おちまこと

2020年3月投稿開始。現在、記事数は約1500。大人になってから3回目の大きな変化を…

おちまこと

2020年3月投稿開始。現在、記事数は約1500。大人になってから3回目の大きな変化を機に、「書くことが、仕事になるため」を目指し、2020年12月からは、毎日noteに投稿を続けています。記事は、少し長めのことが多いです。東京都在住。

マガジン

  • 暮らしまわりのこと。

    生活の事。日常の出来事。身近な植物や生き物のこと、などを書いています。

  • noteについて。書くことについて。

    noteを書いていくことについて、それで思ったことなどについて、書いています。

  • 読書感想(おちまこと)

    読んだ本の感想を書いています。

  • いろいろなことを、考えてみました。

    自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。

  • 「エンターテイメント」と「アート」

    アニメやアートや映画やドラマや音楽やイベントなどについて、書いてきた記事や、これから書いていく文章をまとめていこうと思います。

記事一覧

固定された記事

「陰謀論」を、信じられなくなった理由

 不安が多い時ほど、『あれは実は裏で…』というようなことが、真面目な口調なシリアスな文体などで語られるようになり、そして、ある特定の団体や、人種や、国の名前や、…

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期待を上回る、ということ

 近くの小さめのスーパーに入って、歩くと、その最も奥の場所にアイスボックスがある。  その箱には、当然だけどアイスが並んでいて、そのアイスの売れ行きによるのか、…

おちまこと
12時間前
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アイス自販機と、スケートボード

 東京の表参道。  自分にとっては、おしゃれな街で敷居が高いから、渋谷で半蔵門線に乗り換えて、表参道の駅に着いたところで、すでに微妙に緊張感が高まる。  ホーム…

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ポーランドは遠いままだった。

 ハンバーガーのチェーン店が、それほど安いと思えなくなってからは、外食を一人で食べるときは、牛丼屋のチェーン店に行くことが増えた。  その地域によって、いろいろ…

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ハトに鳩サブレー

 神奈川県の生まれのせいか、崎陽軒のシウマイが好きだし、鳩サブレーにもなじみがある。  それぞれ横浜と鎌倉のもの、という意識があって、子どものときだけではなく、…

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「ありがとうございました」(2024.5.5)

 少し前のことですが、「おめでとうございます!」を見ることができました。  皆さんが、読んでくださったおかげです。  ありがとうございました。  毎週土曜日には…

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「ゴールデンウィーク終盤と、感染者発表のない週末」。2024.5.4。

 天気がいい。  午前9時前に家を出る。 3連休 道路に人通りが少ない。  空が青い。  何人かの高校生とすれ違い、ジョギングする男性とも何人かとすれ違う。  …

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読書感想 『うるさいこの音の全部』 高瀬隼子 「知名度が上がることのどうしようもない閉塞感」

 芥川賞や直木賞は、今も注目を浴びやすい。 芥川賞 その作品を読んでなくても、読んでその優れたところがわからないとしても、芥川賞作家は、すごい。  そんなことは…

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少しでも、残酷さを減らすために出来ること

 なんとか、少しでも世の中が良くならないだろうか。  そんな漠然とした思いは、濃淡は変わっても、いつも心の中にあるような気がする。それは、純粋に利他的なことでは…

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きよえちゃん

 神奈川県の厚木市に住んでいる人が時々「きよえちゃん」と言うのを耳にしていた。  あまりにも近い距離感で話しているので、親戚か何かかと思っていたのだけど、ある機…

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20代後半で出来るようになった、いくつかの事。

 逆上がりが出来るようになったのは、幼稚園か、小学校に入るくらいのことだった。  どうして、鉄棒に興味を持ったのか、それとも、何かの課題だったのかは覚えていない…

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『美術はひとを救えるか』---弓指寛治 × 東浩紀 × 上田洋子。ゲンロンカフェ。2024.4.25。

 ゲンロンカフェという場所ができたのは2013年のことだと覚えている。  それは、その年に、自分が厳しい状況にあって、そこで長い時間きちんと話をするトークイベン…

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ヤマザキと森永

 企業のイメージは、人によって違う。 パン工場 実家から歩いて中学校に行く時に、山崎パンの工場があった。  ちょうど通学時間と、始業時間が重なっていたせいなのか…

おちまこと
10日前
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「4月の記事3選」(2020・2022・2023)

 2020年3月にnoteを始めたので、5年目になっています。  いつも読んでくださる方がいらっしゃるおかげで、こうして書き続けることができています。ありがとうござ…

おちまこと
11日前
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「ゴールデンウィークと、見出しにならない感染者増加」。2024.4.27。

 小雨が降っている。  雨の音はしないから、よけいに静かな感じがする。 気温 気温が高めのようだけど、そんなに暑く感じるわけでもなく、でも、もちろん寒いわけでも…

おちまこと
11日前
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読書感想 『地雷グリコ』 「〝カイジ〟の系譜」

 ミステリーが、あまり好きではない。  それは、謎に引っ張られると、その過程を読むことが、どこかおろそかになるような気がするのと、最初に誰かが殺されたりすること…

おちまこと
12日前
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固定された記事

「陰謀論」を、信じられなくなった理由

 不安が多い時ほど、『あれは実は裏で…』というようなことが、真面目な口調なシリアスな文体などで語られるようになり、そして、ある特定の団体や、人種や、国の名前や、意外な方法などがあがり、どんなことでも、世界は、誰かの意図で動かされている、といった結論になる。  厳密にいえば、間違っているのかもしれないが、私にとっては、それが「陰謀論」であり、「デマ」だと思っている。大小さまざまな出来事の全てに「あれは、実は…」が潜んでいて、必ず、そんなことを語る人がいて、それなりに筋が通って

期待を上回る、ということ

 近くの小さめのスーパーに入って、歩くと、その最も奥の場所にアイスボックスがある。  その箱には、当然だけどアイスが並んでいて、そのアイスの売れ行きによるのか、区切りの幅が違う。  広い幅を使って置いてあるアイスは、これまでもよく見たことがある商品だし、自分でも何度も買ったことがある名前のものが積んである。  だけど、あまり売れないのか、すでにその商品の販売が終了しようとしているのか。どんな事情かただの消費者には分かるわけもないのだけど、すごく細いスペースしか与えられて

アイス自販機と、スケートボード

 東京の表参道。  自分にとっては、おしゃれな街で敷居が高いから、渋谷で半蔵門線に乗り換えて、表参道の駅に着いたところで、すでに微妙に緊張感が高まる。  ホームのベンチは、少し奥まったところにあって、予定よりちょっと早く着き過ぎたので、時間調整のためにそこに座っていた。  そこから見える位置にアイスの自販機があった。  それは、「セブンティーンアイス」だった。 アイス自販機 それは、グリコの自動販売機で、都内だけど川沿いで少しのんびりした空気が流れている自宅近くの道路

ポーランドは遠いままだった。

 ハンバーガーのチェーン店が、それほど安いと思えなくなってからは、外食を一人で食べるときは、牛丼屋のチェーン店に行くことが増えた。  その地域によって、いろいろな牛丼屋がありそうだけど、自分自身の感覚としては、とても平凡だと思うけれど、吉野家と松屋とすき家の中で、選択をすることになる。 牛丼屋の特徴 とても個人的な印象だけど、吉野家は老舗で、アメリカ産の牛肉を使っていて、だから、他の牛丼屋とは味が違っていて、牛丼にこだわる人は、吉野家に行く、といった話を聞いたことがある。

ハトに鳩サブレー

 神奈川県の生まれのせいか、崎陽軒のシウマイが好きだし、鳩サブレーにもなじみがある。  それぞれ横浜と鎌倉のもの、という意識があって、子どものときだけではなく、崎陽軒のシウマイは新幹線の駅にも売っているし、わりと途切れなく食べてきて、おいしいと思ってきた。  だけど、鳩サブレーは他にも様々なお菓子が世の中に登場してきて、それぞれに気持ちを奪われてきて、いつの間にか鳩サブレーを食べる機会が減っていたし、誰かに買ったりすることもなくなっていた。ショッピングセンターや駅ビルなど

「ありがとうございました」(2024.5.5)

 少し前のことですが、「おめでとうございます!」を見ることができました。  皆さんが、読んでくださったおかげです。  ありがとうございました。  毎週土曜日には、読んで面白かったり、興味深かったり、気持ちを動かされた書籍を紹介させてもらっているのですが、その作品を紹介した文章がより多く読まれるのは、いつもの記事に対しての評価とは、違う質の嬉しさがあります。  もし未読の方で、興味を持ってくださって、記事を読んでもらえたら、うれしく思います。  さらに図々しいお願いかも

「ゴールデンウィーク終盤と、感染者発表のない週末」。2024.5.4。

 天気がいい。  午前9時前に家を出る。 3連休 道路に人通りが少ない。  空が青い。  何人かの高校生とすれ違い、ジョギングする男性とも何人かとすれ違う。  ゴールデンウィークの終盤。だけど、まだ3日の休みが続く。 1000円カット 駅のそばまで来ても、いつもよりも人が少ない。  1000円カットの店の前には一人の男性客が待っている。  駅に着いた。ホームには10人くらいの人がいる。  マスクは4〜5人くらい着用している。 空席 電車を待つ。  電車が来

読書感想 『うるさいこの音の全部』 高瀬隼子 「知名度が上がることのどうしようもない閉塞感」

 芥川賞や直木賞は、今も注目を浴びやすい。 芥川賞 その作品を読んでなくても、読んでその優れたところがわからないとしても、芥川賞作家は、すごい。  そんなことは、今も常識になっているのだと思う。  そして、もう少し情報が豊かになると、直木賞は広く読まれ、芥川賞は芸術性が高い、といった見方はいい方で、芥川賞は、わけが分からない、などという言葉も何度も見聞きしたことがある。  文藝春秋という一つの会社が創設した文学賞が、これだけ広く浸透し知名度があるというのは少しでも冷静

少しでも、残酷さを減らすために出来ること

 なんとか、少しでも世の中が良くならないだろうか。  そんな漠然とした思いは、濃淡は変わっても、いつも心の中にあるような気がする。それは、純粋に利他的なことではなく、そうなったら、自分ももう少し楽になるのではないか、といった打算的な気持ちも込みだったりする。  同時に、戦争など大きな悲劇があると、何も出来るわけがないから、なるべく考えないようにしてしまう時もある。そんな人間の「少しでも世の中が良くならないだろうか」といった願いには、何の力もないのだと思うこともある。 星

きよえちゃん

 神奈川県の厚木市に住んでいる人が時々「きよえちゃん」と言うのを耳にしていた。  あまりにも近い距離感で話しているので、親戚か何かかと思っていたのだけど、ある機会に、それが「いきものがかり」のボーカルのことを指しているのを知った。  吉岡聖恵。確かに「きよえちゃん」だった。  そうやって呼ばれるのも、呼べるのも、すごいと思った。 みゆきとちはる 現在だと、50代以上くらいの感覚になってしまっているのかもしれないけれど、北海道出身者の多くが、「みゆき」や「ちはる」と、ま

20代後半で出来るようになった、いくつかの事。

 逆上がりが出来るようになったのは、幼稚園か、小学校に入るくらいのことだった。  どうして、鉄棒に興味を持ったのか、それとも、何かの課題だったのかは覚えていないのだけど、その頃、住んでいた社宅------といっても、鉄筋コンクリート4階建の建物が小高い山にいくつも並んでいるような場所だったから、その間に小さい公園のような場所があり、そこにも鉄棒があった。  昼間というか、日が暮れるまでは、その鉄棒で練習していた、と思う。  だけど、まだ幼い上に、小柄な子どもだったから、

『美術はひとを救えるか』---弓指寛治 × 東浩紀 × 上田洋子。ゲンロンカフェ。2024.4.25。

 ゲンロンカフェという場所ができたのは2013年のことだと覚えている。  それは、その年に、自分が厳しい状況にあって、そこで長い時間きちんと話をするトークイベントを見て、さらには当時ゲンロンの社長でもある東浩紀の話す姿を見て、気持ちがいいほどの頭の良さを感じ、それから何度か通った。  そこで、いろいろな人たちが真剣に話をする姿を見ていて、気がついたら考えることが増え、そのうちに気持ちの落ち込みや混乱が少しおさまっているのが自分でもわかった。  それから1年のうち何回かは

ヤマザキと森永

 企業のイメージは、人によって違う。 パン工場 実家から歩いて中学校に行く時に、山崎パンの工場があった。  ちょうど通学時間と、始業時間が重なっていたせいなのか、その会社の歌が聞こえてきた。最後の「ヤマザキパーーン」という声が伸びて、それは、これから仕事だから無理にでも気持ちを上げていく作用があったのかもしれないけれど、国道を歩いて学校に向かう中学生の背中も、ちょっと押してくれていた気がする。  だから、なんとなく親近感があった。  それ以来、さまざまなパン屋さんがで

「4月の記事3選」(2020・2022・2023)

 2020年3月にnoteを始めたので、5年目になっています。  いつも読んでくださる方がいらっしゃるおかげで、こうして書き続けることができています。ありがとうございます。  今回、初めて目に留めて下さった方も、ありがとうございます。  もし、少しでも興味を持っていただいたら、今回の記事からでも、読んでくださると、ありがたく思います。    noteの記事は、時間が経てば経つほど、目に触れる機会が減っていくようです。  それは仕方がないことだとも思いますが、昔の記事

「ゴールデンウィークと、見出しにならない感染者増加」。2024.4.27。

 小雨が降っている。  雨の音はしないから、よけいに静かな感じがする。 気温 気温が高めのようだけど、そんなに暑く感じるわけでもなく、でも、もちろん寒いわけでもない。  ワイシャツを着て、ジャケットを着た。これでたぶん大丈夫。だけど、寒がりだからカーディガンも持っていくことにする。 看板 午前9時前に家を出る。  カサをさして歩く  人通りは少ない。  駅のそばの牛丼屋は店内は明るかったが、客は一人もいないようだ。  その向かいのカット&カラーの店頭では、その看

読書感想 『地雷グリコ』 「〝カイジ〟の系譜」

 ミステリーが、あまり好きではない。  それは、謎に引っ張られると、その過程を読むことが、どこかおろそかになるような気がするのと、最初に誰かが殺されたりすることが多いから、かもしれないけれど、ただ、この印象自体が、本当にミステリーが好きな人や詳しい人から見ると未熟なことかもしれない、という気持ちはずっとある。  さらに、何かに向かって緻密に物事を組み立てることや、ルールを理解する能力が低いため、伏線や謎解きがよく分からない、という個人的な問題もあるため、もともとミステリー