金を稼げそうな表面的な能力だけで採用をするな、企業は多面的な能力評価を!

日本企業は、表面的な「役に立ちそうな人材」だけを評価して採用していると、何度か批判してきた。例えば、日本企業は理系の技術は評価するが、文系の学問は評価しない。文系の学生の成績がものすごく低くても英語が話せるリア充ならば採用するのが日本企業だ。というか、そもそも成績表をみない。私もみられたことが一度もない。確かに、JTCにおいては、若いうちは雑務が多いので、役に立つのは英語などになるとは思う。ただ、管理職や幹部にまで成長したら、経済学や組織論(文系の心理学などが役に立つ)のスキルもあったほうがいいだろう。それとも、設備投資の意思決定や組織開発はコンサルタントに丸投げするのだろうか?

また、価値観のチェックも必要だ。ダイバーシティ・インクルージョンやSDGsのこの時代に、そうした価値観が希薄な学生にまで内定を出してはいないか?これまでに、ダイバーシティ・インクルージョンやSDGsに関わる行動をとってきたのか、確認したほうがいい。お金だけではなく、社会的な責任感も強い人物なのか、ということだ。

本気で日本企業は変わらないと、ダイバーシティ・インクルージョンもSDGsも、達成は難しいと思う。

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