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不登校の子をもつ親の気持ち

こんにちは、愛音です

子供が不登校になったら
親は不安になるでしょう

もう学校に戻れないのではないか、
将来が不安、
我が家も初めはそうでした
母はいつか学校に戻ることを考え
勉強だけは続けてほしくて
塾を休んだときにはとても叱られました

でも私が抱え込んでいるものの大きさが分かると
学校とか塾とか、そういったものは
口に出さなくなりました

この子は今、
小さな体に大きすぎるものを抱えている
不登校の引き金は授業妨害だったけど
ずっと前から闘っていた

精神科の診察室
児童相談所の面談内容
毎日増える左腕の傷
見たことのない泣き叫ぶ姿

両親は私の見えない未来より
今ある命を最優先にしてくれました
きっとこの選択肢を選ぶことも
両親は苦しかったと思います

なんで15歳でこんなに苦しむのか
親としてなにができるのか
何を愛音は求めているのか
愛音にとっての最良とはなんなのか…

色々と考えて両親が出した答えは
今日1日を生きて】でした

明日や明後日なんて望まない
毎日明るい笑顔も望まない
進学も就職よりも大切なことがある
それは愛音の命を守ること
一緒に命の灯を守っていくこと

結局学校には戻れませんでした
就職も失敗しました
36歳の今も働けていません
精神科に通院しているし服薬も必要です
でも両親が周りと比べない、
愛音には愛音の生き方がある、
その決断をしてくれたから今自分らしく生きてます

塾を辞めず、学校に戻っていたら
別の幸せがあったかもしれません
就職も出来ていたかもしれません
そういった未来もあったのかもしれない
別の想像できない幸せが

だけど私は今、この道を歩いています
不登校で学歴がなくて
就職も失敗した道を
さて、私は可哀想ですか?
哀れで、滑稽で、不幸でしょうか?

学歴はないです
でも人生経験は多いです
人の痛みや悲しみが分かるようになりました
自分を愛することも知りました
世の中には多くの道と
決断する場面があることを知りました

私が弱くてなにも出来ない人とは思いません
この道を歩くうちに鍛えられました
学校では教わらない強さです


不登校から人生が始まりました
不登校をきっかけに知らなかった自分になり
強さと心の大切さを知りました

不登校のお子さんを持つ方に伝えたいのは
たとえ子供が不登校になっても
あなたの子供であることにかわりないです
そのままを、目の前にいる姿を抱きしめてください
そして辛いとき、苦しいときは
決してためずに吐き出すことも必要です
誰にも言えなかったらノートなどに書き出すだけでも
心は変わっていきます

闘っているのはお子さんだけではなく
親も必死に闘っています
不安です、苦しいんです

当時の私にはそれが分からなかったけど
今になると家族全員で闘っていたと分かります

家族全員で私の小さな命の灯を守ってくれていたんです

*愛音*

2023/05/28
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