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『ときどき旅に出るカフェ』がすごく好きな内容だったので紹介したい!

最近読了した近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』(双葉文庫)という作品がとても面白かったので紹介します!

この本は、数ヶ月前にヒガクレ荘の貸し本棚を見ていて選んだ1冊です。近藤史恵さんの本を多く置いていた棚店主さんがいて、「きっとこの棚店主さんは近藤史恵さんの面白さをみんなに知ってほしいんだろうな…」と勝手に想像して気になり、いろんなシリーズがある中でまずは単発作品っぽい今作を買ってみました。

まず読み始めて1話目ですぐ「この本、買って正解だったな」と思いました。なぜならば、世界中のユニークなお菓子と日常の謎という私がとても好きな要素しかなかったからです。

店主のまどかが世界中で食したスイーツを再現して提供している「カフェ・ルーズ」。苺のスープやツップフクーヘンなど、今作を読んで初めて知ったメニュー(個人的には鴛鴦茶や香港式ミルクティー・レモンティーも気になりました!)が数多く登場し、私もこのお店が近所にあったら瑛子と同じく常連になりそうだなと思って読んでいました。

今作の後半でカフェ・ルーズを模したような人気店が出てきましたが、本やネットで世界中のレシピを知ることはできても、その国で愛される「本物の味」は実際に現地で食べてみないとわからないし、再現も難しいのだと実感しました。(確かに日本人の口に合うようにアレンジされている外国の料理もよくありますよね)私も円のようにいろんな場所を旅して、未知の味とたくさん出会ってみたいです!

また、瑛子も円も職場の人間関係や忘れられない過去に悩む時がありますが、美味しいスイーツとの出会いが身近にあるから辛い毎日でも頑張れるのだと実感しました。日々の辛さを乗り越えるヒントは、カフェ・ルーズの美味しいスイーツに隠されているのかも…?

続編も少し前に出たみたいなので、そちらも近いうちに読んでみたいと思います。また知らない世界中のスイーツに出会えると思うと、続編があるというだけでかなりわくわくします。

スイーツや旅が好きならたまらない内容だと思うので、ぜひ読んでみてくださいね(^^)

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