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僕のうた

26
ふと思ったことを僕なりの詩にして書いています。
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#旅

【詩】この世界を離れる前に/【Poem】Before leaving this world

【詩】この世界を離れる前に/【Poem】Before leaving this world

私の前で 泣いてください
この世界から いなくなり
ガンジスの 大きなうねりにゆだねてきます
あなたを残すさみしさは
永遠に この世界に残ります

私の前で 怒ってください
あなたを残していなくなる私を
どうか許してください
あなたに残るわだかまりは
死ぬまでずっと残ります

私の前で 笑ってください
いつかあなたに会える時間(とき)を信じて
私はあなたを見守ります
あなたの笑うその顔は
私をいつ

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【詩】チャイ

【詩】チャイ

チャイという飲み物は
牛乳と水をミックスします
茶葉を沸騰するまで煮詰めます
砂糖やお塩をたくさん入れて
私の思いをこしていきます

おはよう
いらっしゃい
おつかれさま
おかえり

できあがったチャイという飲み物は
熱くて飲むのが大変だけど
その熱い思いがあるから
心も体もほっとします

ごちそうさま

【詩】瞑想

【詩】瞑想

さぁ身を離れて ありのままに戻れ
木の葉が落ちていくように
自分のオリから 自由に飛んでけ
ハトが空を求めていくように

ぼくは何に 寄りついているんだ
仏は頼るものじゃない
どんなに考えても 幸せはわからない
光は自然とやってくるんだ

【詩】エアロビ

【詩】エアロビ

踊れ!ずれたっていいんだ
楽しめ!みんなで動けば楽しくなる

走れ!遅くたっていいんだ
楽しめ!汗をかけば気持ちいい

進め!人と違ったっていいんだ
楽しめ!今この瞬間を

【詩】なぜ山に登るのか/【Poem】Why do you climb a mountain

【詩】なぜ山に登るのか/【Poem】Why do you climb a mountain

なぜ山に登るのか
登ったんだと自慢したい
登る朝日を見てみたい
数ある絶景を見てみたい

なぜ山に登るのか
あなたへの愛を叫びたいから
愛する人を弔いたいから
登った自分を好きになりたいから

なぜ山に登るのか
ただそこに山があったから
夜明けがもうすぐやってくるから
今ここに自分がいるから

あなたが登るその山に
青い鳥はいるだろうか

【English】

Why do you climb a

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【詩】せせらぎ

【詩】せせらぎ

小川のせせらぎチョロチョロチョロ
ヒマラヤの峰から染み渡る
石清水から流れ落ち
体中に染み渡る

滝のせせらぎザザザザザーッ
流れるすべてを打ち砕く
見る者すべてを凌駕する
心の闇を打ち砕く

川のせせらぎサラサラサラ
ガンジスの流れに身を任す
聖なる川はわれらを癒し
どんなものも洗い流す

海のせせらぎザブンザブーン
すべてのものを包み込み
母なる場所へと連れていく
私たちを包み込む

そうして

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【詩】ミツバチ/【Poem】Honey  bee

【詩】ミツバチ/【Poem】Honey bee

美しく咲いている花たちは 今日もミツバチを躍らせる
どんなに花びらに触れようと その蜜の味に触れることはできない
どんなに枝葉に触れようと その心に触れることはできない
けれどもそこにある花たちは ミツバチを躍らせ狂わせる

その妖艶さ 暗闇に咲く白い花
夜のネオンが 白い花を光らせる
朝には消えゆくその花に ミツバチは心のよりどころを求める
日が昇れば消えていく 夜の花は咲き誇る

ミツバチたち

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【詩】舞い踊る

【詩】舞い踊る

クマリが街を練り歩く日に
何を思って舞い踊るのか
我が子を残して舞ったあなたに
永遠の眠りを私は祈ってる

子どもがまだ大人でない
そんな時にあなたは舞ってしまった
愛するあなたがこの世界を走りぬき
わたしもこうして走りぬく

町中の人たちがざわめくときに
あなたを思って私は踊る
いつか会えるその時まで
私は空に向かって舞い続ける

【詩】この宇宙の片隅に

【詩】この宇宙の片隅に

広いはらっぱに寝そべると
青空で雲が走っている
太陽が月と追いかけっこをする

雲たちが雨粒をふらそうと
鳥たちがざわつこうと
僕には彼らがわからない

草たちが僕の背中でつぶれても
草たちは僕のことを知らない

太陽が月にかくれるように
草たちの本性など空は知ったことない

それでもこの宇宙の片隅では
欠けてはならないひずみの中で
肩を寄せ合って生きている

頼りたいのに頼れない
不安の中に生き

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