粘菌は認識のスキマにいる
夏の北海道は程よく涼しくて、森へ行くことが増えてくる。美しさを感じるための観察に正解というものは無く、種類の特定は二の次。古道具屋や美術館や、博物館に行くように、森を観に行くことが多い。
それまで見たことのない形や存在に出会った時の、死角から肩を「ポン」と叩かれたようなあの感覚。その感覚を得るために、落ち葉をひっくり返したり、枯れ木や切り株を物色したり。
そんな動き方は東京 - 高円寺の古着屋めぐりや、国立市の古道具屋めぐりで培ったものだったりする。「おっ」と思うような掘