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心配事は手放そう!

学校にやっと子どもたちの元気な声が
戻ってきました。
一刻も早く楽しい日常生活を
取り戻してほしいものです。

それにしても、
3月からの突然の臨時休校を
一体誰が、予想していたでしょうか?

ところが、
あるベテランの先生が、
「3学期の始めから
イヤな予感がしたので
2月末で教科書を全て終わらせました」
と、びっくりする様な
報告をしてくれました。

先見性があり、危機管理能力にたけた
素敵な先生ですよね。


心配事には、
「不安」という
得体の知れないものと、
「恐れ」という
実態のあるものの二つがあります。

その先生は、
イヤな予感を「不安」で
終わらせることなく
「恐れ」として捉えたために
即座に対応できたのだと思います。

得体の知れない「不安」は、
つかみ所のないのですから、
対策の取りようがありません。

そのような「不安」には、
心を奪われるのではなく、
笑い飛ばすのが一番です。

「それができたら苦労はしない」
と、おっしゃるかもしれません。

心配事の9割は起こらない、と
本のタイトルにもあるくらいですから、
自分にはそんな心配事は起きないと                  信じてみてはいかがでしょうか。

それに対して、
「恐れ」は、実態に応じた対応策を
準備することができます。

ケガや事故に備えての保険や
災害を想定しての防災訓練など、
対応策を準備することが可能です。

対応策を決めたら、
その「恐れ」は、いつまでも
心に留め置く必要がないので
一旦、手放してしまいましょう。

手放すとは、
無理矢理忘れることとは
少し違います。

無理矢理忘れようとすると、
その意識がかえってそれを
引き寄せてしまうことがあります。

例えば、
高血圧の人が心配し過ぎて、
必要以上に一日に何度も血圧を測ると
かえって血圧が上がってしまうそうです。

「恐れ」を忘れようとするのではなく、
少し距離を置くという
やんわりとした感覚で手放すのが
良いと思います。

そして、
「不安」を笑い飛ばし、
「恐れ」を手放してできた
新たなスペースには、
楽しい思い出を入力しましょう。

自分の好きなことに
力一杯時間を割いてみたり、
ご無沙汰している恩師や友人に
連絡してみたりしてはいかがでしょうか。

ある研究によると、
人間の記憶容量は、動画にして
一人平均約1,600時間分だそうです。

それだけの容量を
楽しく有意義な記憶で
多くを占めることができれば、
心配事から解放されて、
きっとワクワクした楽しい毎日が
過ごせるようになると思います。


ちなみに、
一休さんの遺言は、

   大丈夫
   心配するな
   何とかなる

です。
流石、
この世を達観した一休さんですね。


最後までお読みいただきありがとうございます。

明日も絶好調!