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夫婦東南アジア旅Day.19 カンボジア🇰🇭シェムリアップを満喫~可愛いカフェに雑貨、伝統的なクメール料理、そして素敵なチョコレート工場に出会う一日~


2022年10月1日
夫婦東南アジア旅Day.19

今日はカンボジアのシェムリアップを歩いて周ります。


蛇皮のフルーツ?「サラク」で朝食

おはようございます。

今日はまず、先日プノンペンのイオンで買っておいた「サラク」という果物を朝ごはん代わりに食べたいと思います。

見た目の通り、皮はまるで蛇のように硬く、乾燥した感じです。

パリパリの皮は剥きずらいですが、ぺりぺり剥がしていくと、中からなんと白く綺麗な実がひょっこり顔を出しました。

ライチやロンガンのような感じなのかな?と思っていましたが、齧ってみると、少しシャリっとした食感で、さっぱりとした甘さ。

例えるならりんごが近いような気がします。

果物好きの私にとっては、食べたことのない果物に出会うのも旅の楽しみの一つです。


緑あふれる素敵なカフェ「The Bean Embassy, Cambodia」でブランチを

10時前、ホテルを出発。

カラッと晴れた今日は、物凄い日差し。

強い太陽の光を浴びて、街は一層鮮やかに見えますが、人間はとても暑いです。


本当に鮮やかな景色。

日差しの中、緑が光って見えます。


歩いて30分弱、汗だくになりながら、ようやくお目当てのカフェに到着しました。

昨夜、ゆっくり作業ができそうな良い雰囲気のカフェを探していたところGoogleマップで発見したのがこちらのお店、"The Bean Embassy, Cambodia"です。

入り口からとても素敵です。

木目の落ち着いた温もりと、白の清潔感と。

そして緑があることで、何故だかとても呼吸がしやすい気持ちになります。

二階席も風通しが良くて、とても気持ちがよさそうです。

入り口でオーダーをしてから、私たちはせっかくのいいお天気なので、一階のテラス席に座ることに。


こだわり抜かれた美味しいコーヒー

しばらく風通しの良い陰日向で日向ぼっこをしながら待っていると、素敵なコーヒーが運ばれてきました。

私が頼んだのはホットの"Flat White"です。

店内で豆をローストしているという、珈琲に対するこだわりが感じられるこのお店。

Flat Whiteもエスプレッソのしっかりとした美味しさが感じられました。

重厚感のある木のプレートと、ティースプーンにちょこんと乗ったブラウンシュガーから、なんとも温かいおもてなしを感じます。

なおちゃんが頼んだのがこちら、アイスの"Flat White"です。

こちらもきめ細かくフォームされたミルクの口当たりがとても滑らかで、エスプレッソとの相性抜群。

暑かったので本当に美味しいです・・・

他にもたくさんのビバレッジがあり、アボカドコーヒーというドリンクもありました。


フードメニューも充実、お得なBreakfast Set!

美味しいのはコーヒーだけではありません。

実はこのお店では朝7時〜11時までモーニングサービスを提供しています。

それは"カレーヌードル"か"クイティウ"と、お好きなコーヒードリンクとのセットで$4.50という、なんともお得なモーニングセットなのです。

クイティウとは、カンボジアでよく食べられている朝ごはんです。

さっぱりとしたスープに、米粉の細麺と何種類かの具材が入った、とても食べやすい老若男女に愛されそうな麺料理。

わたしはクイティオのセット、なおちゃんはカレーヌードルのセットをいただきました。

カレーヌードルの方は、ココナッツベースのマイルドなカレー。

どちらもとても美味しかったです。

日差しが降り注ぐ、明るいテラス席。

みんな作業をしたり、友人や家族とゆったりとした午前中を楽しんだりしています。

店内の席もとても広々としていて、とても居心地の良いカフェでした。

近くに住んでいたら絶対通うだろうな、と思います。

さあ、心もお腹も満たされたので、暑いけれど帰りも歩いてホテルまで帰ろう。


パタパタと風に揺れる洗濯物

さて、午後のお出かけに行く前に、溜まっていた洗濯を片付けてしまいましょう。

折りたたみの防水バッグと、大豆から作られた界面活性剤不使用の粉石鹸が、私たちの洗濯道具。

旅中はランドリーなぞなかなか使えないので、いつもシャワーを浴びつつ、自分と一緒に洗濯物もジャカジャカと洗ってしまいます。

このお天気なら、帰ってきた時には乾いているかな。


午後もシェムリアップを散歩

さあ、洗濯を終えたので、午後もシェムリアップを探索しに出かけましょう。

午後は、素敵なハンドメイド作品のあるマーケットと、チョコレート工場まで歩いてお散歩です。

カンボジアはとても穏やかで、人通りも交通量もそれほどないため、とてものんびりとお散歩することができます。

ベトナムはとにかくバイクも人も凄くて、特にハノイはその勢いと熱気で目が回りそうでした。

もちろんそれもとても興白い経験だったのですが、やはり私たちはそんなベトナムの後にカンボジアに来たので「あ、歩きやすい・・・!」と感動しました。


赤土を連想させる赤煉瓦色の壁に、金色の装飾。

青空に揺れる木々の緑。

とてもカンボジアらしい色合いに感じます。


全て作家さんの手作り一点物、素敵な雑貨に出会える"Made in Cambodia Market"

歩くこと30分。
大きめの通りから小道へと入り、バタフライピーの茂みの奥を覗くと、午後の一つ目の目的地を発見。

緑のトンネルの奥に、隠れるように佇むのが、私が行ってみたくてリクエストしたハンドメイドマーケット"Made in Cambodia Market"です。

足元にはなんと可愛い、ハートがお出迎え。

このハートが入り口の目印ですね。

ここ、"Made in Cambodia Market"は、カンボジアの作家さん達が一点一点手作りしたアクセサリーや雑貨、石鹸、アート作品などがぎゅぎゅっと集まった、なんとも素敵なマーケットなのです。

そして、それぞれ一点物なのに値段もそこまで高くないというので、「あ、これさっきのお店でもみたな〜」というお土産じゃなくて、よりユニークでオリジナルなお土産を買いたい人にはもってこいのスポットです。

ぎゅぎゅっと並ぶ、素敵な作品の数々。

作家さんたちは気さくに声をかけてくれますが、客引きっぽい感じは一切ないので、会話を楽しみながらゆっくりと作品を見て回れます。

絵画に小物、ストールや洋服、アクセサリーにハンドメイド石鹸、オイル、
ハーブ・・・本当に私の物欲が暴走してしまいそうな場所です。

大きなお土産通りやマーケットでは、大体どこも同じようなお土産を取り扱っているので、割と「どこかで見たモノ」が溢れている印象がありますが、
この"Made in Cambodia Market"は、本当に素敵な物達で溢れていたので、タイミングが合うならばぜひ行ってほしい場所の一つです。

そして、何よりも木陰になっているので、ぜひ涼みがてらどうぞ。


私が"Made in Cambodia Market"で購入したのはこちらの3点、ハンドメイドソープとピアスです。

ニコニコ可愛かったおばちゃんのお店がとても気に入ったので、そこの商品を3つ購入。

ピアスも石鹸もおばちゃんの手作りだそう。

購入した手作り石鹸は、レモングラスの良い香り。

他にも色々なハーブが練りこまれた石鹸がたくさんあって、どのハーブのどの香りにしようか迷いました。

それから、ピアス。
これはよく2つに絞った・・・!と自分を褒めちぎりたい程、どれもとても可愛くて、ピアスの前で15分は悩んでいた気がします。

最終的に1つに絞ろうか2つ買おうか迷った私。
試しに「2個買ったら安くしてくれる?」とおばちゃんに聞くと、「石鹸と3つセットで買ってくれたら全部で$10(1,450円)で良いよ!」とまさかの返答。

こんなに可愛いピアス2つと手作りのハーブ石鹸を買って1,450円は、私の中では確実に安いです。

しかも、一つ一つの正確な値段は残念ながら覚えていないのですが、実質的に元値から$6(870円)程お安くなっています。

え、そんなに、いいの?おばちゃん??

しかも笹のような葉で編んだ、手作りの箱にピアスを入れてくれて、なんとも素敵な出会いとお買い物でした。


シェムリアップに来たなら絶対行きたい!小さなチョコレート工場

次に私たちが来たかったのがこちらの素敵なチョコレート工場、WAT Chocolate-TEMPLE OF CACAO CAMBODIA-です。

こちらの工場、使用するすべての原料が100%カンボジア産というこだわりで運営されています。

しかも製造スタイルが"Bean to Bar"といって、カカオ豆の選別から成型まで、すべてのプロセスを自分たちの工房で行う、徹底っぷりなのです。

店内でチョコレートが買えるということで、早速工場の中に入ってみます。

ドアを開けた瞬間一気に感じるのは、カカオの良い香り。

そして実はもっとショップ感のある店内を想像していたのですが、これは・・・!本当にチョコレート工場です・・・!

小さな工場の中で、数人のチョコレート職人さん達が作業を進めています。

こんな本格的なチョコレート工場に来たのは初めてだった私たちは、好奇心が爆発して、キョロキョロが止まりません。

いきなりの訪問者だったのに、扉を開けて入ってきた私たちをみんな笑顔で出迎えてくれました。

お仕事の邪魔をしないようにショップスペースのチョコレートを見ていると、入り口付近でチョコレートをかき混ぜていたお姉さんがなんと親切に話しかけてきてくれました。

「甘いのが好き?ビターな味が好き?ここにはたくさんのフレーバーがあって、それぞれカカオの%が違うのよ。

カカオはモンドルキリという場所のカカオを使っているの。

カカオニブやカカオパウダーも売っているわ。色々な料理に混ぜたりして使ってもすごく美味しいの。

あっちの部屋は、チョコレートを成形する工房。
見て、ああやって型に入れて固めるの。」

お姉さんはとても親切にチョコレートのことやこの工場のことを説明してくれます。

そして「よかったら味見してみない?」と言ってテイスティング用の瓶をずらりと机に並べてくれたのです。


「どれが気になる?どれでもいいわよ」

というお姉さんの優しさに甘え、私たちはとても沢山試食しました・・

どのチョコレートも、基本的にはカカオの含有量が70%以上のハイカカオのチョコレート。
"香り高い"とはこの事か・・・!という程にカカオの香りが立っています。

どのお味も本当に絶品だったのですが、中でも私たちが惚れ込んでしまったのが「Kampot Pepper Chocolate」です。

Kampot Pepper(カンポットペッパー)とは、カンボジアのカンポット州と、その南隣にあるケップ特別市において、完全有機栽培で栽培されている"世界一美味しい"と称されている胡椒です。

そのお味は唯一無二、こんなに胡椒だけで食べたくなる胡椒が世の中にあるの・・・?と驚きます。

このチョコレートに合うように塩漬けされたカンポットペッパー。

その華やかな風味と味わい、ちょうど良い塩味が、このチョコレートに本当に合うのです・・!

こちらは"カカオハスク"と言って、いわゆるカカオ豆の皮です。

チョコレートにする際、風味が悪くなるので取り除かれますが、食物繊維がたっぷり入っていたり、ポリフェノールなどの栄養素も含まれているため、煮出してカカオティーとして楽しんだりもできるようです。

こちらはカカオパウダー。
本当にピュアカカオのみで作られたパウダーで、なんとも良い香りです。

チョコレートのスプレッドも販売しています。

ここにある商品、全部欲しくなってしまう・・・

こちらが今、スーパーフードとして注目を集めている"カカオニブ"です。

試食もさせてもらったのですが、香ばしくて歯応えが良くて美味しい!

「サラダやグラノーラに混ぜたりして食べると美味しいの」とお姉さん。

こういう質の良い副産物を販売できるのも、"Bean to Bar"のスタイルでチョコレートを作っているからこそでしょう。

カカオを丸ごと、余す事なく美味しく美しくいただく、愛にあふれた素敵な工場でした。


私たちが購入したのはこちらの2種類の板チョコです。

単純にチョコレートのシンプルな美味しさが魅力的だったセミスイートチョコレートと、やはり絶対的な、革命的な美味しさを誇ったカンポットペッパー。

パッケージもとてもおしゃれで、色合いもオーガニックを感じさせてくれる優しいデザインです。

このチョコレートを包む金色や銀色の包装紙って、なんでこんなにもときめくのでしょう・・・!

中を開けるとこんな感じ。

香りがたまりません・・・・

旅の道中、大事にいただくことにします。

ここは本当に、また行きたいなあ、と今でもどうしても忘れられないお店の一つです。


クメール料理を堪能!メニューの読めない超ローカルな絶品レストラン"ត្នោតទេរ (Thnort Té)"

辺りもすっかり暗くなった中、民家の間の路地裏を抜け、私たちはなおちゃんがGoogleマップで発見した、カンボジアの伝統料理が楽しめるというローカルレストランにやってきました。

お店の名前は「ត្នោតទេរ (Thnort Té)」らしいのですが、全く読めませんし英語の綴りも発音しづらいです。

こういうお店はローカル感があってわくわくします。

メニューがこちらです。

ちなみに英語のメニューも見せてもらえたので、英語のメニューと写真を見ながら料理を注文。

とにかく楽しみです。


届いたのがこちら!

まずはカンボジアの炒飯と、青パパヤのサラダ。

カンボジアの炒飯、実はとても美味しいんです。
お米が日本米よりもサラサラしているからか、お米がパラパラで、味付けも本当にドンピシャで良くて、とにかくどこのお店で頼んでもいつも外れなく美味しいんです。

青パパヤのサラダは酸っぱピリ辛!シャキシャキで美味しい!

中に生の蟹の爪が入っていて、説明するとしたらなんとなく韓国料理の生のワタリ蟹を醤油に漬け込んだ「カンジャンケジャン」のような物が近いのでしょうか。

見てください、炒飯と比べると明らかに分かる、この青パパヤサラダの巨大さ・・・

そしてこちらが、私たちがカンボジアで食べてみたかった伝統料理のひとつ「ノンアンサム」です。

コロッケのような見た目のノンアンサム。

中はもち米と豆とココナッツで、ほのかに甘くて、揚げられた衣はカリカリ香ばしくて、中はほくほくもちもちで、優しい味で美味しい〜。

プノンペンで一緒に食事をしたカンボジアの友人から勧められて、食べてみたかったのですが、大満足でした。

ただ、付け合わせのペーストのようなものが、何だったのか未だに謎なのです。

ご存知の方がいたら、ぜひ教えてください。

ちなみに今夜の夕食は飲み物も含めて$14.5で、およそ2,100円。
これだけ美味しくてお腹いっぱいになって2,000円ちょっとだなんて、大満足。

ちなみに、こちらのレストラン、地元の人たちが家族や親戚で集まって、大人数でテーブルを囲んでいました。

おじいちゃんおばあちゃんから小さな子供まで、みんなで楽しそうにわいわい食事ができるお店。

何とも温かい夜でした。



マーケットで購入した布のお披露目

ちなみにこちらが先日プノンペンのナイトマーケットで購入した布達です。

アンコールワットの模様が織られたシルクのストールは、なおちゃんのお気に入り。

象さん模様の紺色の布もとても素敵で使いやすそうだな、と思い購入しました。

どちらも600円〜700円程で、やはり東南アジアの布、安くて物が良い!

値切り上手な人なら、もっと安く購入することができるのかもしれません。

お土産探しも、旅の楽しみの一つですね。



旅のスケッチ

シェムリアップの街並み




The Bean Embassy, Cambodia


美味しいコーヒー



世界一素朴で素敵なチョコレート工場



可愛いイアリング達に出会った



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