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ふたりのイエスタデイ。

隠していたわけではないですが、「マシーンぶくお」は本名ではなかったりします。(もし本名だと思っていた人がいましたら、お知らせください。謝罪する準備があります。)

本名を発表するつもりはないですが、
良く言えばシンプル、普通に言えば地味な名前だと思うわけです。

そんなことを会社の人に話したところ、

「でも、私は良い名前だなあと思ってますよ」

なんて言われたりして照れます。

「でも私は」では

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彼女の仕種が。

彼女の仕種が。

夜の空を2歳娘と見上げます。

月が出てたりして。

「お月様だよ。」

なんて教えたら「まー?」

なんて言ったりしてて。

月が雲に隠れると

「ふー、ふー」なんてして。

「そんなことしても月は出てこないよ。」

なんて説明しても

「ふー、ふー」なんてしたり。

それは先月の話。

そんな様子が頭から離れなくて、

それがたいへん僕は楽しくて、

ひとりベランダでタバコを吸いながら、

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数え足りない夜の足音。

こんな湿度の高い朝

バス停までの坂道を早歩きしていると

水が肺に入ってくるように感じます。

そうだ、僕は泳げなかったのでした。

泳げないことを思い出したのでした。

家を出るときには

「行ってきます。」

と言いたいところです。

誰も起きていないので、

玄関出てからそっと振り返り呟きます。

「行ってきます。それで後で帰ってきます。」

出掛けてから、

そして戻ってくるまで

どう

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知らない歌をうたいます。

知らない歌をうたいます。

休みの日には散歩に行きます。

娘と二人で散歩に行ったりします。

木の葉触ったり。

花見たり。

水路を眺めてみたり。

そんなことしながら過ごしたりします。

帰り際、

もう少しで家に着くってところの階段に、

娘は腰掛けたりします。

隣に座れなんていうので、僕も一緒に腰掛けます。

「あー!」

なんて上を指差すので、見てみれば空。

見上げてみれば曇り空。

娘にしか見えないものがあ

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エレキドロップ。

職場の女子が、

「仕方ないですよ、女は子宮で考えるって言いますから。」

なんて言うわけです。

久しぶりにそんな話を聞きました。

今の若い人は、きっとそんなこと言わなそうだし

理解もしなさそうです。

そもそも仕事でその理屈は通用しないと思うわけです。

それが通用するのなら

「僕は睾丸で考えたところ、この結論に至りました。」

なんて話も良いということになるのではないかと。

ないかと

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ポップの永遠性を垣間見る。

せーかいはーひーとつー

せーかいはーひーとつー

なんて歌ってみます。
(世界って案外変わらない。)

たぶんですが、

人は揺らいでいるから人なんだと思います。

水も揺らぐし風も揺らぐ。

だから人も揺らぐんだと思うんです。

それでは皆さんもう一度。

ふーたーりーのためー

せーかいはあるのー

なんて歌ってみます。
(世界はやっぱり変わらない。)

時々ふたりは。

時々ふたりは。

パンツを脱ぐということは、
とても勇気のいることです。

文明国で生まれたその日から
パンツを穿いて生きてきました。

下半身を守っていくことが
当たり前の生き方になりました。

僕は世界を勝手に分けては泣く。

世の中の人が全て僕と同じなら、
もっと素晴らしい世界だったと更に泣く。

誰しも同じことを考え、
庭で泣く。

貴方は貴方なりに理由があって、
泣いているかもしれないのに。

今頃どうし

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不良アロハ

不良アロハ

奥さんは子供のころ、
ビー玉を鼻の穴に入れて取れなくなったことがあるそうです。

僕はない。

そんなことする目的がわからない。

奥さんのお兄さんもあるそうです。

僕はない。

そんなことする理由がわからない。

そういえば僕の妹もそんな経験があったはず。

僕はない。

そんなことするメリットがわからない。

それでどちらが良いかというと、
恐らくたぶん僕以外の人たちの方だろうと思います。

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涙はいつでも勝手に落ちます。

涙はいつでも勝手に落ちます。

以前も似たようなことを書いた気がします。

まあそれでも良いかと思います。

いつだって同じようなことを書いてる自覚があります。

そして過去に何を書いたかなんて覚えてないことに、
自信があります。

会社の女子が

「どうして男はみんなおっぱい星人なんですかね」

なんて言うわけです。

またそんな話かと思います。

ちょっと世の中の人たちは勘違いしてますってこと。

勘違いも重ねていけば事実に

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過去でも未来でもない休日。

過去でも未来でもない休日。

若い頃、少し背伸びしてジャズのレコードなんて

買ったものです。

分かってる風を装おってみたり。

大人になり、当時分からなかった歌詞に

突然衝撃受けたりしたものです。

大人になった証と嬉しく感じてみたり。

人生って「背伸び」と「後で分かる」で出来ているのかと考えます。

仕事で車を運転することがあります。

それで「ぶくおさんは運転上手ですね」

と言われることがあります。

嬉しい。

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スタークラス。

スタークラス。

そういえばってことでもないですが、

先週だか先々週

防災セットを買ったと奥さんから聞きました。

地震とかあっても、
これを持ち出せば大丈夫みたいなリュック。

ああ、これで地震があっても安心だなあ。

ああ、これで家族は安心だなあ。

…。

こんな年齢になっても驚くことがあったり、

日々勉強だなあと思うこの頃です。

防災セットがどこにあるのか知らなくて驚きます。

どこにあるのか教えて

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意見を言わないことを美徳とする日本人なので、基本的には黙ってます。(嘘)

恋する季節ってこと。
(少し唐突ってこと。)

恋する惑星ってこと。

それで最近の僕のブームは

「ソバ茶を冷やして飲む。」

なんてことだったりするんですが、

今日飲んだら「冷えただし汁」だったのは

きっと奥さんが考え出した健康法だと思いたい。

笑いながらの「ごめんなさい」が、

こんなに心に伝わらないのは

きっとこの暑さのせい。

口の中がこんなに生臭いのは

きっとこの暑さのせい。

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ワカンナイ。

ワカンナイ。

大人というものは、

突然なるものではなかったりします。

大人というものは、

「はい、今から大人ね。」

なんて感じでなるものではなかったりします。

大人はある日

「あ、大人になったんだなあ。」

なんて思うもの。

失うものもありますが、

気がついたらなっているもの。

それが大人じゃないかと思うわけです。

今日鏡を見たら、

眉毛の一部が特別に伸びていたわけです。

眉毛がバカにな

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ドリルドリルその2。

ドリルドリルその2。

仕事をなんとなくしてたわけです。
(「一生懸命やらないと」なんて言われたら嫌いになります。)

それで会社の人が

「ぶくおさん、目が真っ赤ですよ」

なんて言うわけです。

見たら真っ赤。

これで明日あたり耳が伸びてきて

たぶんウサギさんになるんだろうなあと思いました。

これからは誰かと話をするときは

「おはようぴょん」

とか言うことにしよう。

「ニンジンが好きぴょん」

とか発表し

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