0810/のぼせるキッチンとお盆のキヲク

世の中はお盆休みに入らんとするも、あまり関係ない私たち夫婦(私は産休中だし、夫はそもそも休みという概念がとても薄い仕事をしている)。

夕方
夫「帰る!深夜になっちゃうけど…。今日何も食べてない…」
私「OKぶり照り焼き作るから、とっとくよ」

のぼせるキッキンで色々作る。

・なす煮浸し
・ぶり照り焼き
・モロヘイヤとえのきの味噌汁
・サラダ
・玄米ご飯(まとめて4号)

(こうやって書くとそうでもなかった)
ほんとはこれにズッキーニorえのきの肉巻き…と思うも、キッチンが暑すぎてギブアップ。クーラーをキッチンまで効かせようととなりの部屋から扇風機で送風するも、間に合わない。
あゝ熱帯夜。

真夏。
水が出るはずの蛇口からお湯が出る。
1分くらい出しっぱなしにして、やっとぬるい水に辿り着く。真夏だ。ものがすぐに腐る。

深夜の1時をまわっても夫帰還せず。
(終電終わるな…)と思い「帰れぬ?」と送るも、「タクシーでなんとか帰る」と言う。
ちょっと待ってようとした結果、電気つけたままベッドで寝落ちしてしまってそのまま朝6:30まで寝てしまう(病院タイム起床)
やっちまった…

あれ、朝6:30?

夫、まだ帰ってきてない。
「あれ?いない?」
「まだ仕事終わらず…」
すぐにラインが返ってくる。ということは、うわ今まだ働いてるのか。大丈夫なのか。

「無理して帰ってこなくていいから睡眠優先を…」と送り、9:00に目覚ましをかけ直し電気を消して寝直す。

11:30起床。全く目覚ましに気が付かず寝てしまって自己嫌悪(またやってしまった…)

夫のせいにしたくなるけどそれは違うと思い直す。とにかくレタスをちぎってトマトを切って、シーチキンの水煮(重宝する)ぶっかけて、納豆ご飯をたべる。(遅い朝ごはんとする)

「ごめんよ、ちあき」と腹の娘に呟く。ぐにゅぐにゅと動いている。10:30頃夫から着信が入っていたことに気が付きラインを送る。

「大丈夫?」
「ひさしぶりにボロボロ」

夏だ。
夫は夏がどんどん嫌いになっていく。
忙しさと真夏のピークが重なる。

外が暑いことにも気が付かないまま、夫は箱の中で過ごして、いつのまにか秋になる。秋になると、ホッとした表情をみせるのだ。

これでそんな夏は5回目で、
私はひとり勝手に遊ぶ術を学んでいく。

でも昨日「帰る」と言い張っていたのは、落ち込んでいた私の退院後だから、なんとか会おうとしてくれていたんだろう。優しさなのだ。

……

これからはじまる
ワンオペ育児に想いを馳せる。

「夏休み編」きっと大変なんだろうな。

なんで大人の夏休みは
子供よりもみじかいのだろう。

お盆とは。
そもそも私はお盆にそんないい印象がない。実家が寺なので、お盆は特に繁忙期。両親がピリピリしはじめるのだ。

弟と妹を従えて、お茶出しの手伝いをする。
「お茶、飲んで行きませんか〜?」とお墓詣りの参拝客に大きな声で叫ぶ。
「あら偉いわねぇ」と言いながら大人たちは嬉しそうな顔をして冷たい麦茶とお菓子に手を伸ばす。《お寺の子》としての役目を果たす。自分たちが一生懸命声をかけると、可愛がられることを子供ながらにわかってやっていた。あざとい。

私の、お盆の、キヲク。

普通はもっと、
お盆って楽しいイベントなのだろうか。

旅館もホテルもべらぼうに値段をあげる。ということは、それだけ需要があるんだろうな。(ずっと仕事で値付けをしていたのでその点敏感)

暑い夏。
麦茶を沸かすのすら躊躇われる。

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