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Keep going in that way!

その調子で!そんな締めで今日の保育士訪問が終わった。

私が住んでいる区では、0歳児家庭見守り支援事業という政策があり、3ヶ月健診以降1歳6ヶ月健診までの間、月に1回訪問支援員さんが家庭訪問をしてくれる。大阪市の事業だろうと思っていたら、どうも区独自の政策のようだ。

3ヶ月健診で区役所を訪れたときに案内があり、申し込みをした。

主な支援内容は、自宅での身長体重測定、その他育児相談や区の子育て支援センターの各種イベント情報の提供など。うちの担当になってくれた方はベテラン元保育士さんで、面倒見のいい大阪のおばちゃんという感じだ。

子育て中の悩みごと、困りごとなどを気軽に聞くプロが一人身近にいるという状況は安心だ。妊娠の時だか新生児訪問の時だかにもらって以来お蔵入りしていた子育て冊子に載っている重要情報をリマインドしてくれたりする。

もちろん区役所にだって、いつでも相談に乗ってくれる子育ての電話相談窓口はある。でも正直、「この程度のこと、わざわざ電話で聞くことかな?」みたいなレベルの悩み事だと電話をかけない。

この点、訪問してもらえば、さまざまな話の流れで些細なことまで話題に出しやすいのでありがたい。

身長体重の測定も同じで、区役所や子育て支援センターに行けばいつでも計測できるけど、わざわざそのために行くかっていうと正直行かない。腰が重すぎる。

一度、0歳児限定で絵本がもらえるというので子育て支援センターに行ってみたのだけど、うちから一番近い場所でも徒歩20分近くかかった上にバリアフリー皆無で面倒だった。

ベビーカーでトコトコ歩いて行ったら、支援センターは2階ですと階段を指し示された。さらに1階の入り口で靴を脱いでベビーカーを畳んで邪魔にならないところに寄せてくださいということだったので、気軽に行く感じじゃないな・・・と心が折れた。他のママさんとの距離感も難しく、隠れコミュ障の自分にはハードルが高かった。

こういう面でも、受け身で訪問を待っていればいいだけなのでめちゃくちゃ楽だ。

私にとっては赤ちゃんと出かけること自体は苦ではないけれど、外出するなら支援センターではなく自分が好きなお散歩コースを行きたい。それに家に人が来るということで、だんだん手抜きになりがちな掃除も初心に戻るきっかけとなる。

とはいえ、正直相談することはなかった。

おい(笑)

せっかく相談の機会なのだから、何か困ったことでもあればいいんだけど、困ったことに困ったことが特にない。

そりゃ疲れてるし、大変だなーって思う時はあるし、先週末も親に「最近しんどい」と電話して泣きついたりしてるくらいにはしんどさあるんだけど、第三者に相談することといえば・・・?うーん???

強いていえば・・・という感じで捻り出した相談事はいくつかあったけど、それもわざわざ聞くのも申し訳ないくらいの話だった。

とはいえ、わざわざ聞くほどじゃないかどうかは、実は私が判断することではないのかもしれない。とりあえず話してみて、知識や理解を若干軌道修正できることもあるし、やはりあんまり気にしなくてOKと再確認できることもある。

それで、娘が早起きすぎて親が辛いです(夫の訴え)ということ、娘がミルクをちょい飲みするので授乳回数が減りませんということ、ワンオペでお風呂に入れる工夫はありますかということ、離乳食で最初に試す食材は何日おきに変えていけばいいですかなど、実に細々とした疑問を聞いた。

どれもこれも自分の中では答えが出ていて、特段困っているわけではなかった話なので、こういう機会でもなければ人に聞くこともなかったと思う。

それにしても重大な相談事がないというのは、娘が無事にすくすく育ってくれているからである。赤ちゃん素人の自分でも、何も問題がなく順調というのがわかるくらい順調なのだ。他を知らないけど、育てやすい子なんだろうなと思う。

「いや〜何のおかげでこんなにのんびり過ごせているのか、ありがたいことです」と謙遜(?)したら、「あなたがあんまり細かいこと気にせえへんからやな!」とあっさり返されてしまった。

妊娠中や新生児訪問の時に「細かいこと気にしすぎだよ」と神経質な部分を指摘されてムッとしていたくせに、「細かいこと気にしない」といわれるとズボラな性格なんだねと言われたよくでこれまたムッとする。

なんてめんどくさい性格なんでしょう‥ということは置いといて。

いやいや違うんです!

細かいこと気にする性格だから細かいこと気にしないように努力してるんですよ!!

妊娠中から産後うつになる素質が自分にはあると自信満々だった私は、うつを回避するために一生懸命に「まあいっか」の精神を意識して作り出してきたのである。

そう自己弁護したら言われた。

「それはとっても大事なことやね!これからもその意識でいってや!」

わかってもらえた…か?

その意識の持ち方でOK、と太鼓判を押されて少し安心したのでした。

ただ支援員さんが帰られた後、「私は自分を神経質な方だと思っていたけど、意外と細かいこと気にしない性格なのかな?」一日中自分の性格を自省することになりました…。





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