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フリーランスなのに突然お弁当を作り始めたはなし。

私には、悩みがあって、寝る前「明日のごはん何にしようか?」と考え始めると、もう思考が止まらなくなって、寝られなってしまうこと。布団に入った途端、スイッチが入って、栄養バランス、ご飯の量、おやつを食べるからご飯を減らして、パンが続いているから麺はダメ、夜はお肉料理だから昼は軽め、でもチャーハンも食べたいし、でも…という感じ。明日決めればいいのに、とは分かっちゃいるけど、止められない。頭がおかしいんじゃないかと本気で思っている。

どうにかこの現象を止めたい。そしたら昨日の夜中3時。突然閃いた!(夜中の閃きの99%はくだらないのだが)「明日からお弁当を作ろう」と。これは名案。お弁当を作る必要なんてない。だって私はフリーランスだから。お弁当を作ること自体は苦ではない、どころかちょっと好き。ご飯、肉、ちくわ、なんか野菜を詰めるだけ。レイアウトはお弁当を縦に等分。なんかスッキリ気持ちいい。そういえばスーパーのレジのアルバイトも好きだった。カゴに隙間なく入れて、パンや果物をつぶれないように盛り付ける。お客さんが2つのカゴで持ってきた買い物を1つのカゴに収めた時の爽快感たらなかった。あれに似ている。

そうして突然始まったフリーランスのお弁当作り。どこに持っていくわけでもなく(まさか公園で食べるわけにもいくまい)自室の机で召し上がる。目の前には仕事用PC。窓には見飽きた風景が広がるこの部屋で。最低のロケーション。でも勤め時代の、好きじゃない上司と先輩と同期と新入社に囲まれたオン・ザ・デスク弁当も相当だったから、幾分いや十分なくらいましである。

しかしながら今すでに効果を感じずにはいられない。どうやら「食べるものはお弁当に詰めたものだけ。」という限定感が余計な思考を生まないようだ。お昼ごはんの準備の時はもちろん、お茶を飲むにも冷蔵庫を開ける。そしたら嫌でも食べ物が入る。そしたらやっぱりあれが食べたいかもという余計な思考が派生する。冷蔵庫の開閉音、パン袋のガサガサで沸き立つ食への欲求。それを抑える、抑えられなくて食べる。襲う罪悪感。そのループにどれだけ苦しみ、悩み、落ち込んできたか、知れない。これは決別の予感がする。お弁当以外を食べなくていい。それはとんでもなく心強いマイルールになるのでは、そう期待している。

そんなこんなで本日のお弁当です。

朝から鶏そぼろ作っただけえらい。仕切りはラップ。おかん弁当思い出す。