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止まっていた時を取り戻す ー休むとはー

精神疾患ってどうしたら治るのか…?

続きを更新します。
前回の更新分はこちら ↓



「休む」とは

休職初心者なもので…


休職を決めたことで、3か月間の自由な時間が生まれた。

社会人になる前、

大学生の時は、夏休みや春休みで1ヵ月以上休みがあったけど、
 働き始めたら数か月単位で休みを得ることはもうないんだ…』

と思い、絶望していたのだが、社会人になって2年ちょっとで
数か月単位の休みを得ることになった。

嬉しい休みじゃないなんて、なんだか複雑な気持ち。

一旦実家に帰ったものの、ずっと実家に居るわけではなく、
通院のこともあったため、2週間ごとに1人暮らしと実家暮らしを繰り返していました。

この時は3か月での復職を目標にしていたため、
転院や1人暮らしの解消は全く考えていませんでした。

先生からは
「今は休むことが仕事です」
「休むことに対して罪悪感を抱かないでください」

と言われていたのですが、

私は休むこと=寝ること、だらだらすることというイメージで、
規則正しい生活とは程遠い生活をしていました。

当時の生活(1人暮らしVer.)

12:00 起床
12:30 昼ごはん
13:00 ゲーム
16:00 YouTube&昼寝
21:00 夜ごはん
21:30 YouTube
25:00 お風呂など
26:30 就寝

うつ病になるまでは、『1ヵ月休みがあったら色々なことしたい!』
と思えていましたし、趣味もそれなりにありました。


しかし、3か月もの自由な時間があるにも関わらず、
何をするにも気力が出ず、もはやできるだけ動きたくないため、
1日のほとんどをベットの上で過ごしていました。

実家に居るときは、親は私の生活に口出しすることはなく、
夜ごはんとお風呂の時間が少し早くなるだけの生活でした。

先生に「何をして過ごしていますか?」と言われても
「ゲームして、動画を見て、あとは寝てます」と答えるしかなく、
その結果「少し画面を見る時間を減らしましょうね」と言われる始末。

この頃は、「画面を見る時間を減らせって言っても、今の自分にできることはゲームとYouTubeしかないんですけど…」って思っていました。

この気持ちは、休職期間を過ごすにつれて、大きく変わっていきます。


チャレンジ!早寝早起き!

先生に口酸っぱくと言われたことは、生活リズムの悪さのことでした。
早寝早起き』が大事なんだと。

そんなこと小学生の頃から言われてきたが、
なにせ私は超低血圧で、早起きが大の苦手。

中学時代、起立性調節障害と診断されたこともあります。
大学生の時には、症状は顕著には現れなくなりましたが。

そんな私が、時間に余裕がある今、早寝早起きだなんて無謀すぎる。

しかし、いつまでも遅寝遅起きの生活をするわけには…と思い、
まずは、深夜2時までにベッドに入り、昼前の11:00までに
ベッドから出る
ことを目標にしました。

これが難しい。

と思っていた頃、ある救世主が現れます。

それが『ポケモンスリープ』(通称ポケスリ)

ポケモンの大ファンというわけではありませんが、
(新作のゲームは一通りプレイするくらいです。)
興味が湧いてインストールしてみることに。

ポケスリは、自分のデバイスで睡眠を測り、睡眠の結果をもとに、
ポケモンを捕まえたり、捕まえたポケモンを育成したりするゲームです。

ポケモンを集めるのが楽しくて、現在もプレイしています。

このポケスリですが、『ねむりの約束』を設定することができ、
約束をクリアするとアイテムがもらえるシステムになっています。

私はねむりの約束を1:30に設定したため、
2:00までには眠らないといけなくなりました。
(約束+30分までに眠れば約束クリアです)

※実は、睡眠スタートボタンを押して放置しておけば眠ったことになるのだが、私は睡眠の改善を目指しているため、その抜け穴は使わないことにしていました。

ポケスリを使った、生活リズム改善作戦のおかげで、
1:30にはベッドに入り、10:30頃にベッドから出られるようになりました。

先生は、これ以上の早寝早起きをして欲しそうだったのですが、
私からすると、これが今の限界だと思ったので、
しばらくこの生活リズムで生活することになります。

休職期間は身体も心もゆっくり休める期間。
改善するのも少しずつ、焦らずに。


趣味がなくなっていく

もう1つ、先生には私の生活の中でお気に召さない点があったようで、

「ゲームしすぎ、YouTube見すぎ」
とのことでした。

とは言っても、仕事もない日々で何して過ごしたらいいのかという感じで。

当時の私は、
ゲームとYouTubeをする気力しか残っていませんでした。

先生から口うるさく言われるため、仕方なく探し始めたのですが、

目的を作って外出することは、この時点でハードルが高かったため、
自宅でできることを探しました。

そこで、私の趣味の1つに読書があったことを思いつきます。

小さな頃から本を読むのが好きで、
大学時代も小説や自己啓発本を月に1冊は読了していました。

社会人になってからは、電子書籍がメインになりましたが、
仕事の通勤時や昼休みに本を読むことはありました。

自宅の本棚を見ると、まだ読んでいない紙の本が数冊あったため、
本を読んでみることにしました。

すると、文章が目に入らないのです。
字としては認識するのに、文章として認識できず、
1ページを読むのに5分以上かかってしまいました。

何故なのかはわかりませんが、病気のせいだということはわかります。

文章を書くことに支障はないですし、
SNSの文章や、新聞は読むことができるのですが、
本(特に小説)になる文字を追う目が止まり、
文章が頭に入って来なくなります。

これは現在まで治ることはなく、本を読むのに時間がかかるままです。

とはいえ、本を読むこと自体が嫌いになったわけではないため、
今は、リラックスできる空間で、休み休み読むようにしています。

文字を目で追えなくなったら、本から目を離して、周りを見ることで少し改善することがあります。

『好きだったことができなくなった』
というショックは少なからずありました。

病気のせいで全てを失ってしまったと思うこともありますが、
病気のおかげで休職期間という有り余る時間を手に入れられたと思うようにしています。

病気を上手く手懐けて、付き合っていくしかないのです。

病気で趣味を無くすのは嫌だったので、
自分で対策をしながら本を読むことができています。

休職してからは、1ヵ月に1~4冊程度は読むようにしています。

読んだ本は、ブクログというアプリで感想を書いて記録しています。

『今の自分にできることはゲームとYouTubeだけ』と思っていたところに、
読書というレパートリーが追加されました。

『自分にできることが増えると、毎日が豊かになる』
とこの時に思いました。


おまけ ―好きなゲームのこと―

私はゲームをすることが好きなのですが、
自分でPCを組み立てて…というほどではありません。

私は特定のタイトルが好きなので、
先述したように、ポケモン・龍が如く
そして愛してやまないのが、ドラゴンクエストシリーズ!!!

私が最初にプレイしたのが6のリメイクだったため、
6に1番思い入れがありますが、なんだかんだ8が1番好きな気がしています。

それはさておき、
今回、先生に注意されるほどドハマりしていたのが、
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム

ティアキン、本当に時間が溶ける。神ゲー。
(ブレワイの時もそうだった…)

私が実家でもずっとティアキンしてるから、
ドラクエやFF、龍が如くが好きな父親が
ブレワイとティアキン買ってきてた。

結果ドハマりしてた(笑)

私のゲームの好みは父親の影響が少なからずあると思う。

話が逸れてすみません。

休職中の生活について、また後日更新します。





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