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いつまで子どもの心を持ち続けられるのかな

娘の乳歯はほぼ抜け替わり、
あとは奥の方に2本残っているのみ。
日本では乳歯が抜けたら、
下の歯は屋根の上に投げ、
上の歯は縁の下に投げ入れると祖母に教わって、
自分も屋根に向かって投げた経験があるけれど、
最近の子はどうなんだろう?
ちなみに娘の父親の国、
アメリカではそんな習慣はない。
代わりに“tooth fairy(歯の妖精)”が活躍している。

子どもたちは乳歯が抜けると、
その歯を枕の下に置いて眠る。
すると寝ている間に妖精が来て歯を持って行き、
代わりにコインを置いて行ってくれる。

在米時代に聞いた相場は大体1ドルだったが、
アメリカ人の夫が小さかった頃は、
25セントコインが主流だったと聞いた。
昔はなかった1ドルコインができたのも
時代の流れだが、やはり相場も、
時代とともに変化しているらしい。

この歯の妖精の話、クリスマスイブの夜に、
サンタクロースがプレゼントを
届けてくれる話を連想してしまう。
子どもたちが、何歳までサンタクロースや、
歯の妖精の存在を信じているかは不明だが、
少なくとも歯が抜け替わる時期の子たちは、
本当に歯の妖精がお金を置いて行ってくれた
と信じているようだ。

寝ている子を起こさないように
枕の下に手を入れ、
抜けた乳歯とコインをすり替えるのは、
たいてい両親の役目。
クリスマスプレゼントも、
子どもを起こさないように
置かなくてはならないかもしれないけれど、
欧米ではたいてい
クリスマスツリーの下に置くので、
枕もとでゴソゴソしなくていいし、
年に1度だからまだいいだろう。
でも乳歯は20本もある。
だいたい5~6年の間、抜ける度に、
20回もこの作業をするのは結構重労働だ。
(平均すると年間約4回)

ちなみにうちの子は日本育ちだが、
マンション住まいで投げる屋根も
縁の下もないので、アメリカ方式を貫いた。
今のところ20本中18本が抜けたので、
私は18回も真夜中の
枕の下の入れ替え作業を行った。
娘は現在9歳だが、
まだ妖精が来たと信じている模様。
もしくは薄々私の仕業だと感づいているが、
それを言ってしまうと
コインがもらえなくなるので、
黙っているだけかもしれない。

ちなみにtooth fairyは日本の妖精ではないし、
日本の硬貨を置くと嘘っぽくなってしまうので、
在米時代コレクションをしていた
アメリカの小銭を置いている。
そしてtooth fairyは娘の歯が抜けそうになると、
アメリカから飛んでやって来る、
という設定にしている。
いつまで子どもの心を持ち続けていられるのかな。
あと2本抜けるうちに、「そんなわけないよ!」
とバレるのを恐れている母である。

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