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文を綴り、写真を撮る25歳です 脚本家志望

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私のこと

はじめまして。 noteはじめてみました。 早速ですが、簡単に私のことを書きます。 こんな時間だけど、チョコケーキを食べてます。 ダイエットしなきゃが口癖になっちゃってる、普通の女子大生です。ちなみに4年生。 将来の夢は映画監督。専攻は理系だから、いまは独学で脚本や映像のことをぽつりぽつりと勉強中。 趣味は、映画鑑賞・読書・写真を撮ること・絵を描くこと、観ること・ライブに行くこと・音楽を聴くこと・料理。たまに物語を書いたりもしてる。 これは私の大好きな神保町。散

    • ここ最近、noteの通知が鳴り止まない。過去一、二を争う程のスキが、私の元に届いた。これは本当に嬉しいことで、好きな人との話だから尚更嬉しいことで、それに加えて素敵なクリエイターさんの文章に触れられるのもまた、嬉しいことで。noteを始めて早四年、私の居場所はまだちゃんとある

      • これがきっと恋だから、

        これはわたしと恋人との話。 付き合う前日の夜、わたしたちはデートをしていた。 付き合う前の、甘すぎるけど、ちょっとだけ苦い時間。 今しかできない会話、今だからこそ意味をなす表現、 そういったものが、確実にしっかりと存在していた。 「結婚して子どもができたら、深夜のコンビニに手を繋いでいくことが2人の特別な時間になる」 デートの帰りにコンビニに寄ったとき、ホットカフェラテを作る待ち時間に、彼がふと呟いた言葉だ。 わたしの恋人は、こういう感性を持った人だ。 わたしは少

        • 短編小説【夏のいたずら】

          しょうもない時間だった。 でも、どうしようもなく愛おしかった。 彼と一緒にコンビニに入る。 効いているような、いないような、体温に近い冷房が体にまとわりつく。 火照りをとってもらいたいのに、本当に役立たず。 「新発売だって」 彼が立ち止まる。 アイスキャンディーが目につく。 「これ、味違うのふたつ買おう」 私は小さく頷いて、彼からぶどう味のアイスキャンディーを受け取った。 彼は桃味。 私たちは肩を並べて歩く。 アイスを食べるのに夢中に見えた彼が、ふと口

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        私のこと

        • ここ最近、noteの通知が鳴り止まない。過去一、二を争う程のスキが、私の元に届いた。これは本当に嬉しいことで、好きな人との話だから尚更嬉しいことで、それに加えて素敵なクリエイターさんの文章に触れられるのもまた、嬉しいことで。noteを始めて早四年、私の居場所はまだちゃんとある

        • これがきっと恋だから、

        • 短編小説【夏のいたずら】

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          14本
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          29時、ぬるりぬるりと微睡んで

          29時、ぬるりぬるりと微睡んで

          短編小説【ナイト・グルーヴ】

          東京駅。八重洲中央口を出て右手に、夜になると明るい照明で鮮やかに彩られる、大きな階段がある。 人々はみな、なんの目的もなく、あるいははっきりとした意思を持って、この階段に座っている。 とりわけ僕たちは、この子洒落た街を行き交う人々を見ながら、夜を無駄遣いするのが好きだった。 毎週金曜日のバイト終わり、僕と俊介は決まってここで落ち合う。 半年ほど前、お互いのバイト先の最寄り駅だったこともあり、家に帰る前にちょっと休まないかと座ったことが始まりだった。 ある日はコーヒーを片手

          短編小説【ナイト・グルーヴ】

          たやすいこと

          夜明けの終わり。 カーテンの隙間から差し込む明かりが、 あなたの頬にそっと色を乗せる。 これから先、私たちは 幾度となく、 同じようで全く違う、 甘くて痛い夜を越えていく。 うっすらといびきをかくあなたの、 目にかかる前髪をそっとどかし、 おでこにゆっくりと口づけをした。 それは、 とっても甘くて、 耐えられないほどに痛かった。 私の涙が、 うっすらと寝息をもらすあなたの、 私の体温が残ったおでこに落ちていく。 あなたの瞼が、細かく揺れる。 でも、どうか今だけ

          たやすいこと

          愛は、 人を強くするものではなく、 人を弱さから守るもの

          愛は、 人を強くするものではなく、 人を弱さから守るもの

          小学生がランドセルほどの大きさの、雪のかたまりを抱き抱えながら通学路を帰っていた。 大切に大切に抱き抱えながら歩いていた。 雪の白さに反して赤らんだ頬が愛おしくって、胸がじーんとした。

          小学生がランドセルほどの大きさの、雪のかたまりを抱き抱えながら通学路を帰っていた。 大切に大切に抱き抱えながら歩いていた。 雪の白さに反して赤らんだ頬が愛おしくって、胸がじーんとした。

          私のことを褒めて、愛して、可愛がって、守って、大切にすることが、あなたにできる? 同じだけの気持ちは返せない でも私は悪くないから謝れない あなたのことを一番にできなくても、私のことを想ってほしい 冷めたキスで暖めてあげる わがままと分かっていても、私は自分から逃げられないの

          私のことを褒めて、愛して、可愛がって、守って、大切にすることが、あなたにできる? 同じだけの気持ちは返せない でも私は悪くないから謝れない あなたのことを一番にできなくても、私のことを想ってほしい 冷めたキスで暖めてあげる わがままと分かっていても、私は自分から逃げられないの

          迷子

          街ですれ違った、優しくも鋭く私に刺さる残り香を辿る。 その匂いに導かれるように振り返り、必死にあなたを探したけれど、 あなたはどこにもいなかった。 匂いの記憶は怖いもの。 今はこうして忘れているのに、 一瞬にして、あの日の私を連れてきてしまうから。

          私は演技が好き。 人生はドラマ、私は女優。 本当の自分を隠していれば、私は私を肯定できる。 あなたに見せてる私の顔は、あなたが見たい私の顔。 あなたが見ている私の顔は、私が見せたい、私の顔。

          私は演技が好き。 人生はドラマ、私は女優。 本当の自分を隠していれば、私は私を肯定できる。 あなたに見せてる私の顔は、あなたが見たい私の顔。 あなたが見ている私の顔は、私が見せたい、私の顔。

          好きな香りは変わっていくのに、好きな匂いは忘れることができないんだ

          好きな香りは変わっていくのに、好きな匂いは忘れることができないんだ

          触れてみて。

          先生は言った。 「誰かに恋をする時。その人の顔や性格以外に惚れる要素があるとしたら、どこだと思う?」と。 数十秒悩んだ。 のちに先生は言った。 「文章よ」 と。 「文章には、その人の心が宿る。美しいところも、恥ずかしいところも、汚れたところも、全て現れるのが文章なのよ」 なるほど。 妙に、腑に落ちた。 日頃からnoteをはじめとするSNSや、個人間のチャットなど、私たちは様々な場所で文章に触れている。 するとたまに、ドキッとするような文章に出会うことがある。

          触れてみて。

          世の中には二種類の人間がいる。 自分を満たすために、お金を払うのか。お金を払ってもらい、自分を失うのか。 別れ方が分からないから付き合っているのか、別れるのが怖くて付き合い続けているだけなのか。 何かを失うということは、何かを得るということ。 より大きいのはどちらだろう。

          世の中には二種類の人間がいる。 自分を満たすために、お金を払うのか。お金を払ってもらい、自分を失うのか。 別れ方が分からないから付き合っているのか、別れるのが怖くて付き合い続けているだけなのか。 何かを失うということは、何かを得るということ。 より大きいのはどちらだろう。

          人々は皆、多くのトラウマを抱えて生きていると信じたい 幼少期に負った記憶は簡単には消えない。意識しなくとも、無自覚に吐露してる 「どこか影がある私」は、誇らしい看板ではない 日常の小さなことが自分を救い、自分を傷つけていることにもっと関心を向けるべきか どうしたって、苦しい。

          人々は皆、多くのトラウマを抱えて生きていると信じたい 幼少期に負った記憶は簡単には消えない。意識しなくとも、無自覚に吐露してる 「どこか影がある私」は、誇らしい看板ではない 日常の小さなことが自分を救い、自分を傷つけていることにもっと関心を向けるべきか どうしたって、苦しい。