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シナリオセンター研修科課題「憎しみの一瞬」。憎しみをセリフでなく動きで見せましょう。

こんばんは、ピーマンが2つだけ余っていたので丸焼きにして醤油かけたら美味しかったです。

さて、シナセン研修科課題一瞬シリーズの第二段目「憎しみの一瞬」です。


目次
1.読む
2.「憎しみの一瞬」とは
3.先生の評価はこんな感じ
4.好きなとこ


1.読む

題名 レッツゴー写真部
人物 久保亮太(17)高校生、写真部
   山田クオモ(17)高校生、転入生
   三咲恵美(17)高校生
   小野田晋平(17)高校生、写真部


2.「憎しみの一瞬」とは

研修科カリキュラムには次のように書かれています。

一瞬シリーズは、意図的にシーンとして見せる勉強をしましょう。
葛藤させてボーンと憎しみの瞬間へ。
それを映像で、セリフではなく映像で分からせたいですね。

魅せたいシーンでセリフを使えば使うほど安っぽくなってしまうのが映画です。ラブストーリーで繰り返される「大好きだ」「私もよ!」なんてつまらないし、戦争映画で「戦争は嫌!」「戦争しちゃダメダメ!」なんて言っててもうるせーだけです。見せるから魅せるなんて言葉もあるぐらい、映画において動きというのは大事なんです。

「大好きだ」「私もよ」なんてのもそれはそれできっと素敵なのでしょうけど、漫画や小説と違い、映画は人間や小道具を動かすことができるので、セリフを使わずにバチコーン!とハマるシーンを描けるようになりたいものですね。

セリフを省きキャラクターを動かす、そういう練習のためにこの一瞬シリーズがあるようです。


3.先生の評価はこんな感じ

・主人公の前に現れた突然の外国人転校生。すぐに恵美とからむトップシーンに無駄がなくよく描けています。
・クモオと恵美のキャラ。かみ合わないセリフが面白い分、主人公の亮太のキャラが弱い。
・クモオが恵美にウィンクをしたときから亮太の心中は穏やかではないはず。怒りが湧いてきた時、クモオが写真部に入部「以外と悪い奴ではない」と思ったが、腕を組んで歩いている現場を目撃して・・・。亮太の心情を追って書きましょう。
憧れもあり、声もかけられないほどの好きな恵美を取られてしまった。
彼氏が出来たことで恵美の写真が売れない、どちらの憎しみにも取れます。

・恵美が入部するシーンはオチになるので描かなくてもいいです。

先生が山田クオモを、最後まで「クモオ」と勘違いしてたのはもう気にしないでね〜。勘違いなんて誰でもあるし別にへっちゃらです。いいのいいの!

キャラ設定に対してよく書けている憎しみのシーンと言われました。それまでユーモアで返していた久保がペンで撮った写真にカキカキと落書きしてるとこが一瞬ですね。情けないやつなんです。

しかしクオモのキャラが強いおかげで主人公の久保が弱いんですよね。読み直して思ったのが、こんなに明るいやつの人の憎しみ方はもっと何かあるはずだ。ということでした。なにせ実績もある写真部の裏では、依頼の来た生徒の写真を撮影しオークションを開いて売っぱらっているわけですから、もっと練り込まなくちゃいけませんね。


4.好きなとこ

・山田クオモという名前が好き
僕はWeezerというバンドが大好きで、ボーカルの名前を使ってみました。

・可愛い子の写真を学内で売買する設定が好き
中学高校ん時に、イベント時の写真が壁に張り出されて、ほしい写真の番号を書いて写真を買うというシステムがあったのですが、あぁいうことをこっそりやっている人って絶対いるよなという僕の偏見から生まれた設定です。

・心地高校という学校の名前が好き
心地が良かったはずの学校で、主人公の久保は心地が悪くなってしまうという、説明しないと分からないような設定が好き。

こんな感じで一瞬シリーズ第二弾「憎しみの一瞬」を終わりますー。

チャレンジしてみた方などいらっしゃいましたら是非読ませてください、他の方の書いてみた脚本も読んでみたいです。

明日は「愛する一瞬」です。

ではまた次回!

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