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第四弾出会った人と作っていくぜ伊豆大島編

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伊豆大島在住の舞踏家青木さんの家に宿泊させてもらい一週間共同生活をして「大島のボレロ」を作る
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「大島のボレロ」レポート

「大島のボレロ」レポート

また寺越から連絡があり伊豆大島行きのフェリーにのっていた。断ろうと思っていたが仕事のパフォーマンスが上がらず何かを期待して、そして何より伊豆大島という場所に興味を覚えて気づいたら行き方を調べていた。私は何をやっているのだ。

急遽日程が空いたインタビュアーのゴン田中(通称ゴン)と共にいくことに。ゴンは世界一小さな芸術祭の時に寺越に一度インタビューしたことがあるらしく興味深げにこの話しにのってきた。

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激しい風での「大島のボレロ」

激しい風での「大島のボレロ」

起きたら風がどえらく吹いてた。すごい風だ‥本番なのに大丈夫か?
パフォーマンスの場所の野田浜の状態を見にいきたいと思ったがみんな起こすわけにも行かず、とりあえず喫茶店に行き朝飯食べながらマスターになんとはなしに話す。

「そうだね~風強いね、本番だもんね。あ、じゃあ○○ちゃん(バイトの人)、車でこの人野田浜まで連れてってあげて」

有り難え〜マスターにはお世話になりっぱなしです!!野田浜に着いてみ

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内面ぐちゃぐちゃの本番前日

内面ぐちゃぐちゃの本番前日

次の日のパフォーマンス本番のために3人で稽古するために野田浜へレンタカーで向かう途中kさんが具合が悪いと言ったので、この日は急遽稽古をやめてkさんにはゆっくり休んでもらい、おれと樋口さんはチラシをもって宣伝。

仲良くなった喫茶店に行きマスターにチラシを渡してパフォーマンスの事を告げると

「じゃあここで宣伝すればいいじゃん。おれがお客さんと繋いであげるよ」

と有り難い提案をもらったので、それに

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前のめりになってくれたら、そりゃ興奮するわ

前のめりになってくれたら、そりゃ興奮するわ

この日は大島在住で繋がった素福さん、太郎さん(金昇竜)に会いに彼らの営んでるゲストハウス?へ。
二人の人柄が暖かく凄く受け入れてくれている感じだったのでテンション上がってこの企画で今まで起こった事を長時間話し過ぎてしまった(笑

その後パフォーマンスを見てもらうために野田浜に移動(素福さんは仕事でこれず、太郎さんのみ)

当初はただお客として目撃してもらおうと思っていたけど映像作家である太郎さんは

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中心の青木さんをつくる?

中心の青木さんをつくる?

青木さんの朝の日課に毎日同行するつもりが…寝過ごしてしまった〜
毎日続けていく事の重要性、それをたった一人でやっている事の凄さを身をもって改めて感じる。

前の日に全員参加の「大島のボレロ」をやった感があり、これからどうやって作ろうか全く浮かんでなかった。

ヤバい‥

そこから歩きながら考えて考えて〜

あ‥‥中心の青木さんを作りながらのパフォーマンスはどうだろう‥

なんとなくの形が浮かび、そ

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全員参加の大島のボレロはこの日だけ

全員参加の大島のボレロはこの日だけ

この日からコージローが参戦(彼は2日目間のみ参加)
他の人はレンタカーで先に土俵劇場へ向かう。
おれはコージローを迎えにいき、歩きながらいろいろ話す。話してて気持ちいいくらい爽快な人で面白かった。

土俵劇場に着きどうしたもんかと考える。
青木さんは黙々と土俵をクワでならしていた。

ボレロというのを再度脳内で再生していろいろ考えていると‥あ、今この青木さんが土俵をクワでならしているものから波及し

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いろいろ足りてないぞ、寺越!!

いろいろ足りてないぞ、寺越!!

朝5時から青木さんは6月のシアターX(カイ)の公演に向けてトレーニング。薄暗い中音楽を流しながら今まで作った動きの流れで身体を動かしていた。
おれはその様子をひたすら見ていた。
一通り終わったら車にのせてもらい海辺に行き、青木さんの日課である海辺での舞踏。まるで海と対話してるようにみえた。

この一連の流れを毎日欠かさずやっているとのこと‥

朝ごはんを食べに二人で近くの喫茶店に行き、青木さんにプ

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波及の始まり

波及の始まり

いつもなら一人で始まり、そこから様々な人に出会っていく。でも今回は始めから参加者がいる、四人も(一人は遅れて参加)…なんか変な感じだ。

一番早く伊豆大島に着いたおれは舞踏家 青木さんと落ち合い久しぶりに話す。
参加者は女性3人と男性1人と告げると

「お前それは早く言え、てっきり野郎ばかりだと思っていた」

と家に行き、出してくれていた布団を取り替える青木さん。そんなに気つかわなくてもいいのにな

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伊豆大島編始動

伊豆大島編始動

四国、北海道、東京ときて、2022年1発目は伊豆大島へ(現在2023年‥もう1年前じゃないか‥)

出発点は知り合いの大島在住の舞踊家 青木健さんに密着して彼に肉薄してみたいというところから。

大島へ活動拠点を移し、ここを終の住処として孤高に表現を追い求める青木健さんの姿に自分がこれから表現者として生きていく上で学べるところが多いと感じた。

島で生きていく事、老いと身体、孤独の捉え方…等々。

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