寺越隆喜

俳優、パフォーマンス、展示、駄菓子屋などなど様々な表現活動している。 いろんな土地に行…

寺越隆喜

俳優、パフォーマンス、展示、駄菓子屋などなど様々な表現活動している。 いろんな土地に行き、そこに住んでる人たちと一緒になって作る企画「出会った人と作っていくぜ」を決行中。

マガジン

  • 第六弾 駄菓子屋編

    近似のよく話すおっちゃんに「息子と繋いでくれないか」と頼まれたところが出発点。始めは「駄菓子屋復活祭」と銘打ってアートフェスみたいに考えたがうまくいかず。 おっちゃんと息子は絶縁状態が続いている。寺越自身も親父とはまともに会話を久しくしていない。捜索を通じて、自身の事も交えて親子というものを考え、親の空間と息子の空間とそれをとりもっている母の空間を作る。

  • 第五弾出会った人と作っていくぜ新潟編

    第五弾は新潟の佐渡ヶ島で3日間。 はんぎり〜仙人との出会い〜どろリンピックと充実した3日間。

  • 中谷計氏のレポート

    以前は戯画リンピックを中心に記事を書いていた中谷計さんが寺越の活動のレポートを頼まれたことにより寺越の活動のレポートを度々書くことに。

  • 脳内エクスチェンジャー

    「出会った人と作っていくぜ伊豆大島編」から派生した脳内エクスチェンジャー。体験型アトラクションとして来てくれた人達に自由に遊んでもらう空間を作る。子供のように何も考えずに羽伸ばして自由に遊んでもらった結果すごい空間に(笑

  • 世界一小さな芸術祭2023

    2年前に始めて行い、2度目の世界一小さな芸術祭2023。日常への介入から変質へ。参加者がそれぞれ都内の野外のいろんなところで公開クリエーションを行い、12/28の閉幕までにパフォーマンスという形までもっていく予定。作っていく過程も公開することによりよりその人の生き様が見えてくる。おれは参加者のサポーターとして全力で”やりたい”を様々な方法で支える。

最近の記事

駄菓子屋終了〜

こういう形で終わるのか…… だいぶ駄菓子もなくなってきたので問屋で大量に仕入れて駄菓子屋でいそいそと用意をしているとおっちゃんが来て 「スペアキー持ってる?返して?」 え?どういう事…… 「もうここ撤収して!はい、もう終わり」 ¨いきなりどういう事ですか?¨ 「もう言わなくてもわかるでしょ。別にあなたと契約してるわけじゃないんだから」 これは土曜日少し遅くまでやった事でお冠だなぁと思い、その事を謝りもう少しだけ続けさせて欲しい旨を伝える。 「いやいやダメダメ。

    • 駄菓子屋から「没頭してん」へ

      時間が空いたから急遽土曜日に駄菓子屋オープン! 土曜日は幼稚園が休みなのかな……子供があまり通らず、その変わり平日とは違った人達が散歩がてら通りすがり買ってくれる。この前の日曜みたいな感じだけど土曜日の方が人くるなぁ。 あるお客さんはこの駄菓子屋のノスタルジーな空間に興奮して写真撮りまくっていた。 そして上の階のおれの家で開催していた展示「没頭してん」にも興味を示してくたので見てもらった。 「没頭してん」の初めてのお客さん(笑) そのお客さんは「没頭してん」を楽しん

      • おっちゃんの焦り

        「あとでいくね!」 「今日いつまでやってんの?」 「これ(よく分からない実)上げる」 と子供たちが気軽に声をかけてくれる。 うんうん、楽しみにしてくれてんだなぁとひしひしと感じる。 その一方で不穏な空気を醸しているおっちゃん。 ¨この前DJイベントいってDJの人達にオッサン(息子)の名前と写真見せて、片っ端から‥¨ おっちゃん食い気味で 「うん、うん、わかったから……もうさ、直接いくしかないと思う」 え?それは最終手段じゃない? っていうか会ってくれないと思うけ

        • 息子の捜索

          駄菓子屋は近くの子供達に認知され楽しみの場所になりつつある。 ただおっちゃんの圧が徐々に増してくる。 そりゃそうだ。 おっちゃんとしては 「息子と繋いで欲しい」 これが一番! おっちゃんが別れ際に 「寺さん、私はもう長くないからなるべく早めによろしく」 ¨は、はい……¨ この日は22時からDJイベントのために渋谷のクラブにいく。おれのSNSを見た知り合いが、DJをやってた?やってる?オッサン(息子)の手掛かりになればと誘ってくれた。 狙いとしてはDJ繋がりでオ

        駄菓子屋終了〜

        マガジン

        • 第六弾 駄菓子屋編
          8本
        • 第五弾出会った人と作っていくぜ新潟編
          3本
        • 中谷計氏のレポート
          18本
        • 脳内エクスチェンジャー
          7本
        • 世界一小さな芸術祭2023
          7本
        • 第四弾出会った人と作っていくぜ伊豆大島編
          9本

        記事

          日曜の駄菓子屋台

          予定が空いていたので急遽日曜日に駄菓子屋開店。平日と違って人通りが全然ない。目の前の幼稚園もやってないので子供のくる気配もなし。 う~~ん! そうだ、近くの大きな公園は人がいそうなのでそこにいってみよう! 駄菓子をカートに置き換えてガラガラ引きながら駄菓子屋台のように公園へ。 いるよいるよ〜子供や親御さん、そして身体を日に焼いてる兄さんやらわんさかわんさか。 そこで駄菓子屋台をおもむろに始める。 遊ぶのに夢中でこちらに気づかない……あ、気づいた……あら?でもあの目

          日曜の駄菓子屋台

          凹んでから癒やされる

          近くに住んでるおっちゃんの義理の妹さんのところへオッサン(息子)と繋いで欲しい旨を伝えにいくが…… 「それはいいです!」 ドアをピシャリ…… おれが考えているよりも溝は恐ろしく深い事を感じ、他人の家族の事にこんなに踏み込んでいいのだろうか?と悩むが……時間を置いて、もう一度ちゃんと話せば伝わるだろうという願いをこめて再度インターフォンを鳴らす。ちなみにおっちゃんはあまり喋らず存在感を消していた。 「なんですか?そもそもあなたの事知らないですし話すことはないですから」

          凹んでから癒やされる

          おっちゃんとオッサンの交差点

          駄菓子屋の店番やりながら「駄菓子屋復活祭」でアートフェスみたいにするにはこの空間をどうすればいいんだろうと金髪アフロのおれは考えていた。 ちなみになぜ金髪アフロのズラを被っているかというと、前に戯画リンピックエキシビションマッチを目の前にある公園でやり、そこに子供がわんさかいたので多分覚えているだろうと思い子供引き付けるために被っているのです。 その横でおっちゃんはぶつぶつと 「息子はなぁ~~○○」 「うちの妹近くに住んでるんだよ○○」 「(写真もってきて)これがうちの家

          おっちゃんとオッサンの交差点

          駄菓子屋はじめました

          現在2024年の4月中旬。 もう第十三弾の鳥取編まで進んでしまったのに、まだまだコチラは2022年の新潟編終わったところ。 加筆修正っていうかほぼ書き直しに近い状態で書いているとやっぱり時間がかかってしまう。 このままでは現在に追いつけない。 なのでこれからは修正少なめでスピードアップして書いていこうと思う。 おっちゃんとの出会いから駄菓子屋編は始まった 脳内エクスチェンジャーをやってる時に近所のおっちゃんと仲良くなり、そのおっちゃんは息子と関係性がこじれて10年位連絡が

          駄菓子屋はじめました

          誰もこなかった展示(笑

          ❏没頭してん〜四畳半からいろんなところへ〜❏ 「出会った人と作っていくぜ」(第5弾まで)で訪れた四国、北海道、東京、伊豆大島、脳内エクスチェンジャー、新潟まで、そこで作ったもの、出会った人、そこでの体験を人間音声ガイダンスがヘンテコに説明。展示してあるものを見ながら説明を聞いてる内に頭の中でいろんな場所へ飛んでいける……かも と銘打って1ヶ月間位かなぁ。24時間いつでもはいって大丈夫と告知したけど一切だれもこなかった。幻の展示となった(笑) #出会った人と作っていくぜ

          誰もこなかった展示(笑

          どろリンピック2022

          とどろリンピック2022開催〜! 朝から地域起こし協力隊の人たちと車にのり昇竜棚田のまだ稲植える前の泥だけの状態の田んぼに向かう。そこでいろいろ準備に取り掛かる。 どろリンピックでつかうさまざまな道具や泥を洗い流すためのちょっとしたプールなど置いたり。 用意しているとどんどん集まってくる。子供や大人がワラワラと、結構集まってくるなぁ。 そして、宣誓の言葉を地域起こし協力隊の方が高らかと言い放ち、どろリンピックは始まった。 まずは「どろサップリレー」 サップを田んぼに浮かべ

          どろリンピック2022

          二人目の仙人

          前日Aさんに送ってもらったマップをみるとどうやら小学校にピンがある。小学校って‥大丈夫かぁ。 またここから自転車で向かう。そこまで遠くはないがある程度の距離があるが〜うん!いくぜぇ〜! 前日の影響でだいぶペダルを踏む足が重い。 あ、マップの点が近くなってきて小学校らしき建物がみえてきた。あれ?どうやらもう廃校になってるっぽい。違うことでつかわれてるのかな。 着いてドアを開けて 「すいません〜」 何度か呼ぶが返事がなく、誰もいないようだ。 ドア開けて廊下に座るとひんやりと

          二人目の仙人

          佐渡ヶ島へ

          久しぶりに新潟で「劇王」というイベントで演劇作品に出る事になり、折角だからそれの後に「出会った人と作っていくぜ新潟編」をやろうと思った。 いろいろ聞いたりしていると佐渡ヶ島が面白そうなので、演劇が終わったら移動しようと。今回は演劇の期間もあるので佐渡ヶ島は3日間と短い。 少しこの新潟での演劇の事も書いておく。 まず仙台在住の劇作家大河原さんの元、俳優としておれ、成田明加さん(ナスカ)、中山侑子さんで「やめる家族」というオリジナル戯曲をやった。 大河原さん仙台、ナスカ長野、

          佐渡ヶ島へ

          脳内エクスチェンジャーレポート

          また寺越から連絡がきた。 いつものように説明はない。相変わらず全く意味がわからない。今回は自分の仕事で忙しいため断りのLINEを入れた。ただ寺越はしつこい。 ”中谷さんの空いてる時間だったらいつでも開園しますんで是非きて下さい!”    と連絡がくるが、また断る。 ”そうですか、残念です。これそうだったら開園するんで連絡下さい” これで終わらないのが寺越だろう。 そもそも開園ってなんなんだ。 数日たち ”もうすぐ開園します!中谷さんどうですか?”  また連絡がく

          脳内エクスチェンジャーレポート

          おれはなにをしてるんだ‥

          空いてる時間は樋口さんといろんなところで出張脳内エクスチェンジャーをやっていた。向かいの公園から始まり、近くのもう一つの公園、そんで下北沢にもいったし、夜の新宿二丁目にもいった。 前日の夜はゴールデン街にいくことに。ここでの出張脳内エクスチェンジャーは、まぁパフォーマンスみたいに練り歩いて宣伝するみたいな感じでやっていた。樋口さんと別れてそれぞれ好きなようにやる(基本このスタンス) おれはビニールテープを使い身体に巻きつけたりチラシが端についたテープをブラブラさせたりしながら

          おれはなにをしてるんだ‥

          謎の女と破壊衝動

          家から少し広めの公園で出張脳内エクスチェンジャーをやっていたら、突然ある女性が何の躊躇もなしにおれらの道具とか入ってる袋からビニールシートを出して広げ、そこに置いてあったおれらの上着をその上におきだした。少し離れた場所から見てたおれらはその躊躇なさからどちらかの知り合いかなぁと思い様子をみていた。 おれはその女性に見覚えはなかったため樋口さんの知り合いかなぁと思い聞いてみるが、樋口さんもしらないとのこと…え、誰? 謎の女はおれらの袋の中の今回のチラシを見てスマホをいじり出

          謎の女と破壊衝動

          アフロ男とKEEP OUT女

          朝から下北沢で宣伝パフォーマンス、題して出張脳内エクスチェンジャー。道具としてフレームを持っていきみている人を巻きこんだりしてみた。 久しぶりにくる下北は雰囲気が変わっていた。こんな中キンパツアフロ男(寺越)とKEEP OUT女(樋口)がウロウロ怪しい事をやっている(笑)なかなか変な状況だ。 ちなみにおれらの衣装は出張の時は常にこの格好で電車も乗るし店にも入る。おれのキンパツアフロは向かいの公園で前に強引にイベントやった時に子供達にインパクトあったのでそこにチラシを貼っつけ

          アフロ男とKEEP OUT女