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使ったものを次の持ち主に渡して使うドイツの文化

ドイツ・ベルリンに住み始めて、こちらの国にある、「使ったものを捨てない」「誰かに渡して必要な誰かに使ってもらう」「誰かから受けとって使う」文化の存在を知りました。

もちろん、これが日本でゼロというわけではないのですが(フリーマーケットやメルカリもあるし)、でもこちらはもっと身近にあると感じます。

配信ではこんな話をしています。

  • 今日着ている服は街中で拾った

  • 引越しでもらったキッチン

  • 街中に持ち帰っていいものが置かれている文化

  • 無料でもらったり安く買えたりするサイトのこと

  • 「まっさらな新しいもの」以外を使うことに心が落ち着く


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ものを使い捨てない文化

こんにちは、ベルリンに住んでいるライフコーチのあいみです。今日も話していこうと思います。

今日はですね、私が最近引っ越しをしたんですけど、引っ越しを経て思っていること、この国で誰かが使ったもの、いわゆる中古のものについて話してみようかなと思って開きました。

今日私は朝お仕事をして今なんですけど、今日の朝「何着ようかな」と思ったときに、ちょっと前に街中で拾った…これちょっと後で説明しますけど、街中で拾ったショートパンツを履きました。めちゃめちゃいいんですこれ。

自分では買わないようなぐらいの、ちょっとチャレンジする短さなんです、私にとっては。それくらい短いショートパンツなんですけど、街中で見かけて持って帰って履いてみたらサイズぴったりだし、柔らかさもすごいよくて。

最近私、家でもちゃんと服も着替えてて、下もスウェットとかじゃなくて着替えてお仕事をしてるんですが、自分が持っているジーンズがちょっと固くて、座り心地が悪いなぁと思ってたんです。

でも今日履いたこのショートパンツ、ジーンズなんですけどね、すごくいい感じで柔らかくて履きやすくて、ありがたいなぁと。これもらえてありがたかったなぁと思っていて。

最近引っ越しをして、例えばこの家はもともとキッチンあったんですけど、壁を塗り直すということでキッチン外したから自分で用意してねと、引っ越しのちょっと前に言われたんです。

でもそれも、恋人のおばあちゃんが持っていたキッチンをくれたので、それを使うことになりました。キッチンはまだ設置中なんですが、少しずつ使えるようになっています。

いらないものを次の誰かに渡す文化

今この家には足りない家具がたくさんなんですけど、例えば恋人のお母さんの家で余っているものを持ってきてくれて、ゴミ箱使わせてもらったりとか。

あとはソファーがないから、それもそういうものが探せるサイトがあるので探したり。たとえば無料でくれるソファーとか、安く100ユーロくらいで売ってくれるソファーとかがあって。

日本で私あんまりそういうのを見たことがないので知らないだけかもしれないんですが、こっちはそういう文化が本当にたくさんあるなぁとか思って。
今日はそういうことを皆さんと共有してみたいなと思って話してます。

それで、私がこのショートパンツ拾ったっていう話なんですけど、私が知ってる範囲の話なのでベルリンで言えば、結構そういうことが多くて。

例えば人が住んでいるような場所を歩いていると、マンションの下に、箱とかがポンと置かれてて。特に何が書かれてるわけでもなかったりするんですけど。

例えばそうだ、私が見たことがあるのは、何かの充電コードみたいなやつとか、wi-fi とか、聞いたもので言うとプリンター拾ったよという方も聞いたことがあったり。

服とかおもちゃとか、ガサッと置かれてます。ソファーとかも見たことありますね。ソファーというか、一人用のイスみたいな感じだったんですが。
ソファーみたいな大きなものも、2人で運んでる人見たことあるし、例えば電車とか乗ってて、机を手に持って帰っている人がたまにいますね。

もしかしたら、ああいう方たちも拾って帰っているのかもしれないとか今思いました。

それで、ちょっと前に、出かけて帰り道を夜歩いてたら、人がライトを照らして何か見てたんです。

よく見たら箱が置かれてて、私たちも一緒に覗いてみたら服が入ってたんです。女性用の。

いくつか自分にあててみたら、いま履いてるショート パンツがいい感じな気がしたし、自分ではあえて買わないような丈のものをもらえるってすごくいいなと思って。

持って帰ってきて履いてみたら、サイズがちょうど良かったという感じでした。しかも最近あったかくなってきたからよりいいですね。

そんな感じで、さっき話してた「ソファーを探してます」みたいなのも、探せるサイトがあって、自分の住んでる場所から何キロ以内とか、自分の住む都市はもちろん、国内の全都市から探すこともできます。

そこで私はソファーや、ごはんを食べる椅子とテーブルのセット、バルコニーがこの家はあるのでバルコニーに置く用のソファーやテーブルが欲しいなと思って探してます。

リサイクルのものを使うこと

こういうものって、今すぐになくても生活はできるから。ちょっと時間かかってもいいから、このサイトで調べて、もらったり買ったりができるといいなと思ってるんです。

日本にいると、私の感覚で言えば、日本にいたらまっさらな新しいものを買って、古くなったら買い替えてということが、すごく前提にあったような気がします。

でもこっちに来てみると、家にとっては新しいものかもしれないけれど、まっさらの新品のものばかりを買うというわけでもない感じがあって。それがまだ使えると思ってくれる人に受け取ってもらう、家の前に置くみたいな文化がある。

新しく物質を生み出して受け取るみたいな、それがもちろん必要なところもあると思うんです。例えば、衛生的なものとかはそうしたほうがいいのかなぁと思うんですけど。

そうじゃない、まだ使えて誰かがそれを受け取りたいかもというものは、受け取ってもらえるように差し出したり。

受け取りたい側の人にとっても、受け取れる場所としての道端に置いてあるとかネットで調べたらサイトがあるという文化がすごくいいなぁと思って見てます。

まっさらで新しい物と誰かが使った物

居心地がいいというか。暮らしていて、特にプラスチックをたくさん使っているものが、日本に行ったら本当に多いなぁと。コンビニとか行くと、胸が痛くなったことが私はあります。

何でも古くなったら捨てられるっていうタイミングはあると思うけど、作って捨てるだけじゃなくて、不要になったものは誰かと共有したり、次の人に渡したりする文化が自然と普通にあるっていいなぁ、居心地がいいなぁと思います。

皆さんの場合はどう思いますか?

これは別に、どっちの価値観が良くて悪いというわけではないと私は前提として思っていますが、私の場合は今この文化が身近にあるのが居心地がいいなと思っているし、この体験を皆さんと 共有してみたいなと思ってここで話してみました。

私も全部が全部誰かのものをもらって使うとか、物質をこの世に増やしてはいけないみたいな考えではないんでが、皆さんはどんな風に感じるかなとかいうのは聞いてみたくなりました。ということで、今日も聞いてくださってありがとうございます。

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️