わたしを置いていくなし(2023/3/25)
カラスがずっとここから動かなかった。骨太なカラスだなあ、と思ったので、わたしもこのカラスが動くまで1時間半ずっとベランダで見ていた。とくに面白いことはなかったけど、一方的に(当たり前だ)人生相談をするなどしていたので、飛び去ってしまったときには涙が出そうになるくらいこのカラスに心を許してしまっていて、己のリリカルな精神とその傷ましさに同情した。あと反省した。カラスと過ごした1時間半で、わたしは履修登録を終わらせるべきでした。
1時間半もわたしの話を聞いてくれてありがとう。