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無気力状態から脱するためのコンテンツの力【どうしてもやる気が出ないとき】

――物語は、感じる空気を変え、観える世界を変え、聴こえる音を変えてくれる

今日は朝から身体も心も重かった。

少々夏バテ気味な身体にいくつか抱えていたストレス要因が絶妙に絡み合った結果か、絶望的に"やる気"がなかった。
世界は暗く、空気も重たい。音すらもどこか耳障りに感じた。

このような状態になるのは初めてではない。
むしろスパンの長短はあれ、定期的に訪れる状態だ。通常で2,3日~1週間程度つづく無気力状態である。

しばらく来ていなかったのでそろそろかと思っていたが、とうとう来た。来ること自体は不思議ではない。

しかし僕的がっかりポイントは、東京の刺激を受け、音楽を始めるモチベも上がっていたタイミングでの到来だ。

確かにいくつかの細かいストレス要因は抱えていたとはいえ、まさかこのタイミングで来るとは思わなかった。この無気力状態の発生条件にポジティブ面は関係ないのかもしれない。

講義はないが、「やるべきこと・やりたいこと」はいっぱいあった。
しかし経験上、無気力状態に入ってしまったら自主的に活動に入ることはあまりない。好きな漫画や小説、アニメ鑑賞すら停滞するのだ。

さらに言えばこのnote毎日更新。現在ストックはないため、無気力状態での更新はかなり難しいはずだ。
(逆に言えば連続更新期間70日の間、無気力状態には入らなかった)

100日に至る前に更新が止まってしまうのか。

結論から言えばこうして今日もnoteを書いているため、止まらなかった。なぜか。

物語に助けてもらったのだ。

録画していたナミヤ雑貨店の奇蹟を観た

思いっきりの無気力状態。とりあえずクーラーをつけたかった。
眠くはなかったので、単純にだらけていようかとも思ったが、録画していた『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を観ようと思い立つ。録画した映画は結局観ないことが多いので。

クーラーのついた部屋を暗くし、一人、映画を観る。
講義も仕事もない日ゆえにできたことだ(無気力状態に入った時も自分が義務だと感じていることには取り組む。ただしクオリティはヒクぐらいに低下する)。

内容についてはネタバレが怖いのでコメントしない。

感想→ 
よかった。感動した。無気力状態の僕はあまり期待をしないので、その分も感動した。

結果として、まさかの半日で無気力状態を脱することに。最短記録である。

考察:何が良かったのか

今後も確実に僕を襲うであろう「無気力状態」。ぶっちゃけその源泉については考えたことがあり、仮説は立っているのだが、それを言語化したくないためここではスルー。

起こるのは確実として、対策は持っておいたほうが良いに決まっている。
当然のことながら、社会人になってからも振り回されていては非常にやっかいなことになるだろう。

行動としては「コンテンツを消費した」ことだが、これは以前もやっていた。つまりもう少し具体化すべきである。

まずコンテンツの種類。
内容はよく消費しているコンテンツとは違うもの。以前までの無気力状態で消費するコンテンツは普段から触れているようなジャンルだった。

また形式。映画だ。

映画館でなかったとはいえ、映画館的な雰囲気はつくっていた。
これが僕の身体性やストレスを奪い、没入を促したのではないか。
それにより無気力状態の影響を最小限に抑えることになったのかもしれない。

あとは今回、タイミングもよかった。
義務的な内容が何もない日だ。いつもの無気力状態ならいっさい生産的なことせずに過ごす一日。

しかし暑すぎる環境が僕にクーラーを求めさせ、ついでに録画されていた映画を観はじめた。

まとめておこう。

無気力状態を脱する方法?
① 普段からは触れていないコンテンツを視聴
② 環境を映画館に近づける(主体性を奪う)
③ タイミング

③が方法ではないし、とりあえず次の無気力状態のときに再現してみないとわからないが、こんな感じ。
僕的には②が納得感ある。

*これは僕の「無気力状態」対策ですので、他の人の場合に当てはまるとは限りません。

物語が変えるのは-世界

――物語は、感じる空気を変え、観える世界を変え、聴こえる音を変えてくれる

『ナミヤ雑貨店』を観た後、部屋を出ると、朝感じた重苦しい空気がなくなっていた。観える世界は明るく、聴こえてくる音もクリアだ。

単純に天気が良くなっただけなのかもしれないが、しかし物語が僕の世界の感じ方を変えてくれたのだと思う。

物語にはそういう力がある。

差別とか偏見とか、物語でそれをされる側を追体験することで考え方が変わる。
バカだと思っていた人の行動に敬意を抱けるようになったりする。

僕自身、アマチュアながら、人の世界(の見方)を変えるような小説を書きたいと思っている。


――とりあえず、経験的には今年度にあと2回は無気力状態が来るはず。そこで再現性を確かめます。



学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。