記事一覧
20年6月 舞鶴いってきたメモ
──ひたすらに、海が見たかった。
疲れやストレスが極限を超えると、人には「どこか行きたい・帰りたい場所」が発生すると思っている。それは生まれ故郷ではなくていいし、駄菓子屋の店先でも、食べたかったアレでもいい。
はじめは、4月の中頃だった。COVID-19の流行に伴い、日本全国、いや世界中が混乱と恐怖に陥っていた。無論、それは接客サービスを伴う書店業の我々についても例外なく、2月初の国内感染者の
2020年始大島・広島
風が強く、暖冬傾向にしてはかなり冷え込んだ2019年夜。紅白歌合戦に心惹かれながらも私は京都を出発した。利用するのは夜行バス。18年から19年にかけては高知に向かった私だが、今回は広島に里帰りすることにした。バスの中で新年のカウントダウンを迎え、眠りについた。
到着した広島は朝六時前で、まだ真っ暗だった。そして、京都を発ったときよりもとても寒かった。妹に迎えに来てもらい、私達は故郷・周防大島へ
19年9月 京都旅行
発端は私の転居だったように思う。昨年頭に来訪した妹が、今度は母を伴い訪ねたいと言っていたような気がする。そんなこんなで話はトントン進み、9月末の連休に晴れて家族旅行となった。
待ち合わせは現地で──そう予定を立てたものの、乗る電車は同じなので車内で待ち合わせをした。夏以来に会う二人だが、普段よりはずんで見える。台風の接近による曇天だけが残念だったが、幸い雨は止んでいた。母は「晴れ女だから」と
2018年のたべさんぽ
2018年。昨年末・年始から12月まで訃報が絶えず、正直いい年ではなかった。いずれ相対的に良かったと思える日はくるだろうか。しかし、腹は空く。空くし、歩けば食べたいものがそこいらにある。
ので。
今年食べたもの、美味しかったものをまとめることにした。あまりいい年ではなかったが、いい年じゃないなりに良いこともあったと思いたいので。来年はもっと出掛けたい、そういう期待をしたい。
■京都
・ni
森見登美彦トークショー「京都のこわし方」
2017年8月5日(土) 19:00開始
中央公論新社刊「小説BOC」夏休みスペシャルイベント
※詳しいトークショーの内容は「小説BOC」次回7号(10月発売)に掲載予定!
あくまでも個人的に聞いていて書き留めておきたいことを記録します。
正確な内容はぜひ、次回のBOCでお楽しみください。
なお、この感想記録は現在連載中の最新作『シャーロック・ホームズの凱旋』のネタバレ/事前に知っているこ
20170805 京都タワーサンドへ
5日の夜から森見登美彦氏のトークショーを拝聴するにあたり、時間潰しを兼ねて4月にリニューアルオープンした京都タワー下の施設へと向かった。元々京都タワーの下には土産物屋や銭湯があったのだが、老朽化を感じていたことを覚えている。それを刷新し、土産物屋のラインナップから施設の方向性を変えて新たな商業施設としてリニューアルしたのが「京都タワーサンド」である。
なかなか京都駅前に行く機会がなかったため、
「追悼 水木しげる『ゲゲゲの人生展』」
京都大丸ミュージアムで開催されていた「追悼水木しげる『ゲゲゲの人生展』」を観に行ってきた。
展示内容は、水木氏の人生とそれに伴う作品や資料、水木氏の貴重なコレクションの展示が主で、全部で6章に分けて展示されている。
なかでも私が興味を惹かれたのは、水木サンが仕事をしている背中を映すプロジェクションマッピングだ。手前では水木サンが仕事をしたり、眠ったりしている、その奥のモニターにはずらりと資