#0095【モロッコ事件(独仏対立、20世紀初)】
1日1分歴史小話メールマガジン発行人の李です。
No.94の続きです。英仏の対立は緩和されましたが、新興勢力のドイツと新たな緊張関係が発生しました。
ドイツは長らく国内の統一が進みませんでした。
ドイツ民族の国家としては、プロイセン王国、バイエルン王国、オーストリア帝国さらに各都市国家に分裂した状態でした。
これをプロイセン王国の宰相ビスマルクが統一運動を進めていきます。
ビスマルクは1862年にプロイセンで宰相の地位につくと「鉄血政策」という富国強兵政策を進める一方、