見出し画像

『自由の監獄』Lyric解説

自由の監獄


誰かのために歌っても
変わんないものばかりあるでしょう?
ほらまた個性に厚化粧
LIFEGET

(誰かを救いたい誰かのためにと歌詞を書いて歌っても、自分自身は何も変わらないこともある。自分のためにやらない音楽なんてクソ食らえだ。”自分”という個性に厚化粧をして本音より建前を使ってばかり。LIFEGET→自分の人生を全うしろ・しっかり生きろ)


ハイライトメンソールからレギュラー
やめたレスタ
こんな俺でもいけますか?
緑を吸って目は真っ赤より
青い心で歌うラッパー
(煙草はやめられないが、市販薬乱用はやめた。こんな俺を受け入れてくれる人には感謝している。
緑→マリファナ・大麻 
目は真っ赤→大麻接種時の目の充血
青い心→「ブルーマインド」は「レッドマインド(赤い心)」との対比で付けられた名前です。アメリカの神経科学者であるキャサリン・フランセン博士が、ストレスや不安、怒りや絶望といった感情を指す用語として「レッドマインド」という言葉を用いていました。これに対して、「水」は平和で幸福感に包まれた穏やかな感情、つまり「レッドマインド」とは全く逆の感情を引き出すことから、ニコルズ博士が「ブルーマインド」と名付けたのです。
引用元 https://natures.natureservice.jp/2022/04/13/12447/#:~:text=%E3%80%8C%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%EF%BC%88%E9%9D%92%E3%81%84%E5%BF%83%EF%BC%89%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF&text=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%A7%91%E5%AD%A6%E8%80%85,%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82 )



今見てるものは現実か夢か
(現実だけを見ていては夢を見ることが出来ない。夢を見ることがなければ現実で誰かと比べることもない。しかし、夢がなければ前に進むことができない僕たちは夢と現実、両方とも生きている間に見なければいけないものなのだ。)



鼓動のビートでも
FAKEは捨てられるからさ
己の本音隠すよりも先に音に乗せ
(自分の鼓動のBPM→動く心臓→生きていること
ただ生きているだけでも偽物とわかった時点で捨てられてしまう世知辛い世の中。それならいっそ建前を使うよりも先に本音を音に乗せて歌っていたほうが人生を全うできるんじゃないだろうか?)



誰かに届け!救ってやりてえ!
願ってもBADDAY 叫んで足掻けど
全ては妄想に終わり
土にも還らず永遠にとどまる
(冒頭にも書いたように、誰かに届け・救ってやりてえと歌って願ったとしてもほとんどが夢のまま。現実にはならない。たとえ足掻いたとしても循環、再利用さえされず消えてしまう。)


俺達は閉じ込められる
自由という監獄に
だが確かにここで生きた
共に忘れるな
(自由になればなるほど、自分の責任は自分で取らなければいけない。自分の意見や立場をすぐにねじ伏せてしまわれるようなこんな世の中でも少し不自由なおかげで心に余裕ができているのではないか。
それがあなたたちにとっての自由や夢や現実や人生なのかは、僕にはわからない。だが、何十億年も前からある地球でたった一回の数十年から百年ほどの人生を共に生きることが出来たのは嬉しいと思う。)


たとえ綺麗な目をしてても
そこには現実だけが写ってる
動かす心臓 
You Go or Come short Course
閉じ込められてる自由の監獄
(たとえ綺麗な目をしていたとしても、そこに映るのは現実のみだ。これに関しては夢とか現実とか関係ないと思う。それでも生きている。
You Go or Come short Course→近道に行くか来るか
人生、何もうまく行かないことばかりだ。近道もあれば遠回りをすることもある。近道だと思っていたことが遠回りだったこともざらにある。自由とはどちらのことを言うんだろうか)


たとえ黒くない肺だとしても
社会の空気に汚されてる
だから今日も生きて歌う
閉じ込められてる自由の監獄
(煙草を吸っていないきれいな色の肺だとしても世間の空気、雰囲気に飲まれて気持ちを支配されている。だから僕はそこから抜け出して本音を歌詞にぶつけたいんだ。)


自由という言葉の概念に
理由、問いかけて待って十数年
(何度も問いかける。自由とはなんなんだろうか?考え出して十数年も経ってしまった)



いくら進めていわれても
偽る全て見た目エゴ
並べたような大人たちが蔓延る
見てないものを語り継いでる
もう誰の言葉も信じちゃいない
この目で見たものしか本当じゃない
(前を向けと言ってくるあの人たちは僕とは逆方向を向いているように感じる。自分の本音を隠し、結局偽った部分しか見せていない。そんな言葉なんてただのエゴだ。ゴミだ。そんな大人ばかりだ。ネットで読んだか誰かに聞いたかわからないようなものばかり語り継ぐ。疑うってことを知らないわけだ。だから僕はもう誰の言葉も信じない。自分の目でしっかり見たものしか信じないし、歌わない。)


夢を追いかけまた逃げる現実
目を背け今日もなにかを手に入れる
その先あるものなにかもわからず
遠くて近い夢に問いかけてばかり
(夢を追いかけてばかりでは現実から遠ざかって逃げているだけだ。何かを手に入れた時、君は何かを失ったり目を背けたりしてるんじゃないか?手に入れた物の先には本当に自分が欲しいものがあるんだろうか。そんなことも現実ではなく、夢に問いかけてばかりだ。)


SNSで誰かと比べる
付いてくラベル 
無知のソクラテス
(SNSを見ては誰かと比べる。自分が上だとか劣っているとか。一部の情報だけを見て人にラベル、レッテルを貼る。ネットの情報を自分で見たことのように人に自慢するよりはソクラテス(古代ギリシアの哲学者)のように無知の知(自分がそれを知らないことを知る・知ったつもりにならずに知らないこと、わからないことは正直にわからないと認めるべきという考え方)を身につけるべきだ。)


これしかないんです。
傘閉じLonely…燐火とネオン街がくすみ夜が明ける
(僕は音楽や作品を通して自分の本音をぶつけて後世に残していきたいという意志しか生きている価値を見いだせないんだ。
元名雨と凛 でよく“雨くん”と呼ばれていた。雨はもう止んでいる。傘を閉じよう。夜が明け、燐火(雨の降る闇夜に浮遊する青白い火)もネオン街もくすんでいる。大丈夫だ。前に進める。)
傘閉じLonely→かさとじろんり→か“さとじろ“んり
燐火→燐→小鳥遊燐
ネオン街→ネオン→neon


ここで終わるわけにはいかない
理想ばかりじゃなにも見つからない
生きてる限りなにかに囚われる
言葉通し皆に伝えたい
(この曲を出して僕は満足しない。これはスタートラインだ。理想、夢、妄想、ばかりを見ていたら何も始まらないんだ。生きてる限り自由という概念に囚われていることからは逃げられない。それがわかった上で僕は、僕の言葉でそれを発信していきたいと思う。)



たとえ綺麗な目をしてたとしても

その目には汚ねぇ世の中が映ってる

動かす心臓 

You Go or Come short Course

閉じ込められてる自由の監獄

たとえ黒くない肺だとしても

社会の空気に汚されてる

だから今日も生きて歌う

閉じ込められてる自由の監獄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?