〜玉ねぎの黒ビール蒸しと
じっくり低温調理した豚ロース
ブルーベリーと
バルサミコのソース〜

玉ねぎを黒ビールで蒸し焼きに。
豚ロース肉をマリネ液ごとじっくり低温調理。
黒ビールのコクと玉ねぎの甘み、豚肉の旨味の相性が最高です。
ブルーベリーとバルサミコ酢の爽やかな酸味が全体を引き締めてくれています。

ビール、ワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎などなど…どんなお飲み物にも合わせやすい一皿です。

豚肉
豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれています。肉体疲労回復にとっても効果があると言われています。
また、玉ねぎと一緒に食べると吸収率が5倍近くにも高まると言われています。
スポーツをする人や、体を酷使するお仕事の人は是非取り入れたい食材ですね。

さらにビタミンB12という成分も含まれています。この成分は血液を作るビタミンとして大切な物で、植物性の食材からはほとんど摂れないそうです。
動物性の食べ物を摂取しない人の多くが、この成分が不足していると言われています。
このビタミンには脳の働きを活性化する作用もあり、色々な情報や、目まぐるしく変わっていく時代に疲れてしまった現代人にとって、必要不可欠なビタミンとも言えそうです。
受験勉強を頑張っている学生さんに、縁起を担いで「カツ丼」を用意してあげる事は、こんな所でも効果を発揮してくれるかもしれませんね。

玉ねぎ
玉ねぎには硫化アリルや硫化プロピルと言う成分が含まれています。この成分がビタミンB1と結びつき、吸収を助けてくれるそうです。
玉ねぎの辛味、匂い、目が痛くなる原因は主にこの硫化アリルと硫化プロピル。水に溶けやすいので、切った後に水にさらすと辛味を抜く事ができます。
玉ねぎを切った後に空気に触れると辛味が一層増します。サラダなどにして食べる場合は切ったらすぐに水にさらしましょう。
しかしながらこの辛味成分、加熱する事で甘みに変わります。その甘味はなんとお砂糖の数倍〜数十倍とも言われています。
ハンバーグや炒め物、煮物などに使う時は切った後、30分程置いてから調理すると甘味や旨味がぐっと引き出されます。
食べ方によって、ちょっとだけひと工夫をするだけで、食卓にプロの味が並ぶ様になるはずです。
色々試してみてくださいね。

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詳しいレシピ

豚ロース肉…150g 2枚

マリネ液
水…100g
塩…15g
ハチミツ…8g
タイム…2枝
粒黒胡椒…5粒程度
玉ねぎ…1/4ヶ

玉ねぎの黒ビール蒸し
玉ねぎ 小…1ヶ
黒ビール…200g
塩…2g
黒胡椒…1g
ハチミツ…10g
ローリエ…1枚

ブルーベリーとバルサミコのソース
冷凍ブルーベリー…50g
バルサミコ酢…100g
赤ワイン…100g
ハチミツ…30g

マリネ液を作ります。
玉ねぎを繊維に対して直角に、1〜2mm厚にスライスします。
お水、お塩、ハチミツ、胡椒、タイムをお鍋に入れ火にかけます。
沸騰してお塩が溶けたら火を止め、切っておいた玉ねぎを加えます。そのまま冷まします。

お肉を準備します。
お肉の固いスジを包丁で切っておきますを
作っておいたマリネ液と一緒にビニール袋に入れます。この時、ボウルなどに水を張り、袋に水が入らない様にそっと沈めて空気を抜きながら、口を固く縛ります。
ジップロックのフリーザーバッグなどを使うと便利です。

玉ねぎの黒ビール蒸しを作ります。
玉ねぎの皮をむきます。この時、できるだけ頭とお尻を残しておいてください。土のついた根っこだけ切り落とし、芯の部分はつけたままにしてください。
縦半分に切ります。芯が残っていないと玉ねぎがバラバラになってしまいます。
小さなお鍋に切り口を下にして玉ねぎを入れ、黒ビール、お塩、ハチミツ、胡椒、ローリエを加えて蓋をします。
そのまま弱火にかけて、ふつふつし始めてから30分程蒸し煮にします。
そのまま冷まします。

ソースを作ります。
赤ワインをお鍋に入れ、強火にかけます。
1/4程の量になるまで煮詰めます。
煮詰まった所でバルサミコ酢を加え、さらに1/4程度になるまで煮詰めます。
ブルーベリーとハチミツを加え、一煮立ちさせたらそのまま冷まします。
ブルーベリーの状態によって水分量が変わるので、冷めてもまだゆるい様でしたらもう少しだけ煮詰めてみてください。

お肉と玉ねぎを焼きます。
お鍋などにお湯を沸かします。温度は63〜65℃を保ってください。
お肉をジップロックごとお湯に浸け、30分程加熱します。この間も63〜65℃を保ってください。
また、この間に玉ねぎを焼いておきます。オーブンペーパーを敷いた天板に玉ねぎを乗せ、180℃に温めておいたオーブンで15分程温めます。
玉ねぎの表面が少しこんがりしてきたら大丈夫です。
お肉を取り出し、水気を拭き取り、油を敷いたフライパンで表面だけさっと焼きます。
この際、お肉に水分が多く付いていると油がはねて危ないので、水気を拭き取る事と、フライパンにお肉を乗せてから火にかける事をお勧めします。

玉ねぎ、お肉をお皿に盛り付け、ソースとオリーブオイル、黒胡椒などで仕上げて召し上がれ。