく見てみましょう。

すなわち、第9話の3番目のエピソードです。


画像1


三幕構成で整理


それでは、上記のエピソードを三幕構成の視点で整理してみましょう。

※補足:「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ👽 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ!!


画像2


ここがポイント!


<1>

イカ娘の<子どものようなリアクション>をピックアップしてみましょう。


▶第1幕

・1:ごくふつうの傘に目を輝かせて、「面白いでゲソ!」

・2:栄子にビニール傘をもらって大喜び、頬ずりする

・3:傘をもらったのが嬉しくて、雨の中でも大切そうに抱きかかえる。そして開いたり閉じたりしてみる

・4:さらに、屋内でも傘を差そうとする


▶第2幕

・5:自分の傘より優れたものを見かけた時に、自分の傘をかばう「私はお前の味方でゲソね」

・6:傘に名前を付ける

・7:名前がコロコロ変わる(おそらくイカ娘本人は気づいていない。子どもならではの飽きっぽさというか、忘れっぽさというか)

・8:傘を武器に見立てて1人遊びに興じる


▶第3幕

・9:傘がぐしゃぐしゃになってしまった時、号泣して「相棒ー!」と叫ぶ

・10:ぐしゃぐしゃになってしまった傘を大切そうに持ち帰る


<2>

ご覧の通り、イカ娘は何の変哲もないビニール傘を宝物のように、あるいは親友のように扱っている。そして、泣いたり笑ったりコロコロ表情が変わる

これ、まさに<子どもらしいリアクション>ですよね。


こういうところがイカ娘の魅力なんですよ!

そして「侵略!イカ娘」とは、そんな彼女を愛でる作品であると言えるでしょう。



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(担当:三葉)

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