AMMON TOKYO | KYOTO

AMMON TOKYOは2020年東京・神保町に、AMMON KYOTOは2022年京…

AMMON TOKYO | KYOTO

AMMON TOKYOは2020年東京・神保町に、AMMON KYOTOは2022年京都・三条にオープン。国内外問わず幅広いジャンルの展覧会を開催する現代アートギャラリー。ベテラン作家のみならず、日本の美術界を背負っていく若き芸術家が才能や情熱を発揮できる場になることを目指す。

最近の記事

【AMMON TOKYO】中川好一展 絵はその時の私

このたび AMMON TOKYO では、2024 年 1 月 5 日(金)より中川好一による個展“絵はその時の私” を開催いたします。中川は床屋の息子として大阪に生まれ、その後自身も理容の道へと進みます。 画業は 70 歳という晩年のスタートながら、静物や風景と根気強く対面しその時捉えた一瞬一瞬を生き生きと描くその精力的な様子からは、心強いパワーをもらえます。本展では、海産物や野菜など の静物画から奈良の風景など中川の眼差しを通した素朴ながらに澄んでいる日本

    • 【AMMON TOKYO】篠原希実験室 窯る。Ⅱ

      このたびAMMON TOKYOならびにWADA GAROU TOKYO Lab.では、2023年12⽉1⽇(⾦)より陶芸家・篠原希による個展「篠原希実験室 窯る。Ⅱ」を開催しております。 陶郷信楽を拠点に活動する篠原さんは、⾃作で築いた⽳窯を主に使⽤し、陶⼟の魅⼒を引き出す現代の薪窯焼成を追求しています。その肥沃な⼤地の素材を扱った魅⼒溢れる作品制作の活動は、国境を超え、2019 年にはスタンフォード⼤学、ユタ州⽴⼤学にてワークショップ、トレインキルン焼成に参加。海外での多様

      • 【TOKYO】作品自体がより近しい距離感にあれば

        ありふれた日常をテーマとしながらユーモラスな視点で制作された作品が並んだ個展「垢も身のうち」。制作のきっかけや今後の目標など、野村さんに本展の締めくくりとしてお話を伺いました。 「Living」シリーズのきっかけ ―子供の頃の体験で、美術館の空間は作品が自分を見てくれていないような気がしました。 普段美術に関わる機会の少ない人や子ども達にも美術や展示に気軽に触れてほしいという思いで制作して います。本シリーズでは作品自体がより近しい距離感にあればと思って

        • 【AMMON TOKYO】野村絵梨個展『垢も身のうち』

          この度 AMMON TOKYO では野村絵梨個展『垢も身のうち』を開催しております。水の 1/30 の重さである断熱材、スタイロフォームにカービング技法を用いてミニチュアの 世界を彷彿とさせる彫刻作品を作られています。 大理石とは真逆の軽い素材との出会い 野村さんは、学生時代に石彫を学び、卒業後は平面作品、粘土、さらにスタイロフォームを使った立体造形へと変化していきました。一見するとミニチュアのように見えますが、 実寸大の生活用品をモチーフにしており、実在する物と

        【AMMON TOKYO】中川好一展 絵はその時の私

          【AMMON TOKYO】 名方亜希展 《Own Axis》 展覧会終了後インタビュー

          AMMON TOKYO) 名方さん、この度は本当にありがとうございました。 会期を通して書のさまざまな形を見ることができ、嬉しく思っております。 名方亜希) こちらこそ、無事に会期を終えることができ嬉しく思っております。ありがとうございました。 AMMON TOKYO) 今回の展示を振り返って作品についてお伺いさせていただこうと思います。会期の間に作品を入れ替えるなどと、去年と今年の作品で違いが感じられて書が変化していると感じました。

          【AMMON TOKYO】 名方亜希展 《Own Axis》 展覧会終了後インタビュー

          【AMMON TOKYO】名方亜希 『own axis』

          この度AMMON TOKYOでは、9月8日より名方亜希による展覧会を開催しております。書家・祥洲氏に師事、伝統的表現を基盤とした漢字・仮名、そして現代美術まで幅広いジャンルを学び、書家として活動を続けています。 自家製墨による作品 本個展の作品は、作家自身の手によって調合された墨で制作されています。 メインビジュアル「LOVE」の力強い筆致から、じんわりと美しい滲みの表現など見渡せば実に多様な表情を見せる作品群の数々は、煤と膠の絶妙なコンディションによって生まれています。

          【AMMON TOKYO】名方亜希 『own axis』

          【AMMON TOKYO】自分が過去に出会った人たちやモノコトが、今に繋がり、未来への希望となる様な貴重な機会

          藤井健司 個展『色 / 空 Color / Emptiness』会期、終了いたしました。 来廊くださいました方、何度も足を運んでくださった方、本当に有り難う御座いました。 AMMON TOKYO:藤井さん、改めてAMMON TOKYOにて個展をしてくださり、本当に有難う御座いました。沢山の方から、またお会いしたい、またお話を聞きたいとお声を頂戴しています。確実に、藤井さんの世界のファンといいますか、住民が増えた感じがします(笑)この度の個展は、いかがでしたか? 藤井健司:

          【AMMON TOKYO】自分が過去に出会った人たちやモノコトが、今に繋がり、未来への希望となる様な貴重な機会

          【AMMON TOKYO】 Nirnvana

          藤井の作品を観た人は、五感を呼び覚まされる感覚になる。鈍っていたものが、本来のものに返るような、そんな感じだ。 自分の経験や考えに囚われ、狭く、小さくなってしまった自分から解放され、素直で純粋な自分になれる。人間という感覚が薄れて、自然の中にいる生き物としての存在になるようだ。

          【AMMON TOKYO】 Nirnvana

          【AMMON KYOTO】青山裕企 写真展 SCHOOLGIRL COMPLEX A to Z

          このたびAMMON KYOTOでは、2023年7月21日(金)より写真家・青山裕企による「SCHOOLGIRL COMPLEX A to Z 」を開催いたします。 写真家・青山裕企(あおやまゆうき)の代表的作品「schoolgirl complex」は、2006年から制作をはじめて2007年にキヤノン写真新世紀優秀賞(南條史生選)、2010年に写真集を刊行、シリーズ累計10万部以上のベストセラーになりました。2013年に、作品を原案とした映画「スクールガール・コンプレックス

          【AMMON KYOTO】青山裕企 写真展 SCHOOLGIRL COMPLEX A to Z

          【AMMON KYOTO】森洋史 古き名画と最新技術の融合

          古典やポップ・アートの名画と、アニメやマンガ、ゲームのイメージを融合させた作品を制作する現代美術作家・森洋史。 色彩鮮やかな作品の細部に注目すると、表面に光沢や凹凸があることに気づく。 森洋史「どうやってこれ作られているのだろうという表面の面白さを見ていただきたい」   《Cafe Terrace×Vincent Willem van Gogh×Super Famicom #1》(2022)では、アクリル系樹脂をLED-UVの照射によって積層させて造形し、さらに、車や

          【AMMON KYOTO】森洋史 古き名画と最新技術の融合

          【AMMON TOKYO】藤井健司 個展『色 / 空 Color / Emptiness』

          2011年より横浜とバンクーバーを拠点とする藤井健司。幼少期に水墨画、曼荼羅に魅了され、自然の曼荼羅の様な絵画制作を志す。そんな藤井健司の個展が、神保町AMMON TOKYOと銀座・和田画廊で2拠点で同時開催いたします。 『絵画に仕える』 膨大な時間を要する大作は年間に最大5枚くらいしか描けません。残りの人生の時間、体力のことも考えると、迷っている時間はないことに最近になって気付きました。 この15年間、迷い試行錯誤し実践してきたこと全てを今回の個展では総動員しました。

          【AMMON TOKYO】藤井健司 個展『色 / 空 Color / Emptiness』

          【AMMON TOKYO】          「制作の今後にとって貴重な経験でした。」

          唯夏個展『新・家族計画』無事に終了しました。 各地から沢山の方に足を運んでくださり、AMMON TOKYOも華やぎました。 改めて、個展おめでとうございます、そして有り難う御座いました! AMMON TOKYO(以下:AMMON):初めての個展はいかがでしたか? 唯夏:自分一人の力では出来なかった多くのことが実行できて、嬉しく思いました。お越しいただいた幅広い世代の方々から啓発激励を蒙り、今後の課題がいくらか明瞭になりましたね。 AMMON:学生から、親世代の方々まで本

          【AMMON TOKYO】          「制作の今後にとって貴重な経験でした。」

          【AMMON KYOTO】森洋史「デンジャラスを攻めた方が良い」

           古典やポップ・アートの名画、またアニメやマンガ、ゲームからの引⽤といった既存のイメージを組み合わせてパロディを仕掛けた作品を制作する現代美術作家・森洋史。  今回の個展では、「現代絵画の父」と呼ばれるフランスの画家ポール・セザンヌの《リンゴとオレンジのある静物》(1899)の構図をもとに、某有名ゲームのイメージを流用した静物画など、名画と現代のゲームやアニメのイメージをリミックスした作品が展開されている。 「デンジャラスを攻めた方が良い」  森の作品の特徴の一つは、某

          【AMMON KYOTO】森洋史「デンジャラスを攻めた方が良い」

          【AMMON KYOTO】          スーパースターとスーパーマッシュルームとファイアーフラワーのある静物/森洋史

          このたびAMMON KYOTOでは、2023年5月26日(金)より森洋史による「スーパースターとスーパーマ ッシュルームとファイアーフラワーのある静物」を開催いたします。森洋史は、古典やポップ・アートの名画、 またアニメやマンガ、ゲームからの引用といった既存のイメージを組み合わせてパロディを仕掛けた作品を制 作しています。皆様のご来廊を⼼よりお待ちしております。 ARTIST STATEMENT 今回、ヨーロピアンオールドマスターであるポール・セザンヌ

          【AMMON KYOTO】          スーパースターとスーパーマッシュルームとファイアーフラワーのある静物/森洋史

          【AMMON TOKYO】          『せっかく失敗した作品の手直しをしたくない』

          『ずっと引きこもっていた時期があって、自分の世界だけになってしまった時があった。その時は、周りが見えてなくて、周りを感じられてなかったのかもしれない。 大学に入ってから人と知り合うこと、人と話すことによって、どんどん世界が広がっていった。制作は、いろいろな手法を使うが、自分の軸は昔から変わらず、ブレずにきている。 それが良いとも思っているが、失敗した作品は手直ししたり、処分したくない。せっかく失敗したものだから。』 そう話す彼女から、静かなキラキラした素直で純粋なものを感じ

          【AMMON TOKYO】          『せっかく失敗した作品の手直しをしたくない』

          【 AMMON TOKYO】          唯夏 個展 / 新・家族計画

             『Z世代(自分の世代)よりも下の世代に向けて感じて欲しい。』 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻、現在も在籍中のアーティスト、上村唯夏。 今回の個展では、政治・メディア・SNSなどで持ち上げられている『家族』について感じたことを、純粋に表現した個展になっている。 昨今、報道されて、世の中でいわれている『家族』が、ただの枠に嵌め込まれているだけなのではないか。作品から生きることや、存在、命など、リアルな雰囲気と繊細なものを感じる。 『小さい頃から、字や絵を描くのが好き

          【 AMMON TOKYO】          唯夏 個展 / 新・家族計画