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自分の今までを振り返って1-デザインを志してみたこと-

こんにちは、絵を描いたりしている、明石(あかし)わかなといいます。

デザインのオンラインコミュニティ(前デ)に入って、1年程度経ちました。室長の前田さんから「デザイナーのひとは、自分についてのnoteを書いてみるといいよ」というお話があったのですが、書いていなかったので、今回記事にしてみました。また、自分の制作への気持ちを振り返る必要を感じたため、書いてみたというのもあります。会社に入ってからの話はまた書きたいと思いますので、デザインにつながる話を軸に、大学あたりまでを書いてみたいと思います。

まず、小学校時代から、あまり話すのがよく出来なく、静かめな子供でした。本を読むのが好きで、小学校から高校まで、いろんなジャンルの本を読みました。小学校の頃は、むかしの偉人の伝記を読むのが好きでした。キュリー夫人とか。生まれ育ったのがかなり田舎で、遊ぶところが少なかったのもあるかもしれません、本でならどこでも行けたので、楽しかったです。

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話し合ったりするのが、大事なのだと大人の今ならわかりますが、どちらかというと昔から、話すのが苦手で、感情を内にため込みやすいタイプだったのだと思います。

かなり田舎のほうで育ちました。小学校のクラスメイトの、家と、親がどこで働いているか、みんな知っていました。中学校に上がっても、遊ぶところといえば、本屋と文房具屋が一緒になったところか、部活が午前中で終わった時は、隣町のスーパーでした。好奇心は強いのだと思います、それは、企画やデザインの仕事に生きたと思います。旅行は、今でも好きです。

デザイナーになろうと思ったのは、中学生頃のことだったと記憶しています。なにか話の流れで、友達に折り紙のケースを作ってあげたことがありました。

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話すのがすこし不得手な自分が、友達にすごく喜んでもらえたのが嬉しかったんです。友達の好きな色をきいて、その色で作ってあげるとありがとう、と言ってもらえる。友達の好きな色を聞くのも楽しいし、いろんな色の紙を合わせて色彩を見るのも。自分の作ったものが、仕事になったらと、思っていきました。

高校は、わりと進学校で、わたしのように美大に行きたいという人はあまりいませんでした。美大に入るために、デッサン試験があり、絵の塾に通うようになったとき、前の席に座る友達から「絵描くのは(勉強に比べたら)らくでいいよな?」と言われたこともあります。塾は、高校が終わってから30分自転車を漕いで、1時間に1本の電車に乗って、また駅から自転車を20分漕いで行っていました。家への帰りは、夜10時を回ることも少なくなかったです。冬の、一時間に一本の電車を待つときの、駅のホームから伸びる暗い線路の印象が今でも残っています。

ブルーピリオドって漫画があり、美大受験の話なんですが、あの頃この漫画があったら、友達に見せるのになあと思いました。ほかの勉強と比べ、美大受験が楽ってことはないと、言い切っていいと思います。前田さんが著書「勝てるデザイン」でも美大受験について書いていました。

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デッサンは、こう、ひとりで描くんですよね。国語の問題だったら、問題文を読んで、答えの選択肢から正解だと思うものを選びました。友達も、同じ問題を解いているという共競感がありました。デッサンは、真っ白の紙に、初めから自分で描いていく。描くものは決まっていますが、いちからやることの、厳しさが確かにあります。

わたしの友達に、藤原泰輔さんという画家がいます。藤原さんの友達の画家が言っていたそうです、白いキャンバスを見ると毎回吐き気がすると。でも、描かなくてはいけないので、なんとか描く。ほんの少しだけ、わかる気がします。

ただ勉強も好きで、文章を書くのも好きでした。小説は、三島由紀夫という小説家が映像的で好きで、もっと深く知りたい気持ちもありました。大学に進んで文学を専攻するか、新聞記者になるか、そういう道も考えたんですが、自分が作ったものを読む人がすごく限られるので、外しました。上に兄弟がいますが、わたしよりずっと賢く努力家で、いわゆるいい大学に行ったのもあり、私はひとつ挫折をしました。兄弟は医者をしています。

でも受験から10年近く経った今、前デでいろんな人の話を聞くようになって、やりたい事はひとつじゃなくていいと、考えています。いつかそういう新聞記者とか、別の仕事も、挑戦してみるのも興味深いと思います。

そうして、受験もやり他県のデザイン科のある大学に入って、家具を作ったり、大学の友達は個性的な人ばかりで、変わった音楽やアートを見ることを覚えました。デザインでの挫折は何回もあります。あの頃と同じで、山に行ったり、自然は好きです。

読んでいただき、ありがとうございました。

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